*****2歳馬*****

【セルヴァ】

現在は馬場1周と坂路2本を(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。まだバリバリと攻めてはいませんが、この時期の兄たち(イオラニ、カルヴァリオ)と比較しても立派な馬格で、程よく落ち着きがある点も頼もしいかぎり。これから速めの調教に移行すれば気性的にピリッとした部分が前面に出てくる可能性もありますが、騎乗者が皆、口を揃えて『走りそうな雰囲気がある』と話しているだけに期待は高まる一方です。

 

【アージェス】

現在は馬場1周と坂路2本を(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。この中間より周回コースも併用しながら乗り込み量を増やして調整していますが、調教では相変わらず前向きな走りを披露しています。トモの容積が大きくいかにもスピードのありそうな体つきをしており、このまま鍛錬を重ねていって馬体に実が入ってくれば、より前進気勢溢れる走りが期待できそうです。

 

【クイーンズトゥルー】

現在は馬場1周と坂路2本を(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。この中間より周回コースを併用することで負荷を強めていますが、日によってトレッドミル運動も挟みながら強弱を付けた調整を行っています。軽いフットワークで鋭い加速力を披露できるのも、血統馬ゆえにできる動き。体を膨らませることが本馬にとっての必須課題となるため、夜間放牧もこのまま継続していく方針ですが、もう少し暖かくなって青草を摂取できる時期になれば、食べたものが実になって馬体重も右肩上がりに増えていくはずです。

 

【ラヴノット】

現在は馬場1周と坂路2本を(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。現状、体の線が細く体力面が伴ってくるのもまだこれからのように映りますが、同じ父を持つブラゾンドゥリスの同時期と比べれば、こちらの方が仕上がりは早いように感じられます。どの騎乗者も『乗りやすい』とコメントするほどで気性面に問題はなく、あとは成長が軌道に乗りさえすれば、この先ガラッと変わってきそうなイメージです。13日(木)に来場した河内調教師は『まだ全体的に華奢な印象だけど、バランスいい馬体をしているし、これから付くべきところに筋肉が付いてくれば走ってきそうな雰囲気があるね』と話していました。

 

【シーデイライト】

現在は馬場1周と坂路2本を(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。疲れは抜けたようで、両前の出がだいぶスムーズになってきたため、7日(金)から騎乗を再開しています。課題だったハミ受けを矯正しながら乗り込みを進めていますが、休ませたことで馬には活気が感じられ、口向きさえ良化してくれば今後どんどんペースを上げていけそうです。遅生まれで、伸びシロの大きさからも成長ぶりに注目していきたい一頭です。