*****3歳馬*****
【ラズワルド】
★4/07(土)中山・3歳未勝利(ダ1800m)内田博幸騎手 結果11着
「イレ込んでいたので、馬場に入ってからはそのままビュっとは行かせずに、まずは時間をかけて落ち着かせました。もう少し気持ちの面で余裕がほしいから一旦息抜きさせてあげた方がいいのかもね。前の中山では左にモタれてたけど、今日は真っ直ぐ走れてたから、そこはそこまで気にしなくていいと思う」(内田博幸騎手)
【ブリリアントリリー】
★4/07(土)中山・3歳未勝利(芝2000m)武藤雅騎手 結果4着
「スタートが決まりましたし、内枠からもっと前々のポジションで積極的な競馬をするべきだったのですが、向正面で動きたい時に動けず、直線でも他馬と何度か接触してしまってチグハグに。スムーズに運べず申し訳ありませんでした。フワッと気を抜く場面は道中何度かありましたが、ブリンカーも効いているのか最後までしっかりと脚を使って頑張ってくれました。勝つ力のある馬だと思います」(武藤雅騎手)
【アージェス】
★4/08(日)阪神・3歳未勝利(ダ1200m)三津谷隼人騎手 結果15着
「ゲートに近付いたあたりからソワソワし始めて、中に入ったら隣の馬に馬っ気を出してしまって…。頭を上げたタイミングでゲートが開いたので、出遅れてしまいました。このダート短距離という条件はベストだと思いますが、今日の内容でそれ以上の事は…。レースを経験したことでの今後の変わり身に期待したいですね」(三津谷隼人騎手)
*****4歳馬*****
【レッドミラベル】
勝浦騎手「返し馬では力んでいましたが、ゲート裏では落ち着いて、ゲートの中でも大丈夫でした。後ろでもまれるのは嫌だったので出していきましたが、外の馬を行かせていい位置が取れましたよ。軽い走りではありますが、ダートの走りも問題なく、途中まではいい感じにいけました。ただ、後ろからまくられて並ばれた瞬間に全く抵抗することなくやめてしまった感じで、あとは惰性で走っているだけになってしまいました。普通なら並ばれても少しは頑張れるはずなので、それを考えると気持ちの問題なのかもしれません。ダート自体は問題なさそうなので、後ろから頑張らせる形のほうがいいのかもしれませんね」
【レッドクライム】
内田騎手「スタートを五分で出てくれましたしね。前走は後ろ目でレースをしたようですが、今回は前目で運びたかったので出ムチを入れながら積極的に出して行きました。ペースもある程度は流れていたものの、道中はリラックスして走ってくれていて感触も良かったです。ただ、勝負処でギアがスッと上がらず、ジリジリという感じ。直線に向いてからもファイトする気にはなってはいますが、最初に出して行った分、使える脚は残っていませんでした。返し馬の雰囲気なども良くて勝負できそうな気配だったのに、結果に繋げられずすみません」
田中調教師「ペースは少し速かったですけど、その割にも道中はリズム良く動けていたと思います。ただ、前半出して行った分、最後はガス欠になってしまった印象です。それでも粘り強く走れていたと思いますし、今回は休養明け。次は変わってくるはずです。今ならそこまで節をあけなくても出走できると思うので、このまま厩舎に置いて次走に向けて進めていきますよ」
【アンデスクイーン】
4月8日(日)阪神・梅田ステークス(ダ1800m)に岩田騎手で出走。馬体重は4キロ増の484キロ。メンコ着用。落ち着いた様子でパドックを周回。馬体の張りも上々で、気分良さそうにゆったりと歩けており具合はとても良さそう。他の馬にジョッキーが跨がると多少ピリッとした雰囲気を見せ、キビキビした歩様で馬場へ。ダートコースに入ってすぐ促されるとスムーズなキャンターで駆け出して行った。レースでは、揃ったスタートを切り無理なく中団やや後方の位置。インに入れてラチ沿いをロス無く進み、3~4コーナーで前との差を詰めつつ9番手前後で直線へ。直線で追われると最後までじわじわと脚を使って伸び6着。
西園調教師は「惜しくも掲示板は逃しましたが、3着から6着までは殆ど差が無く、1分51秒2の速い決着の中でもよく頑張っていると思います。ジョッキーも内で脚をためる理想的な競馬をしてくれました。今後については厩舎に戻ってからの状態も見て検討します」とのことだった。
岩田騎手は「出たなりの位置で無理せず脚をためつつ進めることができました。追い出してからもジリジリとですが最後まで良く伸びてくれています」とのこと。
*****5歳馬*****
【レッドアヴァンセ】
北村友騎手「スタートも決まりましたし、いい位置につけることができました。ペースも遅く上がりの瞬発力勝負になり、この馬には最高の展開になったのですけれどね。追い出してからビュンと伸びたのですが、坂で伸びあぐねてしまいました。道中前に壁が無くても折り合えましたし、外から来られても力むこともありませんでした。その辺りは馬の成長だと思います。直線も一旦前に出たので、あそこまでいったら何とか勝ちたかったですし、とても悔しいですが、このクラスでもやれるところは見せてくれました」
【アースコレクション】
4月7日(土)中山・4歳以上500万円以下(混・ダ71200m)に松山騎手で出走。馬体重は4キロ増の522キロ。メンコとシャドーロールを着用(レース時にはメンコを外す)。パドックでは、落ち着いた雰囲気で外側を大きく周回。プラス体重も太め感はなく、肩まわりの筋肉に張りがありスッキリと見せている。他の馬にジョッキーが跨がると、少し首が高くなり、徐々に気持ちが入り馬場へと向かう。スタッフの手が離れると、外ラチ沿いを速歩のまま、待機所まで進む。
レースではマズマズのスタートも無理せず後方からの競馬。後方4番手の位置で3~4コーナーを周り直線に賭けると、良い脚を使いしっかりと伸びてくるが、前も止まらず6着でゴール。勝ち馬とは0.2秒差。
レース後、尾関調教師は「最後の伸びを見ると、4コーナーでもう少し上手く捌けていたら、結果は違っていたかもしれませんが、見所のある競馬はしてくれたと思います。初めての1200mでしたが、思っていた以上にスムーズに運べていましたし、この距離でも脚を溜める競馬をすれば、十分勝負ができることが分かり良かったです。今日は競馬でメンコを外しましたが、それも良かったのかもしれません。この後は馬の状態にもよりますが、使い詰めると気性的に難しくなるところがありますし、権利も取れませんでしたので、いったん放牧に出す予定でいます」とのこと。
松山騎手は「勝負どころで上手く捌けずに、最後は届かない結果となってしまい、申し訳ありません。スタートも上手ですし、道中もリズムよく楽に追走できていて、最後の直線も良く伸びてくれました。1200m位の短い距離は合っていると思います。ノドの方も問題ありませんでした」とのこと。
*****7歳馬*****
【レインオーバー】
4月8日(日)福島・米沢特別(4歳以上1000万円以下・ハンデ・ダ1700m)に鮫島良太騎手で出走。馬体重は6キロ減の450キロ。耳覆いのないメンコを着用して落ち着いた様子でパドックに登場。体をスッキリと見せ、仕上がり具合は悪くなさそう。前と後ろの馬が、時折蹴る仕草を見せたが、動揺することなく集中できている様子で、いつもに比べやる気が感じられ状態も良さそう。他の馬たちに騎手が跨がると、程好い気合い乗りのまま馬場へ向かった。やる気を見せつつダートコースへ入るとスムーズに駆け出していった。
レースでは、マズマズのスタートも行き脚が付かず後方からの競馬。後方4番手の外で1コーナーへ入るが、ひとつポジションを下げ、前とは差のある後方3番手で向こう正面を通過。一気にペースが上がり最後方で直線へ向かうと、ジワジワとしか伸びることができず、2頭交わして13着でゴール。
田中剛調教師は「今回は前回使った時よりも具合が良かったので、もう少し頑張れると思っていただけに残念です。ゲートは出てくれたのですが、忙し過ぎたようで…」とのこと。
鮫島良太騎手は「心配していたゲートは出てくれたのですが、ペースが速く追走で手一杯になってしまいました。今日のペースはこの馬には忙しかったようです。もう少しゆっくり流れる競馬で、上手く脚を溜められればもう少しやれそうですが」とのこと。