*****2歳馬*****

【アージェス】

現在は坂路2本(上限2223秒ペース)のメニューで調整しています。トレッドミル運動でリフレッシュを図ったあと、この中間より騎乗運動を再開しました。現在は坂路のみにとどめ歩様を確かめながらじっくりと乗り進めており、当面は馬本位のメニューで調整していこうと考えています。まだトモを中心に緩さがあるのも事実ですし、体が固まってくれば内に秘めたモノが前面に出てくると見ています。

 

【クイーンズトゥルー】

現在は馬場1周と坂路2本(上限15秒ペース)のメニューで調整しています。この中間より週2回は15-15のメニューも取り入れて負荷を強めています。夜間放牧と併行しながら青草を摂取させていることで馬体を維持できていますし、もう少し体力面が底上げされてくれば楽に動けるようになってくるはず。ここにきて心身ともに上昇カーブを描き始めてきており、ひと夏越してさらなる変わり身が期待できるでしょう。

 

【ラヴノット】

現在はウォーキングマシンとトレッドミルでの運動をおこなっています。左前脚の爪は順調に回復したことから、4日(金)より運動再開。やや休養期間が長くなったので、まずはトレッドミルで体力を戻してから騎乗調教へと移行する予定です。8月に入ってからは暑さが和らいでおり、このまま夏負けの心配もなくドンドン乗り込んでいけそうなので、順調に元のペースまで戻していけそうです。

 

【シーデイライト】

現在は馬場1周と坂路2本(上限1820秒ペース)のメニューで調整しています。この中間に右後脚に外傷を負ったため、一週間ほどパドック放牧のみにとどめて様子見しましたが、順調に回復したことから7日(月)より騎乗を再開しています。休ませていた分、馬には活気があり、調教ではややテンションが高くなる傾向にあるので、その辺りに留意しながら徐々にペースを戻していく予定です。

 

【ヴァイスブリッツ】

現在は馬場1周と坂路2本(上限1415秒ペース)のメニューで調整しています。馬場だとまだ集中力を欠いてハミ受けが良くないため、この中間もその矯正を重点的に進めています。父エイシンフラッシュの産駒は比較的うるさい馬が多いようですし、母父がサンデーサイレンスとあって、本馬も徐々にそういった面を見せるようになってきました。ただ、まだ力が付ききっていないので、今のうちにしっかり教え込んで課題をクリアさせ、気持ちを上手く走る方へ持っていけるよう調教していく方針です。

 

【レッドオルティス】

(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m。馬体重480キロ。
担当スタッフ「アゴのフレグモーネの影響はもうありません。ペースを上げて直線で15-14で乗り出しています。先週の直線では28.2-14.8のラップを快活に動いていました。楽をさせた分の緩さは感じるので、ここから徐々にペースを上げていきたいと思います」

 

【レッドミスティ】

(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m。馬体重462キロ。
担当スタッフ「直線走路での14-14をメインに調教量は十分です。力をつけて抑えきれないほどの前進気勢でうなって走っていますよ。先週は31.7-15.5の稽古でしたが余力は十分でした。師とも移動プランを相談していますが、直接美浦入厩となりそうです。今の調子でしっかり乗り込んで、さらに地力の強化に努めたいです」

 

【レッドラギド】

(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m。馬体重546ロ。
担当スタッフ「引き続き直線走路で15-14のメニューを順調に消化しています。先週は長めから56.5-39.6-25.6-13.0の速いラップもこなしたように動きはいいですね。抑えつけ過ぎるとあまり良くないようなので、ある程度馬任せに動かすようにしています。息の戻りが少し遅いと感じる時はありますが、そこまで気にならない程度。身体ができてくれば変わってくるでしょう。総じて順調だと思います」

 

【レッドヴェイロン】

(ノーザンファーム早来→ノーザンファーム天栄)順調に調教が進んでいます。週3日は屋内坂路コース800mをハロン14-15のペースで登坂、週2日は屋内周回コース1800mをキャンターで乗り込み、週1日はトレッドミルでの運動を行っています。毛艶は良好、馬体も引き締まってメリハリのある体つきになってきました。着実に力をつけており、脚捌きにはさらに力強さが増してきました。体調等のコンディションは良好で移動に向けての態勢も整ったことから、16日にノーザンファーム天栄へ向けて出発、当地での状態確認後にノーザンファームしがらきへと移動する予定です。馬体重は483キロです。

 

【ジョリーリュバン】

社台ファームにて調整中。担当者は「両前の疲労感は落ち着き、この中間から直線コース2本15-15を再開しています。トレッドミル調整も織り交ぜて、オーバーワークを避けるよう調整に取り組んでいます」とのこと。8月11日現在の馬体重は492キロ。

 

【レーヌルネサンス】

社台ファームで調整中。現在は直線コース中心に順調に調整中。担当者は「週2回直線ウッドチップコースで15-14を消化しています。反応良く動けており、乗り込みに比例してぐんぐん馬体は良化中です。近々移動を考えていますが、暑さとも相談しながら送り出す予定です」とのこと。8月11日現在の馬体重は448キロ。

 

【エターナルソウル】

吉澤ステーブルで調整中。8月14日、担当者は「引き続き終い13秒のメニューを乗り込んでおり、このメニューでしっかりと動けるよう調教を積み重ねているところです。強目を消化しつつ、もう少しスピードに乗れるような余裕が出てきて欲しいところですが、乗り進めた分の成長は見られますので、秋に向けてこのまま進めていきます」とのこと。

 

*****3歳馬*****

【コンパッシオーネ】

815()大井5R・3歳400万円未満・距離1200m戦へ56kg岡部騎手で出走し2着。馬体重はマイナス2kg437kg、今日は気合い乗りが良く、好気配でした。単勝は6.2倍の4番人気。レースでは五分のスタートから3番手につけ、直線では2番手から早めに抜け出した馬を追っていきましたが、捕まえられず31/2馬身差の2着に終わりました。時計は1144でした。
岡部騎手からは「前回に引き続いて乗せていただきましたが、脚をためていって切れる馬ではないので、距離はこのくらいが合っていそうです。重馬場を苦にしないですし、馬の状態も良くなっています。」と、出川克己調教師からは「1200mの馬にはしたくないのですが、今日のレース内容を見ると適性がありますね。次の大井開催は出走条件が合わずに使えないため、船橋を予定しています。」とのコメントがありました。

 

【アナザートゥルース】

現在は坂路1本(上限2223秒ペース)のメニューで調整しています。この中間より騎乗運動を立ち上げ軽めながらじっくりと乗り進めています。オカダスタッドのコースで乗るのは初めてということもあり、多少物見をしていましたが、現在は集中して調教に取り組むことが出来ています。右トモの踏み込みに心持ち硬さが見られたため電気鍼でケアしましたが、それ以外は問題なく秋後半の始動を目標に少しずつメニューアップを図ろうと考えています。

 

【プラチナムバレット】

引き続き夜間放牧をおこなっています。この中間も夏バテもなく元気一杯の様子で、放牧地ではよく動いており、運動量も豊富なようです。その分、青草もたくさん摂取しているようで、飼い葉の食いも良く体つきが少しフックラしました。もうしばらくはこのまま夜間放牧を継続し、馬体の成長を促していく方針です。

 

【レッドアランダ】

次走は826日(土)の札幌6R(芝2000m)を田辺騎手で予定しています。93日にも芝2000mがありますが、最終週で出走できない可能性が高いため、中1週にはなりますが、出走できるようなら使う方向です。

 

*****4歳馬*****

【ブランデーグラス】

現在はパドック放牧を行っています。この中間に右前トウ骨の経過を確認するためレントゲン検査を行いましたが、まだ微かに骨膜が見られるものの良化傾向にあることは間違いありません。元気な立ち振る舞いを見ると去勢効果は比較的スローですが、騎乗運動を立ち上げ運動量を増やしていけば自ずと効果が表れてくると見ています。

 

【シュティルヴァルト】

13日(日)に園田競馬場ダートコースで4ハロン56.5-41.5-27.6を単走で馬ナリに追い切りました。「この中間もジックリ乗り込んで本数をこなしています。脚元のことを考えて、本追い切りも含めてビッシリやっている訳ではありませんが、長期休養明けを一度使った上積みは感じますし、気持ちの面でもピリッとしてきたように思います。こちらは暑い日が続いていますが、夏負けの兆候もなく元気一杯。脚元の方も小康状態を保っています。1700mはスタートしてすぐに3コーナーに入るので、外枠を引いた前走はロスの多い競馬を強いられました。その点、1870m2コーナーのポケット地点からのスタートで最初の3コーナーまで距離がありますし、枠順(5番枠)もちょうどいいところを引けたと思います。最初の3コーナーまでに好位を取りに行きたいですね。前走の内容からも当然チャンスはあるはずで、期待を持って送り出します」(飯田良弘調教師)

 

*****7歳馬*****

【アースゼウス】

8月11日に和田調教師より「レース後の検査で右前の膝に剥離骨折(全治3ヶ月)が判明し、立て直しに少し時間がかかる見込みです。年齢的なことを考えここで引退させることにしたいと思います」との話しがあり同馬を引退させることになった。同馬は8月11日に中央競馬の馬名登録を抹消しています。