*****2歳馬*****
【セルヴァ】
「現在は角馬場でダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。右前の深管部の張りは沈静化の傾向。この中間からペースアップを図っていますが、反抗することなく真面目に取り組んでいるのには好感が持てますね。小野町からの申し送り通り、(半兄の)イオラニやカルヴァリオとは違ったタイプなのでしょう。まだ全体的に緩さが残っていますし、気持ちの面でピリッとさせる意味でも、今後は調教進度を更に上げて乗り固めるイメージで調整を進めていくつもりです」(担当者)
【ラズワルド】
8月30日(水)に坂路コースで4ハロン55.9-41.1-27.4-14.2を単走で強目に追い切りました。「今週の追い切りの動きを見ても、まだじっくり時間をかけてあげた方が良さそうな印象です。体力がない分、負担がかかって週末になるとどうしても脚元がもわっとしてしまいます。そういった現状のため加減しながら調教を積んでるところです。暑いのもあまり得意でないようですし、涼しくなって馬が楽になってから乗り込み量を増やしてあげた方が良いでしょう」(清水英克調教師)
【レッドラギド】
(セグチレーシングステーブル→グリーンウッド)入場時には少し体温が高くて、軽い輸送熱という感じだったんですけどね。入れ込み気味だったのもあるんでしょうけど、治療を施したら午後には平熱で落ち着いていましたし、すぐに運動もはじめることができました。今日までトレッドミルで動かしながら馬のコンディションを確認してきましたが、到着時の熱発だけで気になるところはありませんので、明日の積み込みでグリーンウッドへ運ぶよう調整しています。こちらではカーッとテンションが上がったりというところも見られないので、北海道からの輸送で少しでも慣れてくれれば、今度は上手くクリアしてくれるのではないでしょうか。もうひと踏ん張り頑張ってもらいましょう。
【レッドヴェイロン】
(ノーザンファームしがらき)周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重477キロ。
牧場スタッフ「入場後の調整も順調です。動きは軽くて素質を感じますが、まだまだ子供っぽくて余計なことばかりしていますよ。馬っ気とは違いますが、周りの馬に乗りかかっていこうとすることもあるくらいです。すでにF16秒まではペースを上げていますが、来週後半の検疫で入厩する可能性もあるようなので、あす1本目の15-15を消化することになりました」
【ジョリーリュバン】
社台ファームにて調整中。9月1日、担当者は「両前の疲れは落ち着いており、水冷でしっかりケアをしつつ、週2回ハロン15-14ペースを消化できています。今週はハロン32秒2-15秒7の時計を消化しています」とのこと。9月1日現在の馬体重は490キロ。
【エターナルソウル】
吉澤ステーブルで調整中。9月14日、担当者は「同様のメニューで順調に乗り込んでいます。終い13秒のメニューも織り交ぜつつ、15-15をコンスタントに消化しています。徐々に体力も付き、終い13秒まで伸ばしていけるようになってきましたが、パワーの要る栗東の坂路を楽に上がって行くためには、現時点で13-13を抑えたままで楽にこなせるくらいの体力を付けたいところ。まだ馬体も幼さを残しており、乗りながらもう少し体力強化をはかります」とのこと。8月下旬の馬体重は457キロ。
*****3歳馬*****
【コンパッシオーネ】
来週9月7日(木)川崎8R(18時30分発走)・C1(五)(六)組・距離1400m戦へ登録しており、出走を検討しています。
【ソルオリーヴァ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中で、障害練習も並行しておこなっています。障害練習初日はかなり抵抗していたのですが、しっかり理解してくれたようで2日目以降はスムーズに飛んでいます。ここまでの飛越を見る限り障害馬としてのセンスもありそうですし、何よりここにきて馬がかなり良くなっていて、心身両面での成長が顕著。平地でも十分やれるのではないでしょうか。障害練習がいい方に作用することも期待しつつ、平地、障害どちらにも対応できるように乗り込みと障害練習を並行して続けていくつもりです」(担当者)
【ホウロクダマ】
31日(木)に坂路コースで4ハロン57.2-41.9-26.6-13.1を単走で馬ナリに追い切りました。「先週26日(土)に栗東トレセン診療所にて安静時内視鏡検査を受けました。結果は『深呼吸時を含めて披裂軟骨の左右不対称の動きが認められ、喉頭片麻痺のグレード3』という所見でした。前回の検査時よりステージは進行しているものの完全麻痺ではないので、近々でのオペの必要はないとのことです。その診断結果を受けたうえで、29日(火)と昨日坂路に入れ、それぞれ終い15-15、13-13をおこなっています。極度なノド鳴りの症状が見られなければ、優先出走権を生かせる9/17(日)阪神・3歳上500万下(ダ1200m)に向かいましょう」(中竹和也調教師)
【レッドアランダ】
(吉澤ステーブル)マシン運動。396キロ。
牧場スタッフ「昨日こちらに入場してきました。歩様はそこまで硬すぎることはありませんが、馬体がだいぶ寂しく映ります。昨日の夕飼葉も半分くらいしか食べていませんでしたし、レースの疲れがまだだいぶ残っているように思います。今日からマシン運動とパドック放牧で調整していますが、まずは馬体のケアをしっかりやりたいと思います」
【レッドクライム】
(吉澤ステーブル)直線砂馬場1本。480キロ。
牧場スタッフ「今週もBTCの屋外直線ダート1200mのコースで乗っています。乗り込んで来て硬くなりやすい馬なのか、運動始めの出掛けの歩様に硬さが出てきました。時間を掛ければほぐれて来るので、前運動に時間をかけて、ジックリ体をほぐしながら乗っていきたいと思います。直線ダートで走り出せば動きは気になりませんし、走りに前向きな馬ですね。ここまでは体調も安定していますね」
【レッドジェノヴァ】
(小島茂厩舎)坂路→ダートコース
坂路 64.6-48.2-32.5-16.2 馬なり
小島茂調教師「今朝は坂路を上がってからダートコースを半周。短期の放牧だったので状態面に変わりはなく、このまま順調に立ち上げていけると思います。次走は9月17日・中山9R・汐留特別(牝・芝2000m)を戸崎騎手で予定しています」
*****4歳馬*****
【ラタンドレス】
「口向きに難があるタイプなので、コーナーを4つ回る1700mよりは1000m戦に向かった方が視野は広がると期待したのですが…。休み明けはあまり走らないタイプだが、それにしてもエンジンのかかりが遅く伸びきれなかった。重め残りというよりも、明らかに距離が短かったようです。レース後の状態に変わりはないので、このまま続戦していきます。次走は来週から始まる4回阪神開催の出られる番組にとなりますが、できれば芝部分からスタートする1400m戦よりも、オールダートの1200m戦で使えたらと考えています。直線に急坂のあるコースの方が前が止まる分、この馬向きの展開になるはずですよ」(山内研二調教師)
【オルレアンローズ】
「現在は角馬場で長めのダクとキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。右前の骨瘤と繋靭帯は引き続き小康状態ですし、何より落ち着きがあって精神面がリフレッシュできているのは好材料。欲を言えば馬体をもう10kgくらい膨らませたいですね。今の落ち着きを保つ意味でも、現状のペースでジックリ乗り込みながら態勢を整えていくつもりです」(担当者)
【レッドアヴァンセ】
(ノーザンファームしがらき)周回キャンター3000m。476キロ。
牧場スタッフ「今週から乗り出しを開始。周回コースでジックリ乗っています。乗り出す前に若干疲れを感じた背腰にショックウェーブを施したので、今は乗っていても違和感はありません。飼葉も良く食べて馬体重も増えているので、明日から坂路にいれていく予定です」
【レッドゼルク】
(小野厩舎)小野調教師「月曜日にゲート試験は無事に終えています。ただ、騎乗してもらったベテランの宮崎騎手からは、『ハミの取り方が良くないし、手前をスムーズに替えてくれない』とのコメント。あまり器用なタイプではないのだと思いますが、内に刺さるというのも手前の替え方が影響している部分もありそうです。競馬は9月の最終週。幸い時間はありますので、そのあたりも含めて気になるポイントは修整しながら調教を進めていければと思っています。調整自体はこの中間も順調に進めることができていますし、脚元や体調面についても不安はありません。テンションが上がるようなこともなく、とても穏やかな性格で落ち着いた馬。飼葉もモリモリ食べてくれますし、手が掛からなくてスタッフからも思い切り可愛がられていますよ。稽古を進めても食欲は安定しており、体も当初のイメージ通り太目感はありませんので、調整面で神経質になる必要もなさそうですね。まずはブランクの長い馬ですから、ゲートから1000mを実戦形式で走る能力検査で少しでもレースを思い出してもらって、本追い切りでしっかりと気合をつけて競馬に向かいたいと思っています」
【レッドバルトーク】
(松風馬事センター)この中間もロンジングを行ってから角馬場に入れ、周回コースにて1セットF20秒で乗り込んでいます。馬体重は481キロと安定してきました。本日来場した大竹調教師からは「明日の検疫で帰厩させたかったのですが、どうしても3歳未勝利馬を入れなければならず、来週入れることになりました。前回の事を踏まえて、今回は入厩後すぐにペースを上げずに慎重に立ち上げていこうと思います」とのコメントがありました。
【アースコレクション】
9月1日、担当者の話では「8月中はじっくりと進めてきて、徐々に状態は良くなってきました。先週から15-15を開始しており、このまま乗り込んで良化を促していきます」とのこと。
*****5歳馬*****
【レッドオルバース】
(社台ファーム)マシン運動120分、常歩4000m、ダク1200m、周回キャンター1200m、直線走路1000m。馬体重514キロ。
今週も順調にメニューを消化しています。直線走路で4F52.9-38.2-25.0-12.9の強めを乗りましたが、自らハミをとってラストまで十分に動けています。暑さに負けず良い形で夏を過ごすことができており、コンディションは良好です。10月21日の東京・秋嶺ステークス(D1600m)が復帰レースの予定に決まったので、ひと月ぐらい前に帰厩させる予定です。
*****6歳馬*****
【ラテラルアーク】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。左前の裏は引き続き安定しています。継続して乗り込んでいることによって馬体が引き締まってきましたし、トモの緩さも払拭しつつあるので、総じて良化傾向といえるでしょう。いつ声が掛かってもいいように、送り出しに向けて態勢を整えていくつもりです」(担当者)
*****7歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
(ミホ分場)マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター4200mを25-25秒。馬体重473キロ。
担当スタッフ「元々肩の出が悪く、硬さのある馬ですが、今は歩様もしっかりしています。背腰は変わりありませんが気になる感じはないので、この後もケアしながら入厩に向けて乗り込んで行きます。飼葉も食べていますし、体調は問題ありません」※今後は秋の新潟開催での出走を目標に調整を進めます。