*****3歳馬*****
【ラヴノット】
★3/17(土)阪神・3歳未勝利(ダ1200m・混)浜中俊騎手 結果12着
「砂を被ってまだフワッとしてしまうところがあり、勝負所でポジションを下げてしまいました。いい背中をしている馬だけど、この距離だとテンに忙しいので1400mくらいが合っていると思いますよ。あとは使いつつ体力を付けてくれば、内容や着順も変わってきそうですけどね」(浜中俊騎手)
【シングシングシング】
3月18日(日)中山・3歳未勝利(牝・ダ1200m)にC.ルメール騎手で出走。馬体重は6キロ減の448キロ。メンコ着用。パドックでは、落ち着いた雰囲気でゆったりと周回。外側を踏み込み良く歩き、マイナス体重も馬体に張りがあり、力は出せる仕上がり。ジョッキーが跨がると、程好い気合い乗りで馬場へ向かい、首を下げ良い雰囲気のキャンターで駆けていった。
好スタートを切り、芝コースを促して行き、5番手の位置に付け追走。3コーナー辺りから、気を抜かせないように促し徐々にポジションを上げ、外側から4コーナーを回り直線へ向かう。直線では、前にいた馬群を交わし良い伸び脚を見せるも、先に抜け出していた先頭からは離されてしまい、2着でゴール。
レース後、ルメール騎手は「今回は気を抜くこともなく、最後まで伸びてくれました。1200mだと少し追走に苦労していましたので、距離を延ばして1400mも良いと思います。また機会があれば、乗せてください」とのコメント。
また、新開調教師は「良い競馬をしてくれました。中山の坂も問題なくしっかりと伸び、今回は気を抜くところもなかったです。この条件でも合っているとは思いますが、ルメール騎手も言っていたように、1200mだとやや忙しそうですね。次走は馬の状態にもよりますが、1400mでまた同騎手に乗ってもらいたいと思っています」とのことだった。
【シップフォクイーン】
3月18日(日)中山・3歳新馬(混・ダ1800m)に戸崎騎手で出走。初出走の馬体重は、450キロ。メンコを着用しパドックに登場。とても落ち着いており、ゆったりとした歩様で周回を重ねる。体重に比べ小さく見せることも無く、スッキリとした馬体で、力は出せる状態か。ジョッキーが跨がってからも、雰囲気は変わらず、馬場へと向かう。少し行きたがる仕草で首を降り、直ぐにキャンターで駆けていく。集中して伸びのあるストライド。ゲートが開くと即座に反応し、好スタートを切る。馬なりで進め、内側中段の位置に付け追走。3コーナー辺りから、全体のペースが徐々に上がり始めるも、楽に追走し4コーナー辺りから仕掛け始める。直線に向き、そのまま上がって行くかに思えたが、思ったほどの脚は残っておらず、他馬にじりじりと交わされて15着。レース後、戸崎騎手は「最後はバテてしまいました。この分だと距離は長いように思うので、次は短縮した方が良さそうです。砂は苦にしていませんでしたし、ダートの適正はありま。これから使いつつ良くなっていくと思います」とのコメント。また、牧浦調教師は「輸送しても落ち着いていましたし、状態は良かったです。途中まで手応えが残っているような見えたので、もっと上の着順を期待していましたが、バテていましたね。距離が長かったようなので、次は短縮したいと思いますが、短い距離のレースだと、頭数が多くなることも予想されますが。一度レース後の状態を見てから、検討していきます」とのことだった。
*****4歳馬*****
【レッドジェノヴァ】
池添騎手「ゲート内でチャカついていて、真っ直ぐ向いてくれないところはありましたが、スタートは五分に出てくれました。1番枠でしたしロスなくレースをしたかったので、インから経済コースを通る形。前半は遅いペースでしたが掛かる感じもなかったですし、しっかり脚を溜めてくれました。勝負処でもスッと動いてくれて、直線では最内を選択しましたが、あとはスペースが開くかどうかでしたね。わずかなスペースでしたが馬も怯む事なく入ってくれてしっかり脚を使ってくれましたし、抜け出してからも遊んだりはしなかったです。先週稽古で乗った感触も良く、今週追い切って状態は更に上がった印象ですよ。初めてレースで騎乗したので比較はできませんが、舌を縛ったのも悪い方には出ていなかったですね。結果でしっかり応える事ができて嬉しく思いますし、良い時に乗せてもらいました。今日はありがとうございました」
小島茂調教師「今回は牝馬戦で負けられないと思っていたので、勝つ事ができて安心しました。池添騎手もジェノヴァの力を信じて思い切って乗ってくれましたね。舌を縛ったことも合っていたと思いますし、まだゲートに課題は残りますが、前走よりもテンションは落ち着いていましたよ。この後は馬体のケアを入念に行い、使えそうなら続戦する予定です」
【アンデスクイーン】
3月17日(土)中山・韓国馬事会杯(ダ1800m)に吉田隼人騎手で出走。馬体重は増減無しの480キロ。メンコ着用。放牧明けになるが時折鼻を鳴らして気合い乗りも程良く、落ち着いた様子でパドックを周回。馬体の張りも上々で、気分良さそうに伸び伸びと歩けており具合はとても良さそう。他の馬にジョッキーが跨がると気合いを見せ、軽く小脚を使って馬場へ。ダートコースに入ると少し行きたがる馬を落ち着かせてから、促されるとスムーズなキャンターで駆け出して行った。レースでは、マズマズのスタートも無理せず控えて後方からの競馬。最後方で1~2コーナーを周り向こう正面へ入ると、インから1頭交わして3コーナーヘ。インの後方2番手からコーナーワークを利用して数頭交わし直線へ向かうと、馬場の外目に持ち出され伸びてくるが8着まで。レース後、吉田隼人騎手は「前走で前目に付けたので、無理なく行けるかと思っていたのですが、思った程の出脚が無く前の集団を交わしてポジションを上げるには外に出して気合いを付ける必要がありそうでした。道中はためて欲しいという指示でしたので、無理せず内目を進ませました。最後はしっかりと脚を使ってくれましたし、やはりためる競馬が良いようです。大きな問題はありませんが、右に張って少し内にモタれるところはありました」とのコメント。また西園調教師は「前走のイメージが大きすぎたのかもしれませんが、もう少し前のポジションが欲しかったですね。中団の位置で脚をためられれば良かったですが・・・。あの位置からでは厳しかったと思いますが、最後は良く頑張って8着まで来てくれました。今後については厩舎に戻ってからの状態も見て検討します」とのことだった。
【アナザートゥルース】
★3/18(日)中山・4歳上1000万下(ダ1800m・混)大野拓弥騎手 結果:優勝
「周りを気にして走っているので、行こうとしたりやめそうになったり。促しながら、気合いをつけながらでした。3コーナー手前で前2頭に置かれた時は一瞬ヒヤッとしましたし、直線で抜け出してからも遊んでいましたよ。まだまだ難しさがありますが、いい雰囲気になってきていますし、遊び遊びでこの内容ですから昇級しても楽しみです。とにかくハートだけですよ」(大野拓弥騎手)