*****4歳馬*****
【アナザートゥルース】
「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(17~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。この中間もいいシルエットをキープしていますし、毛ヅヤも冬場とは思えないくらいピカピカ。調教本数を積み重ねてきたこともあり、状態面も確実に上向きです。ここにきてひと皮剥けてきたのではないかと思えるくらい、馬が充実していますね。初重賞制覇を達成したお兄さん(ルールソヴァール)に続いて欲しいものです。引き続き、いつ声が掛かってもいいように調整を進めていきます」(担当者)
【プラチナムバレット】
9日(金)にCWコースで6ハロン88.0-72.5-56.9-43.1-14.3を単走で馬ナリに追い切りました。「今週半ばまでは前走の疲れを抜くことに専念して、ウッドと坂路でポックラポックラ乗って調整。今朝は長目からサラッと単走で追い切りました。やればいくらでも動いてしまうタイプだし、次走に予定している3/04(日)阪神・大阪城ステークス(芝1800m・ハンデ)まであと約一ヶ月ありますので、徐々にペースを上げて進めていくつもりです。冬場の寒い時期で歩様が若干硬く映るものの、脚元や体調面に不安はまったく感じていない状態ですよ」(河内洋調教師)
【ソルオリーヴァ】
「内から突っ張ってくる馬がいたので無理せず番手に控えたのですが、道中は結構ハミを噛んでいました。行き切れば違っていたと思いますし、ハナに立ってから折り合いを付けるなど他にも手はあっただけに悔やまれますね。いいスピードを持っている馬。スンナリした競馬ができれば、勝ち組のメンバーでも勝負になるはずです」(岡部誠騎手)
「ジョッキーはうまく抑えて乗ってくれていたのですが、それでもハミを噛んでしまいましたね。今回のように逃げ、先行馬が多い時にはブリンカーからチークに替えるなど、厩舎としても工夫する必要がありそうです。結果的にペースが速くなって、後方待機の馬が台頭する流れに。最後脚が上がってしまったのも無理はありません。ここで決めてJRAへお返ししたかったのですが…。申し訳ありません。上がりの歩様も問題なし。笠松の方が馬場も合いますし、条件的にも有利なので、状態面に問題がなければ中1週で次の第20回笠松開催(2/20~)に向かうつもりです」(今津博之調教師)
【ホウロクダマ】
4日(日)に坂路コースで4ハロン56.5-41.2-26.7-13.8を単走で馬ナリに追われ、7日(水)にも坂路コースで4ハロン53.3-38.1-25.3-13.1を単走で一杯に追い切りました。「昨日の想定の段階では3節で入りそうだったのですが、結局4節まででフルゲートになってしまいました。11日(日・祝)の京都ダ1200m戦に投票した場合は出走できたのですが、京都の1200mよりは勝っている小倉の1000mの方が良いと思って…。気持ちを切り替えて、来週の18日(日)小倉・ダ1000m戦に向かいましょう。昨日の追い切りも目一杯の負荷を掛けて、それに応えてしっかりと動けているので、次が楽しみです」(中竹和也調教師)
【レッドアランダ】
新子調教師「だいぶ腫れは引いてきているので、明後日から調教を再開するつもりです。休ませず常脚での運動を続けていたこともあり、心肺能力はそれほど衰えていないと思いますので、順調にいけば再来週の開催に間に合うものと見ています」
【レッドクライム】
周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重496キロ。
引き続き周回コースと坂路を併用して調整しています。フレッシュで元気いっぱい、体もよく動いています。帰厩時期は定まっていませんが、須貝調教師から緩めず、ビシバシ乗り込んでほしいと要望があったため、あすから15-15を始めることにしています。
【レッドミラベル】
担当スタッフ「入場時に右前の歩様が悪かったので、膝を痛めたのかと思ってレントゲンを撮ったのですが、膝を含め異常は見つからず安心しました。数日で歩様も戻りましたし、レース後の疲れが筋肉痛みたいな形で出たのかと思います。いまはマシン運動と軽めにトレッドミルというメニュー。歩様を確認しながらにはなりますが、問題ないようであれば今週末から跨っていくことも考えています。馬体重は入場時440キロで今週は453キロ。体の戻りも悪くないですね。前回はソフト仕上げで送り出しましたが、こちらでソフトにやってきた分、追い切りと競馬でやられて体が驚いてしまったようなところもありそう。それが首からくる筋肉痛という形で歩様に出たようにも思うので、今回はいつも通りの調整でと考えています」
【レッドジェノヴァ】
本日、ミホ分場に放牧。
助手「昨日、角馬場で乗ってみてもソエは落ち着いて来ています。右トモに少し疲れはありますが、使った後はいつもの事なので問題ないです。放牧先でしっかりチェックしてもらい、すぐに乗り出してもらいます」
角馬場で運動。
小島茂師「明日ミホ分場へ放牧に出す事になりましたが、こちらで歩様を確認しておきたかったので、今日は角馬場でダクだけ乗ってみました。気が入り過ぎる感じもなく落ち着いて運動していましたし、飼葉の食いが良いので馬体重も502キロと戻って来ています。今回も短期の放牧になりますが、少しでもリフレッシュしてくれればと思います」
【カヴァレリア】
2月20日からの大井開催で出走の予定。10日、荒山調教師は「本日、時計になるところを単走で追っています。5ハロンからの時計は70.2、終いの3ハロンが40.4秒でした。馬なりで単走だったため、それほど動けませんでした。併せた方が気持ちが入るみたいです。乗り手の話では『コーナーで右手前で走っていると、少しトモが流れる感じがありますが、直線に向くとしっかり走れています。前走のレース前の調教でも、トモが流れる感じはありましたし、1度使われた上積みは十分ありそうです』とのことでした。次の開催での出走を予定していますが、開催前半なら本追いきり1本で、後半なら本追いきり前に15-15を挟むかもしれません」とのこと。
【アースミステリー】
2月8日、和田調教師は「本日、半マイルからサーッと流しています。この後は日曜日に小倉へ向け移動する予定ですが、3週目のハンデ戦は除外の可能性もありそうなので、来週の紫川特別に吉田隼人騎手で出走させたいと思います」とのこと。
*****5歳馬*****
【ラタンドレス】
「現在は600mの馬場をハッキングキャンターで2400m、坂路コースを1本(16~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。これまでと同様のメニューで調整を続けていますが、変わらず順調そのもの。馬体の方もだいぶフックラして、心身両面のリフレッシュ効果が窺えます。厩舎からいつ声が掛かってもいいように、引き続きジックリ乗り込んでいくつもりです」(担当者)
【ブランデーグラス】
7日(水)に坂路コースで4ハロンから0.4秒追走して併せ、55.1-40.6-26.6-13.2を馬ナリに追い切りました。「息持ちに多少不安を残しますが、追うごとに動きは良化してきており、以前よりも集中力が増して去勢した効果も窺えます。ここまでは至って順調に調整できていますよ。7日の夕方にトレセンを出発して、翌8日(木)に輸送熱などなく無事、小倉競馬場に到着しました。今は脚元の状態に不安もないですし、久々の実戦でも力を出せるよう仕上げていきます。来週2/18(日)小倉・4歳上500万下(芝1200m)にタクヤで予定しています」(牧光二調教師)
【レッドアヴァンセ】
周回キャンター3000m、坂路1本。馬体重477キロ。
調整が順調なことから予定を早めて今週火曜日に1本目の15-15を消化しました。前向きさも素軽さもありますが、背腰に疲れが出始めたので低周波で定期的にケアしています。きのうも追い切りましたが、あすも15-15くらいの時計を出す予定。今後は週3本追い切るなどペースを上げていきます。
【レッドイグニス】
マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター4200mを25-25秒。469キロ。
担当スタッフ「今週から普通に乗り始めました。乗った後の上がりで煩いところはありますが、全体的には以前より大人しくなって落ち着きも出て来ています。膝は、若干熱をもつこともあるので、しっかりケアしながら進めて、骨にいいサプリなども与えています」
*****6歳馬*****
【ルグランパントル】
「現在は舎飼い休養中です。右前の歩様は相変わらず一進一退の状況だったことから、4日(日)に改めて獣医師の診察を受けた結果、『笹針をした方がいい』という結論に達しました。栗田調教師の了承も得て、7日(水)に笹針治療を実施しています。針をした結果、右前と右の背腰が傷んでいたようです。1週間は舎飼にとどめ、乗り出しまでに少し時間を要することから、ノルマンディーファーム小野町に一旦戻して調整を進めていくようです」(担当者)
【レッドオルバース】
厩舎周りを曳き運動後、プール2本。
助手「昨日追い切ったので、今日は厩舎周りを曳き運動で調整してから、プールを2本のメニュー。出掛けの歩様はしっかりしていましたし、時折チャカつくところはあったものの、そこまで煩いところはないですね。飼葉も完食していて馬体重は515キロ。競馬場に行くまでに輸送で減りやすい馬なので、今はこれくらいの数字で大丈夫です」
*****7歳馬*****
【レインオーバー】
2月11日(祝・日)東京・4歳以上1000万円以下(ダ2100m)に江田照男騎手で出走。馬体重は、増減なしの456キロ。パドックでは、メンコを着用し落ち着いた雰囲気で周回。毛艶も良くきびきびと歩けており、この馬の力は出せる状態に。ジョッキーが跨がってからも、落ち着いた雰囲気で馬場へ向かう。返し馬もスムーズに行えていた。レースでは、ややタイミングが合わず後方からの追走。2コーナーを回り、3コーナーを過ぎた辺りから騎手の手が動き始め、促されながら4コーナーを回る。直線で、一旦は最高方まで下がるも、外側からじわじわと伸び脚を見せ、4頭を交わし12着。レース後、江田騎手は「ゲート入りの前に駐立の練習も行い、ゲート自体はまずまずでしたが、小脚を使ってポジションを取りにいけるタイプではなく、道中も動かし続けていないと下がってしまいそうな手応えで走りが噛み合わない感じでした。スローな流れの中、他の馬と一緒に動ければ良かったですが、あれ以上動くと最後の脚が無くなりそうで・・・。道中もっと真面目に走れれば、流れに乗り展開を待つこともできると思うのですが。苦しいところもあるのかもしれません」とのコメント。田中調教師は「ゲートが開く前に腰を落としてしまい、タイミングが遅れましたがなんとか踏ん張って出てくれました。最後は頑張って走ってくれたと思います。背腰に疲れがあるので、ケアを施し状態は悪くなかったですが、レースとなるとやはりそこは影響していたようにも思えます。障害練習もと考えていますが、練習を重ねていけば背腰の状態も悪化してきてしまう懸念がありますので、そこは慎重に見極めていきたいと思います」とのこと。
【アースコネクター】
2月13日(火)小倉・門司S(4歳以上1600万円以下・混・ハンデ・ダ1700m)に鮫島良太騎手で出走。馬体重は4キロ増の524キロ。二人曳き。メンコを着用して程好い気合い乗りでパドックに登場。体重は増えているが太目感なく、馬体に張りがあり状態は良さそう。いつものうるささはなく、入れ込むことなくリラックスした中に程好い気合い乗り。1頭先に勢い良くダートコースへ入るとそのまま走り出していった。レースでは、マズマズのスタートから先行争いに加わるが、内2頭の馬も譲らず外目3番手で1コーナーへ。2コーナーで2番手に上がり向こう正面へ入ると、前に迫り逃げ馬にの外に付け3コーナーへ。4コーナーで逃げ馬を交わすが、その外から2頭に交わされて3番手で直線へ向かうが、大きくはバテていないものの踏ん張りきれず10着。レース後、鮫島騎手は「内の馬が譲らない感じでしたので無理はさせませんでしたが、砂を被らなかったので、今日は番手からでもスムーズな競馬ができました。良い感じで4コーナーをまわれたかと思いましたが、先頭に立った馬に前へ入られると、砂を被るのを気にしていました。ただ大きくバテてはいませんし、最後まで砂を被らなければもう少しやれそうです。距離は1800mだと少し長い気がしますし、1700mが合っていそうですが、小倉の1700mは1コーナーまでが忙しいので、1度1600mを試してみても良いかもしれません。ゲートは速いので砂さえ被らなければ、こなせそうな気がします。馬体や走りはとても良いので、もう少し条件を変えてみても良いのでは。ただ芝よりはダートの方が良さそうに感じます」とのコメント。また和田調教師は「逃げられませんでしたが、鞍上はそれなりに上手く乗ってくれたと思います。もうひと踏ん張りが効けば良いのですが。明日小倉を出発して美浦へ戻した後いったん放牧に出す予定です」とのこと。