*****2歳馬*****
【ゴールドホイッスル】
この中間も周回コース中心で入念に乗り込んでおり、週6日の頻度でハロン24秒ペースのキャンターを1500m消化しています。精神的に落ち着きがあって、体調面も安定しています。リズム良くリラックスして走れており、息遣いも次第に良化してきています。今後もまずは体力強化に重点を置いて、休むことなく乗り続けていきたいと思います。現在の馬体重は546kgです。
【セルヴァ】
25日(日)ノルマンディー小野町へ移動しました。現在は馬場2周と坂路1本を上限20秒ペースのメニューで調整中です。到着後からウォーキングマシン運動のみにとどめていましたが、29日(木)から馬場入りを開始しました。到着当初から古馬のように落ち着きがあり、乗り手に対しても従順。オークルームの仔とは思えないくらい気性が素直で、兄のカルヴァリオとはタイプが違うようです。いずれにしてもいいモノを持っているのは間違いなく、今後乗り込みを進めて体力が付いてくれば更なる良化が見込めるでしょう。
【アージェス】
現在は馬場1周と坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「両前に蹄鉄を打ってトレーニングを継続していましたが、この中間に馬房内で右前膝を打撲したため一旦調整メニューを落として様子を見ていました。すでに28日(水)から騎乗運動を再開していますが、このところ順調さを欠いていたため当面は無理せずジックリと乗り進めたいと考えています」と話していました。
【クイーンズトゥルー】
現在は馬場1周と坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「繋部の皮膚炎も綺麗になってきたため、26日(月)より騎乗運動を再開しました。調教を再開して日が浅いため、これから徐々に坂路の本数やペースに変化を付けていこうと考えています。まだまだ未完成の馬ですし、血統面からもこれからどんどん変わってきそう。素材は文句なく一級品なので、芽を摘まぬようジックリと鍛錬していきます」と話していました。
【ラヴノット】
現在は馬場1周と坂路2本(上限15~16秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「この中間も週2回は15~16秒台までペースを上げていますが、速いところを進めるにつれて、気合乗りが増してきました。現状の調教メニューにしっかり対応できており、体を大きく使った伸びのあるフットワークで登坂しています。まだ多少ハミ受けに課題は残しているのと、もう少し力強さが加わって欲しいところですが、順調な良化が窺えます」と話していました。
【シーデイライト】
現在は馬場1周と坂路2本(上限15~16秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗担当者は「この中間も速めを織り交ぜながら進めており、まだフワフワする時はあるものの、集中して走ればスピードに乗って坂路を真っすぐに駆け上がっています。だんだんと動きは良くなってきた感じを受け、現状のメニューでは少し余裕が出てきました。ただ、ややテンションが高くなる傾向にありますので、調教にメリハリをつけて上手く進めていきたいと考えています」と話していました。
【ラズワルド】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペースのメニューで調整しています。この中間も落ち着きがあり、なおかつ元気一杯。調教で負荷を掛けてもへこたれることもなく、ここまでは至って順調です。ただ、スピード感のある走りをしている反面、即座にギアチェンジできるだけの俊敏性には欠ける感じ。やや一本調子の印象は否めません。今後はペースアップを図って乗り込みを更に進めながら、そのあたりの改善にも努めていくつもりです。
【レッドミスティ】
(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m。馬体重466キロ。
担当スタッフ「変わりなく順調に乗れていますよ。この中間も直線走路でF15-14の速めをコンスタントに消化していますが、力をつけてきたのが分かりますし、体つきも変わりつつあります。馬体重だけ見ても前回から結構増えていますね。やりながら増えるのはこの馬にとっては良い兆候。もうひと皮むければ更に上昇できると思うので、この夏でしっかり成果を出したいと思います」
【レッドヴェイロン】
(ノーザンファーム早来)引き続き、週3日は屋内坂路コース800mをハロン15-16のペースで登坂、週1日は屋内周回コース1800mをキャンターで乗り込み、週2日はトレッドミルでの運動を行っています。体重の増加に伴って体つきがしっかりとしてきており、騎乗時にも力強さがでてきました。走ることへの前向きさはさらに増しており、集中して調教に取り組んでいます。春先と比べると心身ともに大きく成長していますので、このままさらに成長させていければと思います。馬体重は489キロです。
【レッドオルティス】
(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m。馬体重486キロ。
担当スタッフ「周回キャンターと直線走路を併用して順調に調整できています。27日には30.2-14.8を消化しました。その前の週にも15-15をこなしています。普通キャンターでは以前よりも姿勢よく動けるようになっているので、スピード調教時でも軸のブレないフォームで動けるようになれば言うことなしです。馬体を見ても体重の割に線の細いところがあり、もう少し筋力をつけていきたいですね。そうしたところが解消してくれば、スピード調教でも姿勢よく動けるようになると今後の成長に期待しています」
【レッドラギド】
(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m。馬体重534キロ。
担当スタッフ「20日にライブリーチューン15と併せて30.7-14.4の稽古を消化。おとといも長めから66.8-45.3-29.0-14.5の時計を出しています。2F27秒の時計を出した日もあり、しっかり強めを消化できています。まだ余裕のある体つきながら捌きは軽く、加速力も十分。まだ馬体のつくりが途上の段階でこの動きなら、この夏でさらに良い方に変わってくれそうです」
*****3歳馬*****
【コンパッシオーネ】
前走のレース後も馬体に異常なく、次走は7月21日(金)からの船橋開催での出走を予定しています。
【アナザートゥルース】
現在はパドック放牧とウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。担当者は「調教コースに向かう馬がパドックの前を通過しても、今は平然と構えられています。ここにきての成長と、軽めの運動を継続していることが大きな要因かもしれませんが、去勢効果も少なからずあるように思えます。まだ始動時期を決めずに、もうしばらくは休養に充てる方針です」と話していました。
【プラチナムバレット】
引き続きパドック放牧をおこなっています。この中間も患部の経過は良好のようで、変わりなく元気に過ごしています。到着時はやや寂しくなっていた馬体も、徐々にフックラと見せるようになってきました。取り立てて気になるところはなく、このまま回復を促していく予定です。
【ソルオリーヴァ】
25日(日)に坂路コースで4ハロン58.6-43.4-27.6-13.4を単走で馬ナリに追われ、29日(木)にはWコースで6ハロン87.1-71.1-55.7-41.1-13.8を単走で馬ナリに追い切りました。「早ければ来週の番組から投票していくつもりでいましたが、コースで長めから追い切った昨日の動きがまだパッとせず、レースまでもう1~2本は速めの追い切りが必要と見ています。絞りにくい体質でウエイトコントロールが難しく、以前と比べてメンタル面ではどっしり構えられているものの、まだ脚元に水っぽさが抜けきらない現状なので、負担が抑えられるようなるべく美浦の施設で追い切ってから函館競馬場に移動させるつもりです。次走は2回函館開催の二週目(7/15.16)を目標にしていきます」(大竹正博調教師)
【ホウロクダマ】
★7/01(土)中京・3歳未勝利(ダ1200m)福永祐一騎手 結果5着
「休み明けで気負っていましたね。気をつけてはいましたが、スタートでトモを滑らせてしまいました。申し訳ありません。ただ、ここを叩いたことでガス抜きになりますし、この坂も苦にしていませんでしたので、次こそ期待できるのではないでしょうか。前走時(3/11・阪神5着)より各パーツパーツが丸くなっていたし、いい感じで成長してきていますね」(福永祐一騎手)
*****4歳馬*****
【ラタンドレス】
「現在は600mの馬場をキャンターで2400m(18秒ペース)、坂路コースを1本(18秒ペース)のメニューで調整中です。だいぶ硬さが取れて歩様がスムーズになってきました。ただ、飼い葉食いが悪くない割に馬体が思うように増えてこないのが、目下の悩みのタネ。こちらに来て1ヵ月ほど経っているだけに、もう少しフックラして欲しいというのが正直なところです。明日1日(土)に15-15の時計消化をおこなう予定ですが、『2回小倉開催(7/29~)に目標を切り替えた』と聞いていますので、馬体増を促しながらジックリ乗り込むつもりです」(担当者)
【オルレアンローズ】
★7/01(土)中京・知多特別(3歳上1000万下・芝1400m・混)和田竜二騎手 結果4着
「燃え方は聞いていた以上でしたね。返し馬で火を付けないようにして、スタートもポンと上手に出てくれたので、これならと思っていましたが、他馬と少し接触したらハミをガツンと噛んでしまいました。しかも上にさらうような感じで強烈ですね。フワーッといきたかったのはやまやまですが、さすがに前半3F33秒5は速かったですね。内が伸びない馬場のなか、それでも勝ち馬とコンマ2秒差に踏ん張っているのですから、このクラスでは実力上位だと思います。やはり馬と喧嘩しないこの戦法の方が合っているでしょうね。息を入れながらいけていれば、もっと際どかったと思います」(和田竜二騎手)
【ブランデーグラス】
現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。担当者は「この中間に右前橈骨のレントゲン検査を行いましたが、経過は極めて良好でした。去勢後も元気があり余っていて煩さを見せているため、まずはウォーキングマシンで体を軽く動かし、落ち着かせてからパドック放牧へ移行させたいと考えています」と話していました。
【レッドアヴァンセ】
(ノーザンファームしがらき)周回キャンター3000m、坂路1本。487キロ。
牧場スタッフ「今週から坂路で15-15を消化しています。今のペースでは物足りないくらい楽に動けるので順調といえるでしょうね。体調も安定していますし、飼葉もしっかり食べていますよ。ただ、本数を重ねても食いが落ちないのはいいのですが、今は実になりやすいですので、馬体重もしっかり管理してあげたいと思います」
【レッドイグニス】
(ミホ分場)マシン60分。馬体重464キロ。
担当スタッフ「去勢した箇所はその後も問題ありません。膝の方は、左側にまだ若干熱はありますが、軽く動かしていても歩様などは問題ないので、この後もケアしながらゆっくり進めて行きます」
【レッドバルトーク】
(松風馬事センター)中間再度ショックウェーブ治療を行い、状態もさらに上向いてきたことから、火曜日より乗り出しを開始しました。現在はロンジングを行ってから、角馬場でハッキングを20分程度乗っています。体重は471キロと変わらずで、皮膚病も少し出てきていることから、さらなる体調のアップを図りながら進めていきます。
【レッドゼルク】
(ファンタストクラブ)今週は火曜日に坂路の併せ馬で15-15、今日は単走で17-16-15と終いのラップを上げる形をとりました。来場当初かなり疲れが溜まっていたこともあるのですが、ここにきてだいぶ良化を見せています。それ以外の日も長めのキャンターをじっくり乗って基礎体力の向上を図り、実戦に向けてのスピードトレーニングと併用して順調にきています。レースで良い結果を出せるように我々も頑張るので、馬にも耐えてもうひと回り成長してもらいたいですね。
*****5歳馬*****
【ルグランパントル】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。引き続きブリンカーを着用して調整していますが、この中間も順調そのもの。トレセンの調教にも耐えられるだけの体力はしっかり付いた印象です。30日(金)に栗田調教師が来場されて状態確認をおこない、馬体面のアドバンテージもできたことから、来週末にも近郊へ移動し、ワンクッション入れてから入厩する予定です。
【レッドオルバース】
(社台ファーム)先週末から直線走路にも入れ始め、28日には55.6-41.7-27.9-14.6の強めを消化しました。オルバースにとっては苦もなく走れるラップでしたね。具体的な予定は立っていませんが、体調も落ち着いているので、緩ませない程度にしっかり負荷をかけていきます。
*****6歳馬*****
【ラテラルアーク】
現在はマシン運動1時間に加えトレッドミル3000~4000mのメニューで調整しています。担当者は「この中間よりトレッドミルを併用して運動量を増やしています。ひと頃は背中に張りがあったせいか歩様が小ぢんまりとしていましたが、苦しい部分が解消されてきたことで前脚の捌きが軽くなり、トモも深く強く踏み込めるようになってきました。もうしばらくはトレッドミル中心のメニューで進めていきます」と話していました。
*****7歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
(ミホ分場)マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター4200mを25-25秒。馬体重460キロ。
担当スタッフ「熱が出た影響もなく、今はしっかり乗り込んでいます。背骨も徐々に良くなって来て、身のこなしも悪くありません。体重は増えていませんが、毛艶も良く、全体の感じは良いので、このくらいの体重で良いと思います。この後も入厩に向けて進めて行きます」