*****2歳馬*****
【ゴールドホイッスル】
徐々にペースアップを図っていたのですが、この中間に右後脚の球節部に少し腫れが見られました。念のためにレントゲン検査を行いましたが、骨などに異常はなく、おそらく疲れが出てしまったようです。現在は騎乗運動の回数を週1日に減らし、周回コースでハロン24秒くらいのペースで2400m乗られています。残りの日はウォータートレッドミルでの運動を行い、馬体が重くなりすぎないように調整しています。ひとまずはこのメニューでの騎乗調教を継続し、調教後の状態をしっかり確認しながら、今後の調教方針を決めていく予定です。現在の馬体重は549kgです。
【シングシングシング】
6月2日、新開調教師は「明日放牧に出します。疲れの抜け具合にもよりますが、2週間程度で戻せるかもしれません」とのことで、6月3日に阿見TCへ放牧に出ることになった。
*****3歳馬*****
【ソルオリーヴァ】
★6/04(日)東京 3歳未勝利(芝1400m・混)丸田恭介騎手 結果7着
「直線に向いた時の手応えからはもう少し上の着順に来ても不思議ない感じでしたが、結果もうひと伸びが足りませんでしたね。1ハロン長いのか、それとももう少し距離があった方がいいのか分かりませんが、いずれにしても時計の掛かる洋芝が合うと思います。休み明けにしては最後まで一生懸命走ってくれましたし、次は変わってきそうですよ」(丸田恭介騎手)
【ホウロクダマ】
「現在は600mの坂路とダートコースでキャンター2000mを17秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。5月31日(水)には予定通り13-13の時計消化をおこないました。中竹調教師に報告したところ、『背腰の疲れなどが残っていないか入念にチェックしてください。今週末と来週の時計消化をおこなった後も問題がなければ帰厩させたいと思います』とのことでしたから、遅くとも再来週には帰厩の運びになるでしょう。まだ少し重苦しさが残るので、帰厩までに解消できるように乗り込みを進めていきます」(担当者)
*****4歳馬*****
【ラタンドレス】
この後は京都府・宇治田原優駿ステーブルで調整することになり、本日2日(金)に移動しました。「スタートの芝部分でトモを滑らせて行き脚が付かず。道中もそれほどリズムよく運べていないのに外を回してしまっては…あの騎乗では参考外のレース。連闘や1400の距離が敗因とは正直思っていません。状態に変わりありませんが、連闘したことでテンションが高くなって精神面が少しピリピリしていますし、節稼ぎとリフレッシュを兼ねて一旦、近郊に放牧に出させてもらいます。出馬状況を見ながら、3回中京開催(7/1~)を目標に帰厩させるつもりです」(山内研二調教師)
【オルレアンローズ】
現在は馬場3周と坂路1本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。調教量を増やしつつペースアップも図りましたが、トモの入りがいい頃に比べるとひと息ですし、特に右手前の時のバランスがもうひとつ。ピッチを上げた割には落ち着きを保てているので、帰厩まではバランスの修正に努めていくつもりです。
【シュティルヴァルト】
現在は馬場2周を18秒ペースのメニューで調整中です。去勢したせいか肉付きがまだ寂しく見えますが、毛ヅヤが良くなっていて体調面は確実に上向いていますし、調教の動きもだいぶしっかりしてきました。今の感じなら入厩もそう遠くはないでしょう。
【レッドイグニス】
(ミホ分場)舎飼。馬体重477キロ。
担当スタッフ「引き続き舎飼で様子を見ながら、10分くらいの曳き運動を行っています。膝にはまだ少し熱や腫れが残っていますが、軽い運動でも歩様はしっかりしているので、この後もケアしながらゆっくり進めて行きます」
【レッドゼルク】
(ファンタストクラブ)マシン運動30分、常歩2400m、ハッキング1600m。
乗り出してからも脚元や体調に不安はなく順調に立ち上げることができています。いつも言うように捌きの硬さはカジノ産駒特有のものなのでそこまで気にしていません。もちろん疲労からくる硬さもあるので、しっかり見極めるように努めています。今後は屋内ダートのキャンターに移行し、そこで問題がないようなら坂路にも入れていこうと思います。
*****5歳馬*****
【ルグランパントル】
現在は馬場2周と坂路1本を上限20秒ペースのメニューで調整中です。馬体重も増加傾向ですし、疲労も回復しつつあることから、週明けから馬場入りを再開しました。背腰の疲れに関しても悪化している様子は見られないことから、このまま乗り込みを進めていけるでしょう。もし良化が見られないようなら電気鍼による治療をおこなうつもりです。
*****6歳馬*****
【レインオーバー】
6月3日(土)東京10R・稲村ヶ崎特別(3歳以上1000万円以下・芝2000m)に出走。馬体重は4キロ増の458キロ。落ち着いた様子でパドックに登場。体重は増えているが体をスッキリと見せ仕上がり具合は良さそう。多少前の出が硬く見えるが、力は発揮できそうな状態。パドックで騎手が跨がってからも、大きく気配が変わることはなく馬場へ向かった。入れ込むことなく芝コースへ入ると、直ぐにスムーズな返し馬に入った。レースでは、スタートでダッシュが付かず最後方からの競馬。向こう正面から徐々に外を上がって行き5~6番手の外目で3コーナーへ。終始押っつけて鞭が入りながら6番手の外で4コーナーを周り直線へ。一番外で追い出されるが、最後はいっぱいになってしまい8着。レース後、内田騎手は「ゲートは出たもののでダッシュが付きませんでした。ゲートで遅れた場合『早めに仕掛けて欲しい』と言われていましたので、向こう正面から仕掛けていきました。そこからずっと押っつけどうしでしたが、直線に入ったところで手応えが怪しく直線中程でいっぱいになってしまいました」とのコメント。また堀調教師は「トレセンで470キロあった ので、大きく460キロ台で出走できると思っていましまが、交通事情で輸送に時間がかかり、思っていた以上に体が減ってしまったようです。ゲート練習でも、しっかり出す練習をしていたので、もう少しちゃんと出られると思っていましたが実戦では上手くいきませんでした。スローになる可能性も高かったので、出遅れた場合は早めに仕掛けるように指示していましたが…」とのこと。
*****7歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
(ミホ分場)マシン60分、常歩600m、ダク1800m、キャンター2400mを25-25秒。馬体重478キロ。
担当スタッフ「水曜日に社台の獣医が来られ、全体にショックウェーブをしてしっかりチェックしてもらいました。背骨が全体的に疲れているとの事なので、この後もそのあたりを治療しながら進めて行きます。まだ右半身に張りがあって、歩様に硬さはありますが、軽く乗りながら良くなるようにして行きます」