*****3歳馬*****
【アースミステリー】
4月16日(土)中山・3歳500万円以下(混・芝1200m)にA.シュタルケ騎手で出走。馬体重は増減無しの464キロ。ブリンカーを着用して、程好い気合い乗りでパドックに登場。もう少しフックラしても良い体つきも、馬体をスッキリと見せ、仕上がり具合は良さそう。周回を重ねていくと、徐々に気合いが乗ってくる。パドックで騎手が跨がるとさらに気合いが乗り馬場へ向かった。入れ込むことなく芝コースへ入ると、直ぐにゆっくりと駆け出していった。レースでは好スタートを決めるも無理には行かず控えて3番手からの競馬。3~5番手の外目で4コーナーを周り直線へ向かうと、バテることなく馬場の外目をジワジワと伸びるが5着。レース後、A.シュタルケ騎手は「芝は全然問題なく、距離も1200で良いと思います。今日は外枠が響いて5着でしたが、内枠ならもっと際どい競馬ができていたと思いますし、勝つチャンスもあったと思います」とのコメント。また和田調教師は「芝でもやれると思っていましたが、実際に内容のある競馬ができて良かったです。前走のように逃げる競馬だけでは目標にされて厳しくなりますが、今日は逃げなくても競馬ができたのは収穫でした。芝ダート両方こなせますし、レース後の具合を見て今後の予定を考えます。またレースを使う分には問題ありませんが、涙が出ることがあり詳しく調べてもらったところ、介在性角膜炎との診断を受けました。そのため眼の治療を続けながら調整していきます」とのこと。
【プラチナムバレット】
★4/15(土)阪神・はなみずき賞(芝2000m・混)浜中俊騎手 結果:優勝
「強敵と見ていた相手は後ろからくるタイプだけに、直線でエンジンがかかるまでに少しでもアドバンテージを取りたいと戦前から考えていました。道中は気負うことなくリラックスして走れていましたし、抜け出してからも渋太く粘ってくれました。本当にレース運びが上手な馬ですね」(浜中俊騎手)
河内洋調教師「前走は手応えの割りに思いのほか伸びあぐねたけど、どのレースも強敵はいるもんだからね。ここは逃げずに正攻法の競馬で勝負させてもらいました。今日は乗り役も上手くエスコートしてくれたし、バレットもそれに応えて頑張ってくれた。完勝でしょう。この後のことは厩舎に戻って馬の状態を見てからジックリ考えますわ」
*****4歳馬*****
【ブランデーグラス】
★4/15(土)福島・4歳上500万下(芝1200m・若手)木幡巧也騎手 結果3着
「乗り込み量は十分でしたし、調教でもよく動けていて良い状態で臨めたと思います。最後の直線では右に右にいこうとするため、修正しようとしたのですが吹っ飛んでしまい…申し訳ないです。ヨレずに走ることができれば勝ち上がる力はあるだけに自分としても悔しい気持ちがあります。まだ馬っ気を出したり、気の悪さがあるのでその辺りが解消されると、また変わってくるでしょうね」(木幡巧也騎手)
【ディアスプマンテ】
4月16日(日)阪神・ダ1400mに△城戸義政騎手で出走。馬体重は4キロ増の438キロ。落ち着いた様子でパドックを周回。馬体をフックラと見せハリもあって状態は良さそう。馬場入りの時は小脚を使って行きたがる素振りを見せ、誘導馬の後ろをしばらく歩かせて馬をなだめ、促されると軽快なフットワークで駆け出していった。レースでは、まずまずのスタートを切り、気合いを付けて前へ。中団の位置に付け馬群の中の8番手を進む。3コーナーで少しポジションが下がってしまったが、4コーナーと直線でジワジワと盛り返して9着。城戸騎手は「1800mでは最後で止まってしまうようでしたが、今日は終いも伸びていましたしこの位の距離が良さそうです。1800mのペースに慣れていたせいかテンの行き脚が一息でしたが、慣れてくれば良い位置で競馬が出来ると思います。3コーナーで狭くなって下がってしまったのが残念でしたが、馬混みの中でもしっかり走れていましたし、スムーズならもっと上位に来られそうです」とのコメント。荒川調教師は「減量も効いていたとは思いますが、この位の距離で前々の競馬をするのは合っていそうです。次も短いところを使っていこうと思います。少しでも馬体を膨らませたいのと、短距離戦は間隔が必要と思われますのでいったん放牧を挟みたいと思います」とのこと。
*****5歳馬*****
【ハラペーニョペパー】
4月15日(土)阪神・ダ1400m(牝)に荻野琢真騎手で出走。休み明けの馬体重は8キロ増の498キロ。パドック入場時から軽く小脚を使い、厩務員をグッと引っ張り上々の気合い乗り。馬体の張りも良くパドックの外目を元気に周回し具合はとても良さそう。ジョッキーが跨がると更に気合いを表に出し、先入れで馬場に向かう。小走りでダートコースに入り、そのままキャンターに移りスムーズに返し馬を行った。レースでは、揃ったスタートから気合いを付けて前へ。ダートに入るとスッと行き脚が付きハナを狙うも、先手を主張した外の1頭に寄られて行き切れず2番手の位置。2~3番手インを進んだが、直線に入る頃には一杯となって後退し16着。荻野琢真騎手は「返し馬の具合も良く、ゲートからの行き脚も上々で、ハナに行ける感触はあったのですが、向正面で外の馬に寄られてラチに接触し、そこからは行けなくなってしまって・・・。具合も良かっただけに自分の競馬が出来ず本当に残念です。すみませんでした」とのコメント。加用調教師は「逃げた馬は出脚が速く、行かせてもらえないことも想定されましたし、無理せず番手でも良かったかもしれません。ブレーキをかける形になり、気分良く運べませんでした。使いつつ良くなってきて、狙って使ったレースだけに残念です。続けて使いたいところなのですが、権利がないと当分出られないと思いますのでいったん放牧を挟みます。1400mだけでは選択肢が限られるので、ダ1200mや芝も視野に入れて検討します」とのことだった。
【ルグランパントル】
★4/16(日)中山・春興ステークス(芝1600m・混)柴田善臣騎手 結果11着
「休み明けで疲れているという訳ではないと思うけど、今日は返し馬から覇気に欠けていた。勝負所でもまったく動けなかったし、昇級戦とはいえこれまでの感触からもあんなに負ける馬じゃない。ペースや馬場が影響しているかもしれないが、正直ちょっと敗因が掴めないね」(柴田善臣騎手)
*****6歳馬*****
【アースコネクター】
4月15日(土)中山・下総ステークス(混・ダ1800m)に江田照男騎手で出走。馬体重は2キロ減の522キロ。ブリンカーを着用して落ち着いた様子でパドックに登場も、周回を重ねていくに連れうるさいところを見せ始め、途中から二人曳きに。まだ余裕のある体つきも、元気一杯で状態は良さそう。騎手は敢えてパドックでは跨がらずに、他の馬たちに騎手が跨がると、さらに気合いが乗り隊列の最後に周り馬場へ向かった。一番最後にうるさいところを見せながら、後ろ向きでダートコースへ入ると、直ぐに反転させてから4コーナーに向かって駆け出していった。レースでは、マズマズのスタートから行き脚を付けて先頭に。1~2コーナーをマイペースで周り向こう正面に入ると、徐々にペースを上げていき後続を引き離しにかかり、後続を5馬身以上離して3コーナーへ。大きなリードを保ったまま4コーナーを周るが、後続が徐々に接近してきて4馬身のリードを保ち直線へ。残り1ハロン過ぎまでは先頭で頑張り、残り50mで4番手に。さらにゴール寸前で2頭に交わされてしまい6着。レース後、江田騎手は「指示通り向こう正面からペースを上げて後続に脚を使わせる競馬をしました。直線での凌ぎ合いに持ち込み掲示板はあるかと思いましたが後すこしで、一杯になってしまいました。前走に比べ素軽さも感じられましたし、こういう競馬を続けていければ、相手と展開ひとつでチャンスもきそうです」とのコメント。また和田調教師は「着順は6着でしたが、自分の競馬ができて内容は良かったと思います。2回使えましたし、この後は小倉開催での出走を考えていますので、一度放牧に出したいと思います」とのこと。
*****7歳馬*****
【アースゼウス】
4月16日(日)阪神・陽春ステークス(混・ダ1800m)に荻野琢真騎手で出走。馬体重は8キロ減の514キロ。大変落ち着いた様子でパドックに登場し、終始リラックスした雰囲気で周回。おっとりと歩いている感じだが久々でも馬体の締まりは良く具合は良さそう。ジョッキーが跨がると多少気合いを見せつつ馬場へ向かったが、馬場入口で立ち止まり、ダートコースに入ると後ずさりしてしばらくゴネた後、ようやく駆け出すと首を上げてうるさい素振りで返し馬を行った。レースでは、揃ったスタートを切り、ダッシュ良くハナへ。行きっぷり良く先頭のまま3~4コーナーを通過し粘り込みをはかるが、直線に入ると後続に交わされ、坂に差し掛かると脚が上がってしまい16着。荻野騎手は「すごく良いスピードがありますが、馬の気持ちと行き脚が10かゼロしか無い感じで、ポンと出た後にためるような脚が使えませんでした。タメがきけばもっと頑張れたと思うのですが。また、坂も合わないみたいで坂で厳しくなってしまいました」とのコメント。和田調教師は「久々の分もあると思いますし、阪神の坂も合わなかった感じです。暑い時期に良くなるタイプだけに、使いながら気温が上がってくれば良くなると思います。夏の新潟に良い状態で向かいたいですね」とのことだった。