*****2歳馬*****

【ゴールドホイッスル】

この中間は週5日の頻度で周回コースに入り、ハロン2024秒ペースのキャンターを2000m消化しています。脚元の状態も落ち着いていて、順調に乗り込めています。また、調教時の前向きさは増してきており、手応えも徐々に上向いている印象です。今後もじっくり乗り込みながら、まずは体力面の強化に努めていく方針です。現在の馬体重は549kgです。

 

【セルヴァ】

ノルマンディーファーム小野町で順調に調整され、19日(土)に美浦近郊の松風馬事センターへ移動しました。
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。週明けから騎乗運動を再開しています。小野町からの申し送りで『左手前のキャンターが若干ぎこちない』とありましたが、それほど左右差は感じません。触診した感じでは右前の深管部にやや張りがあって、小野町でしっかり乗り込んできたことによる疲れが出ているのでしょう。とはいえ積極的な治療が必要なレベルではありませんし、まだ緩さも残っているだけに、今後は乗り固めるイメージでジックリ調整を進めていくつもりです。また、ゲート練習も並行しておこなっていきます」(担当者)

 

【ラズワルド】

23日(水)に坂路コースで4ハロンから1.9秒先行して併せ、56.5-40.7-26.9-14.0を強目に追い切りました。「今週よりいよいよ時計消化を始めています。独特な脚元をしているというか、まだしっかりしきれていないので、そこまで強くは追い切っていません。暑い日が続くと辛そうに映りますし、このままデビューまで一直線か、それとも一旦ガス抜きをしてあげるかは、もう少し様子を見ながら判断していきます。奥手なタイプと見ていますし、実際まだ全体的に緩いのは否めませんから、焦らずにいきましょう」(清水英克調教師)

 

【レッドヴェイロン】

(ノーザンファームしがらき)周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重478キロ。
牧場スタッフ「到着した翌日から軽めの運動を始めています。調教中にキョロキョロと物見をすることがありますが、ひどくはないので慣れさえすれば問題ないでしょう。すでに入厩候補として名前が挙がっているので早ければ再来週、少しずれこんだとしても9月中旬までにトレセンに移動することになりそうですよ」

 

*****3歳馬*****

【ソルオリーヴァ】

この後は一旦、美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、23日(水)に移動しました。なお、今後の出走方針(障害転向もしくは500万条件への出走を目指す)について大竹正博調教師と協議した結果、中央在籍のままで所属厩舎にも変わりなく再出発を図ることになりました。馬体回復を図った後、3回新潟開催(10/14~)を目標にしていきます。
「自身の持ち時計(1:08.9)だけ走ればゆうに勝ち負けになっていたレースでしたが、ソルオリーヴァ本来の躍動感ある走りができませんでした。若干硬さは見られたものの、最終追い切りの動きから出走のゴーサインを出した調教師のジャッジミスです。結果を出せず本当に申し訳ありませんでした。レース後は函館競馬場をワンクッションに美浦へ戻し、軽い運動と馬体チェックを行った後に近郊へ一旦出させてもらいました。週明けから再三クラブ側とも意見交換を重ねた結果、今後については未勝利の身ではあるものの、中央在籍のままで500万クラスへの格上挑戦、そして障害センスも確かめていく方針となりました。例年の出馬状況であれば、秋の新潟・福島開催の500万クラスの番組は出走が叶う見込みです。レース後も特にダメージは残っていませんので、馬体回復が見られればすぐに次のステップに向けて進めていきましょう。500万クラスでも十分通用する力を持っていますし、どうにかこの馬に初勝利を挙げさせるべく尽力いたします」(大竹正博調教師)

 

【ホウロクダマ】

3コーナーで馬群がバラけた時に上手く内に潜り込んで追走し、ゴール手前で外側に斜行し4着馬には迷惑をかけてしまいましたが、粘る2着馬をゴール寸前で捉えるという森君の好騎乗が光りました。1000mという距離も良かったと思いますし、今回は減量騎手起用と距離短縮がプラスに働きましたね。作戦が功を奏し、全てが上手くいきました。昨年のデビューからちょうど節目の10戦目。喉のこともあり、なかなかこちらの思うようにスムーズにはいかず、歯がゆい思いを何度もしてきましたが、結果が出せて本当に良かったです。ただ、最後の直線はもちろん、レース後検量室前に引き上げてきた時までヒューヒューとノドが鳴っているのが聞こえていました。優先出走権がありますので、中2週の9/17(日)阪神・3歳上500万下(ダ1200m)を見据えて調整していきますが、内視鏡検査を受けてみて、その診断結果次第で出否を決定したいと思います」(中竹和也調教師)

 

【レッドクライム】

(吉澤ステーブル)直線砂馬場1本。480キロ。
牧場スタッフ「今週もBTCの屋外直線ダート1200mのコースで乗っています。ペースを18-18に上げてみましたが、走りに前向きな馬なので動きにも軽さがありますし、特別気になる点はありません。秋の移動を目標にしっかりと乗り込みを継続し、さらなる成長を促していきます」

 

【レッドジェノヴァ】

(小島茂厩舎→ミホ分場)明日、ミホ分場へ放牧予定となりました。

 

【アンデスクイーン】

7月21日よりノーザンファームしがらきで調整中。8月25日、担当者の話では「顔の腫れは大分良くなり、ここにきてコンディションが良くなってすごく健康的な雰囲気になってきました。引き続きトレッドミルのみの調整ですが、脚元のムクミもスッキリし、かなり速目の運動も開始しています。ここからの具合を見て乗り出すことになると思いますが、乗り始めればテンポ良く進められそうです」とのこと。

 

*****4歳馬*****

【オルレアンローズ】

「現在は角馬場で長めのダクとハッキングキャンター1600m1セットのメニューで調整中です。到着当初に出ていた右前の骨瘤は落ち着いていますし、夏負けの症状も緩和してきたことから、週明けから通常量の乗り込みをおこなっていました。ここ23日は厳しい残暑に見舞われているため、大事を取ってダクとハッキングキャンターにとどめて若干ペースダウンしています。来週には暑さが和らぐ予報なので、週明けから徐々にペースアップを図るつもりです」(担当者)

 

【レッドアヴァンセ】

(ノーザンファームしがらき)マシン運動。463キロ。
牧場スタッフ「今週水曜日に入場して来ました。馬体チェックを入念にしましたが、特に傷んでいるようなところはありませんでした。それでも競馬を使った後なので、今週一杯はゆっくりマシン運動にとどめたいと思います。楽をさせているので飼葉の食いも良くなって体も増えていますし、状態も問題ないので来週から乗り出していく予定です」

 

【レッドゼルク】

(小野厩舎)小野調教師「本日、無事に登録検査を終えることができました。地方馬としての競走馬登録が完了するのに約1週間、ゲート試験もおこないますので、レースは馬の状態にもよりますがスムーズにいって3週後の開催になるかなと考えています。クラスはC級4に格付け。短距離馬ではないと思いますので、マイルくらいの番組を選んでいくつもり。札幌で使えるくらいの状態にあると聞いていますので、ある程度はキープしながらレースに向かう形になるかもしれないですね。明日から自分で跨ってどんな馬なのか確認していきますので、今後の調教内容などについては馬とも相談しながら進めていければと思っています。まずはゲート試験へ向けて進めていきつつ、こちらの環境に慣れてもらうためにも、いい形で馬ともコミュニケーションをとっていきたいですね。しっかりと結果に繋げていけるよう頑張りますので、よろしくお願いします」

 

【レッドバルトーク】

(松風馬事センター)この中間もロンジングを行ってから角馬場に入れ、周回コースにて1セットF20秒で乗り込んでいます。大竹調教師からの指示で、昨日右上腕部の裏側にショックウェーブ治療を行いました。本馬は来週の検疫で美浦トレセン・大竹厩舎へ帰厩する予定です。馬体重478キロ。

 

*****5歳馬*****

【ルグランパントル】

25日(金)にWコースで4ハロン57.5-41.6-14.1を単走で馬ナリに追い切りました。「今週半ばまでは前走の疲れを抜くことに専念しました。今朝の追い切りは抜群の反応を見せてくれましたし、デキ落ちはまったく感じられずに、目論見通りに叩いて気配がグンと上向いてきていますよ。古馬になって体質面でもしっかりしてきたルグランパントルですが、まだまだ奥があると見込んでいるので、今後も大事に育てていってOP馬にしてあげられたらと思っています。来週9/2(土)新潟・長岡ステークス(芝1600m・混)に向かいます」(栗田博憲調教師)

 

【レッドオルバース】

(社台ファーム)マシン運動120分、常歩4000m、ダク1200m、周回キャンター1200m、直線走路1000m。
大きな変化はありませんが、今週も直線走路主体にしっかり乗り込まれています。馬体の張り艶がいいですね。こちらも暑い時は結構きついのですが、馬はよい形で夏を過ごせていると思います。まだ具体的な移動プランは立っていませんが、一度山元を挟むか、直接入厩させるかなど話し合っています。

 

*****6歳馬*****

【ラテラルアーク】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。左前の裏は引き続き安定していますが、万全を期す意味で19日(土)にショックウェーブ治療を施しました。硬さなどは全くないので、更なる良化への呼び水になればと思っています。トモの緩さも徐々に解消しつつありますし、汗取りの効果で馬体が絞れてきたのも好材料。今後は乗り固めるイメージで調整を進めていくつもりで、暑さが峠を越しそうな来週あたりから徐々にペースアップを図る予定です」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【レッドヴィーヴォ】

(ミホ分場)マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター4200m25-25秒。馬体重469キロ。
担当スタッフ「今は脚の浮腫みもなく普通に乗っています。バテもなくしっかり乗り込めていますよ。歩様の硬さや背腰の方は変わりませんが、毛艶は良く飼葉もしっかり食べているので、この後もケアしながら入厩に向けて乗り込んで行きます」