*****2歳馬*****
【セルヴァ】
「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(17~18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。スタートに関してはゲートを出てからの俊敏性が上がってきた印象。だいぶ上達してきましたね。ただ、全体的にまだ緩さが残りますし、調教では真面目に走ってくれてはいるものの、まだ自分からハミを取るようなところがなく、前進気勢に欠ける感は否めません。480kgくらいが理想。本音をいえばもうひと絞りしたいところではあるのですが、現状ではなかなか負荷が掛からないので、トレセンに入れてビシビシ鍛えてもらった方がいいのかもしれません。その辺は、21日(木)に来場された大竹調教師にも伝えておきました」(担当者)
【シーデイライト】
現在は馬場3周と坂路1本を上限20秒ペースのメニューで調整中です。ようやく精神面で落ち着きが出てきたようで、普段の調教でもだいぶ折り合いが付くようになりました。ただ、まだハミに敏感なところがあり、当面の間はハミ受けの修正に重点を置いて調整を進めていくつもりです。
【ラズワルド】
「現在は角馬場をダクとハッキングキャンターで2000~2500m、600mの坂路コース2本(20秒ペース1本、17秒ペース1本)のメニューで調整中です。到着後はウォーキングマシン運動のみにとどめて様子を見ていましたが、16日(土)に獣医の診察を受けたところ『両前に腱疲労が出やすいタイプ。現状ではトラックコースよりも坂路コースを中心に乗り込んだ方がいい』とのこと。1週間ほど楽をさせたことでだいぶ疲れは抜けたようなので、今週末か週明けから坂路の本数を増やして乗り込みを強化していくつもりです」(担当者)
【レッドラギド】
(グリーンウッドトレーニング→西園厩舎)周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重550キロ。
この中間も周回コースと坂路を併用して調整してきました。今週も1度ゲート練習を行いましたが、ほかの2歳馬と比べても駐立やスタートの内容は悪くありませんでした。本馬は態勢が整ったため、きょう(金)の検疫で栗東トレセン・西園厩舎に入厩しました。
【シングシングシング】
9月22日、新開調教師は「本日ゲート試験を受けさせました。入りが少し悪かったので心配しましたが見事合格してくれました。スタートは速い方だと思います。まだ体に余裕があるので、絞りつつ調整していきます」とのこと。
【レーヌルネサンス】
22日、高野調教師からは「ゲート駐立は大分良くなり、縛り付けは昨日までで終えています。もう問題ないと思いますので、ゲート試験をどのタイミングで受けられるか、状況を見ながら進めていきたいと思います」との連絡が入っている。厩務員の話では「日頃大人しく扱いやすいですよ。小柄だが今朝もカイバをペロッとたいらげ、検疫のときのゴハンも残さず食べてました。身体もバランス良くまとまっていて、ステイゴールドのラストクロップとして、母クィーンスプマンテの仔として申し分なく期待してます。牧場で丁寧に扱われていたのでしょう。人懐っこくどこかスター性を感じますね。まだキャンターまでですが跳びが大きく繋ぎの柔らかい良いキャンターです」とのコメント。
*****3歳馬*****
【コンパッシオーネ】
9月26日(火)船橋12R(20時50分発走)・千産千消賞・C1(五)(六)組・距離1200m戦へ55kg本田騎手で出走します。12頭立ての5枠5番です。
【アナザートゥルース】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。輸送熱こそなかったものの、到着当初から下痢の症状を見せていたので心配しましたが、翌日にはすっかり治まりました。左膝に若干水が溜まっているような感じだったので、初めてお預かりする馬ということもあって念のためレントゲンを撮りましたが、幸い異常はありませんでした。北海道でしっかり乗り込んできたようなので、その疲れが出ているのかもしれませんが、恐らく一過性のものだと思うので気にする必要はないでしょう。到着後も順調な経緯だったことから、19日(火)から騎乗運動を再開しました。聞いていたようなうるさい面は全く見せておらず、むしろおとなしいくらい。去勢の効果が表れているのでしょうか。いずれにしても、時間経過に応じて調教進度を上げても問題なさそうで、引き続き乗り込みを進めていきます」(担当者)
【ソルオリーヴァ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(17~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中で、障害練習も並行しておこなっています。この中間も引き続き走路での調教と障害練習を両立していますが、至って順調。コンディションの方も上向いています。21日(木)に来場された大竹調教師にも、その辺を肌で感じていただけたはず。引き続き平地、障害どちらにも対応できるように調整を続けていきます。大竹師から具体的な帰厩時期についての言及こそありませんでしたが、口ぶりからそう遠くはなさそうだったので、いつ声が掛かってもいいように態勢を整えていくつもりです」(担当者)
【ホウロクダマ】
この後は美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、昨日21日(木)に移動しました。
「500万下でも勝ち負けになり、喉さえ正常ならと思える内容でした。最終コーナーでの行きっぷりや手応えが良かったにもかかわらず、最後の直線で伸びを欠いたのは、坂の影響ではなく、やはり喉が原因でしょう。今後についてクラブサイドと相談した結果、喉に関して栗東トレセン診療所だけの所見だけではなく、しっかりとした民間の開業獣医師の所見も参考にすることにしました。福島もしくは北海道での休養を挟む前に、その中間地点である美浦トレセン近郊の松風馬事センターに移動させ、精密検査を受けてみます。その結果如何で、今後のスケジュールが具体的に見えてくるでしょう」(中竹和也調教師)
【レッドアランダ】
(吉澤ステーブル)マシン運動。馬体重431ロ。
牧場スタッフ「今週もマシン運動とパドック放牧で調整しています。無理なく進めているので体の方は先週からもう一段階フックラしましたね。今は疲れもありませんし、歩様もスムーズです。飼葉の食いも上がって来ました。ここまでは順調に来ているので、来週から乗り出していく予定です」
【レッドクライム】
(吉澤ステーブル→吉澤ステーブルEAST)舎飼。馬体重462ロ。
牧場スタッフ「北海道での調整もスムーズに進んでいたので、火曜日に吉澤ステーブルを出発して、翌日にEASTに到着しています。ワンクッションでWESTに移動予定だったのですが、こちらに来てから39℃の熱発を生じてしまいました。今は熱も下がっているものの、輸送の疲れもあったようですし、疲れも見られますので、今週まではこちらで様子を観察して、大丈夫そうであれば来週移動させる予定でいます」
【レッドジェノヴァ】
(ミホ分場)こちらには水曜日に到着しました。レースを使った後なので少し硬さは見られますが、ソエの状態も落ち着いていますので昨日から軽めに乗っています。今日はダクからキャンターに移行しての調整。すぐに戻す予定ですので、疲れを抜きながら体調を整えていきます。
【カヴァレリア】
9月22日、荒山調教師は「蟻洞も削蹄したことで、大分楽になったようです。背腰にあった疲れも取れて、体に丸味を帯びて見栄えも大分良くなってきました。また本日、地方競馬の登録検査を行っています、10月2日に能力試験免除の手続きを経て、正式に大井競馬の所属馬になれ、次の開催の10月30日から出走できるようになります。当然、体勢が整っていればになりますが」とのこと。
*****4歳馬*****
【ラタンドレス】
18日(祝)に坂路コースで4ハロン57.9-41.3-27.3-13.9を単走で馬ナリに追われ、21日(木)にも坂路コースで4ハロン57.6-40.9-27.5-14.4を単走で馬ナリに追い切りました。「この中間も変わらず順調に乗り込めていて、状態はいい意味での平行線。いつでもレースに向かえる態勢は整えられそうです。今回は優先出走権を持っていますし、あとは相手関係を見てどの番組を使うかでしょう。1ハロン延長はさほど不安に思っていませんが、これまでのレースを見ても芝スタートを苦にしている印象があります。そのため、牝馬限定戦に向かうのがベターでも、再度オールダートの1200m戦も選択肢に入れていくつもりです」(山内研二調教師)
【オルレアンローズ】
「現在は30分程度の引き運動のみにとどめています。右前の骨瘤は触診痛が顕著で、歩様にも出ています。骨瘤そのものは緩和されつつあるのですが、まだその周辺が固まり切っていない感じで、固まったとしても繋靭帯に触れるか触れないか…といったところ。依然として積極的な運動を求められない現状で、少なく見積もっても乗り出しまでにあと3週間から1ヵ月は掛かるでしょう。北海道でジックリ休ませて治療に専念することも選択肢のひとつに入れた方がいいかもしれません」(担当者)
【レッドアヴァンセ】
(ノーザンファームしがらき)周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重481キロ。
週2本追い切るなど調整は順調です。これまでより速い時計を出して負荷をかけていますが、背腰の状態は悪くなっていませんし、体重も大きな変動はありません。来週火曜日の検疫で栗東トレセン・音無厩舎に帰厩する予定なので、帰厩に備えてあすは14-13くらいの時計を出すことにしています。
【レッドゼルク】
(ファンタストクラブ→小野厩舎)馬体重513キロ。
一週間程度でしたが、相変わらず状態の良さを感じながら調整することができました。今日道営の方に送り出しましたが、出る前にも坂路で5Fから15-15を乗っていますしね。ただ、稽古で乗っていても切れるというタイプではなく、仕掛けどころが難しいところはありそうなので、そのあたりを気をつけて乗ってもらえるといいですね。それでも力勝負になれば力は上ですから、しっかり結果を出してもらいたいですね。
*****5歳馬*****
【ルグランパントル】
21日(木)にWコースで5ハロンから0.8秒先行して併せ、69.3-53.1-38.3-12.6を馬ナリに追い切りました。「今週はまだそれほど強くは負荷をかけずに、長めをジックリと乗り込みました。馬体減りはなく、使った後の硬さがほぐれてすっかり疲れも抜けた印象ですし、この状態なら来週はいい具合に持っていけると思いますよ。9/30(土)中山・秋風ステークス(芝1600m・混)に柴田善臣騎手で向かいます。ルグランパントルにとってはベスト条件、コース適性の高さからも当然力が入りますね」(栗田博憲調教師)
*****6歳馬*****
【ラテラルアーク】
17日(日)に坂路コースで4ハロン56.2-42.6-28.8-14.3を単走で馬ナリに追われ、21日(木)にも坂路コースで4ハロンから0.2秒先行して併せ、55.3-40.6-26.7-13.6を末強目に追い切りました。「久々の追い切りなので、まだまだ軽めのところですが、正直いいですよ。心身ともにオーバーホールできたんでしょうね。キビキビとしていて、動きそのものに重苦しさがないですよね。脚元は小康状態を保っており、このまま復帰に向けて順調に調整を進めていける手応えを掴んでいます。まだ具体的な復帰目標を立てるには至っていませんが、ここからが本当の正念場です。とにかく何のアクシデントもなくスムーズにいきたいですね」(鈴木伸尋調教師)
*****7歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
(ミホ分場)マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター4200mを25-25秒
この中間も順調にメニューを消化することができており、歩様にも硬さは見られません。来週のトレセン入厩を予定していますが、右トモや背中の状態も先週より良化していますので、少しでも良いコンディションで送り出せるようにケアしながら進めていきます。馬体重は474キロ。