*****4歳馬*****
【シルヴァーバレット】
本日5月18日(木)、山元トレセンに放牧に出ました。
本日5月17日から軽い乗り運動を再開したところ、左前脚のツキはだいぶ良化していました。ただし、ここ数週間、小向調教場は重い馬場状態が続いており、ペースアップするには慎重にならざるをえません。
そこで、近日中に山元トレセンに放牧に出し、坂路など脚元への負担が軽い馬場で調教を進めたほうが結局は近道との結論に達しました。山元TCで順調に進めていければ、6月の地元・川崎開催をパスするだけで、7月上旬からの川崎開催にはカムバックできる可能性もみえてきそうです。
【ラタンドレス】
14日(日)に坂路コースで4ハロン58.1-40.0-26.2-13.8を単走で末一杯に追われ、17日(水)にも坂路コースで4ハロンから併せ、53.2-39.2-26.2-13.5を馬ナリに追い切りました。「ここ二週の動きがいいし、口向きの悪さもだいぶ矯正できた。短距離戦で脚を溜める形がだいぶ板についてきたからね。今回も前半ちゃんと折り合いをつけられるか、展開が向くかどうかが好走のカギを握るでしょう。減量騎手を起用することで、斤量3kgの恩恵を味方にできれば、直線さらに鋭い脚が使えるはずです」(山内研二調教師)
【オルレアンローズ】
現在は馬場2周と坂路1本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。調教で口向きの難しさを見せており、すぐに右手前に戻そうとする面も見受けられますが、むしろペースアップしていない分、精神的に余裕があるからこそなのでしょう。馬体が張って状態は良さそうですし、テンションが上がることもなく落ち着きがあっていい雰囲気。調教進度を上げようと思えばいつでも上げられる状態ですが、精神面でスイッチが入ってしまうのを避けるため、しばらくは現状のメニューでジックリ乗り込んでいくつもりです。
【ブランデーグラス】
右前脚橈骨遠位端の剥離骨折が判明し、先週12日(金)に美浦トレセン内診療所にて剥離した骨片の摘出手術および内部のクリーニングを行いました。
術後の経過も良好なため、昨日には抜糸が終わって入院馬房から退院し、本日19日(金)に福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動しています。
この後は1~2週間の期間をおいて、オカダスタッド(北海道)へ放牧に出る予定です。
なお、事故見舞金の対象日数については全治6ヶ月と診断(競走復帰できるまでの目安)されています。
【レッドアヴァンセ】
(音無厩舎)坂路1本の調整。
坂路 65.1-48.7-32.4-16.2 馬なり
助手「今日も坂路で軽めに乗って調整していますが、息や体はできていますし、特に変わりありません。テンションも落ち着いていました。飼葉の食いも良くて馬体重は462キロ。この後も馬体をケアしながら、来週の競馬を良い形で使えるように乗り込んでいきたいと思います」
(音無厩舎)坂路にて単走で追い切り
坂路 66.1-49.4-33.3-17.0 馬なり
音無調教師「追い切りは今週末、来週の予定。今日は坂路で軽く乗っています。ここまで馬の状態を見ながら無理せず進めて来ましたが、その甲斐あって運動に入る前から元気が良く、唸っている感じでしたよ。走り足りていないのか、上がって来てからはチャカチャカしていましたが、元気が有り余っているのでしょうね。次は変わり身があるはずなので、体調を崩さないように入念に調整していきます」
【レッドイグニス】
(ミホ分場)舎飼。馬体重470キロ。
担当スタッフ「引き続き舎飼で様子を見ていますが、腹痛を起こさない程度に10分くらい曳き運動も行っています。順調に回復しています」
【レッドバルトーク】
(松風馬事センター)この中間も順調に調整を続けて、変わらず角馬場から周回コースのメニューで乗りこんでいます。今週は障害の確認をしましたが、特に問題はありませんでした。本馬は明日の検疫で美浦トレセン・大竹厩舎へ帰厩する予定となりました。
【レッドゼルク】
(ファンタストクラブ)舎飼にて療養しています。笹針をしたことでだいぶ悪い血が出ましたし、馬の表情にもいくらかホッとしたような安堵感が感じられます。だいぶ疲れが溜まっていたようですが、ここからは上向いてくると思いますよ。まだ未勝利馬ですが、以前から素質の高さを買っていた馬ですし、かねてから身体さえパンとしてくれば…という思いを持っていました。この馬の場合はその課題が大きく、未だに弱い面は残している現状ですが、出来る限りのケアをして対処していきたいです。何とか夏の間によい形でレースを迎えられるよう状態を上げていきたいと思います。
【ディアスプマンテ】
右前球節下にフレグモーネを発症し、先週の5月14日・京都・芝1600mは見送りに。17日、荒川調教師は「治療後は状態が安定し、それほど大事には到りませんでした。移動の許可が下りましたので、明日グリーンウッドTへ放牧に出ししばらく様子を見てもらいます」とのこと。
【アースコレクション】
ノーザンファーム天栄にて調整中。5月19日、牧場担当者は「坂路で14-14の強目の調教も開始しています。息遣いや喉の感じはあいかわらずですが、毛艶や体調面は良好です。このまま入厩まで乗り込みます」とのこと。また尾関調教師は「仕上がり具合も悪く無さそうですので、次の東京開催2週目を目標に、今週末か来週帰厩させる予定です」とのことで、6月10日(土)東京・3歳以上500万円以下(混合・芝1400m)への出走に向け、近々帰厩する予定。
*****5歳馬*****
【ルグランパントル】
現在は1時間のウォーキングマシン運動のみにとどめています。まだこちらに来て1週間程度ですが、レースの疲れはそれほど感じさせず、馬が傷んでいる様子もありません。ひとまず1~2週間程度はマシン運動のみにとどめてリラックスさせ、6月に入ってから馬場入りを再開する予定です。
【レッドオルバース】
(国枝厩舎)引き運動→プール
助手「追い切った後なので、引き運動をした後にプールへ連れて行き2本泳がせました。状態面は変わりないですね。馬体重は515キロと乗り込んでいるわりに減ってきませんが、いつも最終的には絞れてくるので問題ないでしょう」
(国枝厩舎)角馬場→坂路
5/17(水) 坂路 助手 52.7-38.7-25.1-12.3 馬なり
外バーディーイーグル馬なりと併入
助手「今週も併せ馬で追い切りました、併せた馬が後ろから来てから終いは軽く仕掛けましたが、反応も良かったですし、馬体も帰厩当初に比べるとだいぶ締まってきて張りも出てきています。順調ですね」
【ハラペーニョペパー】
帰厩後も順調。5月27日(土)京都・ダ1200mか、同日・御池特別(芝1200m)に向かう予定。17日、加用調教師は「今日は出先にいるため調教を直接見てはいないのですが、予定していた調教メニューを無事に消化し順調にきています。来週のレースに向けて進めていきます」とのこと。
【シンラバンショウ】
5月19日、牧場担当者は「まだ歩様に硬さがあり、現在はハッキングキャンターで調整しています。硬さが取れるまでは、ハッキングキャンターで様子を見ます。少し時間がかかりそうです」とのこと。
*****6歳馬*****
【ラテラルアーク】
現在は坂路2本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。この中間より騎乗運動を再開しましたが、トレッドミルでじっくりと動かしてきたことで、すんなりとペースアップを図ることができています。脚元はいまのところ落ち着いており、引き続き運動後に冷水とアイシング粘土で入念にケアしながら、徐々に負荷を強めていきます。
【レインオーバー】
5月19日、堀調教師は「状態も良さそうなので、今週帰厩させています。函館での出走も考えていましたが、ここからの調教の進み具合によりますが、間に合うようなら次の東京開催1週目の出走も検討します」とのことで、6月3日(土)東京・稲村ヶ崎特別(混合・芝2000m)に出走の可能性がある。
【アースコネクター】
セグチレーシングS(チバ)にて調整中。5月18日、牧場担当者は「皮膚病が少し出ていて、毛艶も今ひとつです。先週から坂路調教を開始していますが、小倉開催まではまだ時間もありますので、1週間おきに坂路調教を続けながら、体調が良くなるのを待ちます。体重は535キロです」とのこと。
*****7歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
(鹿戸厩舎)引き運動
助手「今朝も引き続き引き運動で調整しています。左トモに傷を作ってきましたが、いつものことですし、レース後は疲れからか少し左肩の出が悪かったですが、今は問題ありません。土曜の放牧までこのまま引き運動での調整となりそうです」
(鹿戸厩舎)引き運動
鹿戸調教師「レース後も状態に変わりはありませんが、東京コースで使ってもと思うので、今週土曜日に一旦ミホ分場へ放牧に出す予定です。また福島か新潟開催に合わせて厩舎に戻すつもりです」
【アースゼウス】
5月20日(土)京都・オーストラリアターフクラブ賞シドニートロフィー(4歳以上1600万円以下・混合・ダ1200m)に黛騎手で出走の予定。17日、和田調教師は「本日、坂路で馬なりから終い重点の調整を行いました。時計は半マイルから70.1、終いの1ハロンが12.1秒でした。引き続き変わりなくきているので、溜めずに思い切って逃げてもらおうと思っています」とのこと。