*****2歳馬*****
【リボンアートの2015】
社台ファームで調整中。現在は常歩3000m、ダク1200m、周回コースでキャンター2400mの調整。担当者は「徐々に距離を伸ばし、周回コースで順調に乗り込んでいます。馬場では元気一杯で、走りに良くも悪くも余裕があり、まだ遊びながら走っている感じなので、集中力を身に付けさせたいところ。馬体成長は順調で、背腰には気を付けつつ進めていきたいと思います」とのこと。2月15日現在の馬体重は475キロ。
【シンギングセンセーションの2015】
チェスナットファームで調整中。現在はダートコースでキャンター3000m(22~20秒)中心に、週2回程度坂路でハロン18秒ペースを乗られており順調。場長は「現在は周回ダートコースでの乗り込みを中心にして、体力強化に重点を置いたメニューです。坂路では18秒くらいのところも消化しており順調にきています。ヨハネスブルグ産駒らしいピリッとした動きを見せ、スピードもありそうです。先日来場した新開調教師も『夏デビューを目指せそうな雰囲気ですね』と話しており、早期始動の可能性も十分ありそうです」とのこと。
【クィーンスプマンテの2015】
社台ファームで調整中。馬体成長を促すことに重点を置き、現在はウォーキングマシン2時間の調整。担当者は「運動時間を増やしつつじっくりと進めています。馬体重は増えていますが、まだ細く見えるくらいなので、寒い時期は無理せずに取り組んでいきます」とのこと。2月15日現在の馬体重は420キロ。
【ネヴァーフェイドの2015】
吉澤ステーブルで調整中。引き続き屋内直線コースや屋内坂路で20~18ペース中心の調整。2月17日、担当者は「まだ体付きが幼い感じなので、18秒ペースを主体に引き続き同様のメニューで乗り込んでいます。成長途上にあり、変わってきそうな雰囲気があるので、焦らず成長を待ちたいですね」とのこと。2月初旬の馬体重は445キロ。
【クローズホールドの2015】
吉澤ステーブルで調整中。2月に入って強目を乗り出し順調に調整中。2月17日、担当者は「強弱を付けつつ1月下旬から17~18秒ペースも織り交ぜて乗り進めていたのですが、負荷をかけ始めると思った以上に馬がしっかりしてきて、2月初めには15秒ペースまですんなりと伸ばしてこられました。ここにきて喰いも安定してきましたので、坂路では3ハロン15秒のメニューも乗り出しています。緩く見えがちだった体も引き締まってきて、馬が良くなってきました」とのこと。2月初旬の馬体重は483キロ。
*****3歳馬*****
【アナザートゥルース】
12日(日)に坂路コースで4ハロンから0.4秒追走して併せ、55.8-40.2-25.6-12.4を馬ナリに追われ、15日(水)にも坂路コースで4ハロンから併せ、54.5-40.1-25.5-12.4を一杯に追い切りました。「追い切りの時計も週を追うごとに詰め、普段の乗り運動から3/5(日)中山・3歳新馬(ダ1800m)のデビューに向けてギアを上げていっていますが、うるさい点に関しては全く変わらないですね。まだまだ余裕がある証拠ですから、底が見えないというか末恐ろしいですよ。来週からもう一段階、調教のレベルを上げてみましょう」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
12日(日)に坂路コースで4ハロン58.5-42.9-28.7-14.4を単走で馬ナリに追われ、16日(木)にはCWコースで6ハロンから0.4秒先行して併せ、83.7-66.3-51.2-37.7-11.9を馬ナリに追い切りました。「追い切りを重ねる毎に調子を上げていっているね。まだ腰回りからトモにかけての筋肉量が足りず、緩さがあって本格化はだいぶ先と見込んでいますが、それでいてこれだけ動けるのは力のある証拠。どうにかクラシックに乗せたい馬やね。予定通り、次走は浜中俊騎手とのコンビで3/4(土)阪神・3歳500万下(芝1800m・混)に向かいます」(河内洋調教師)
【ローズジュレップ】
「3/22(水)大井・京浜盃(S2・ダ1700m)まで、あと1ヶ月強の時間がありますので、16~18秒のキャンターで調整し、口向きやゲートの確認をおこなっています。中身の方も週を追うごとに出来上がってきている印象を受けますし、それに伴って馬体も徐々に締まってきましたね。来週より15-15を開始する予定にしています」(小久保智調教師)
【レッドアランダ】
(吉澤ステーブルWEST)周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重486キロ。
牧場スタッフ「この中間も順調に調整しています。先週末には15-15を水曜日には15-13を消化しました。仕掛けられるとすぐに反応できるようにギアチェンジもスムーズですし、いいフォーム走ることができています。本数を重ねてもさらに体が増えているように今が成長期。体力面も心配ないのであとは帰厩の声がかかるのを待つだけですね」
【レッドクライム】
(吉澤ステーブルWEST)坂路1本。476キロ。
牧場スタッフ「今週から坂路のペースを15-15に上げて乗っています。相変わらず背中の乗り味は良いですし、走りに関しても問題ありません。ペースを上げてもフットワークは良いのですが、あえて課題を挙げるとすれば、元々トモが甘い馬なので、入りがもう少しグッと深く入ってきて欲しいですね。それでも無理せずに調子は上げられていますので、引き続き慌てずにやらせてもらいます」
*****4歳馬*****
【ラタンドレス】
「現在は600mの馬場をキャンターで2400m、坂路コースを1本(18秒ペース、週一回は15秒ペース)のメニューで調整中です。調教を進めていくうちにだいぶテンションが上がってきていて、特に坂路コースに入れると道中から首を左右に振る素振りを見せています。ハミ受けに関しては相変わらずですが、15-15以上の速いところでは前に前に行こうとするので、実戦に行けば操作性に関してはあまり気にならないと思います。それ以外に何も不安はありませんし、馬体や息もだいぶできてきた印象を受けるだけに、あとはもう精神面だけですね。来週も15-15を1~2本織り交ぜつつ、乗り込みを進めていきます」(担当者)
【オルレアンローズ】
松風馬事センターで順調に調整され、昨日16日(木)に帰厩しました。
「3/12(日)中京・トリトンS(芝1400m・混)を目標に、昨日こちらに戻しました。早速、今日から坂路入りし、17~19秒のキャンターで調整しています。見た目にフックラとしていますし、もちろんですがテンションも上がっていません。来週からピッチを上げて調整していきますが、この今の状態を本番までなんとかキープしたいところです。大野騎手が中山での騎乗予定ということでピンチヒッターを調整中です。テン乗りになりますので、美浦で追い切りをつけてくれて、そのうえクセ馬を御せる吉田隼騎手もしくは丸田騎手のいずれかで向かう予定です」(高木登調教師)
【ブランデーグラス】
現在は馬場1周と坂路2本を17~18秒ペース(週二回は15秒ペース)のメニューで調整中です。相変わらず集中力に欠ける感じの走りですが、気性的なものなので一朝一夕には変わらないでしょう。ただ、今週から15-15の時計消化を織り交ぜてペースアップを図っているだけに、これでピリッとしてくればいい方に変わってくるかもしれませんし、順調に乗り込めているのは何より。2月下旬をメドに厩舎へ送り出せればと考えています。
【シュティルヴァルト】
現在はウォーキングマシンを1時間、トレッドミルで軽めに2000mの運動メニューで調整しています。左前患部は変わらず落ち着いた状態で、進めていって悪化する様子はありません。今後も患部には細心の注意を払って運動メニューを決めていきます。
【レッドバルトーク】
(松風馬事センター)引き続きロンジング運動で調整しています。先週ショックウェーブを当てて、レーザーもやっているのですが、どうも左トモの疲れが取れてこない感じなので、まずはそこが良くなってから乗り出す予定にしています。障害を使ったことでだいぶ疲れがきている感じですね。楽をさせているので馬は元気ですし、馬体もいい感じに膨らんできていますよ。
【レッドゼルク】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター3000mを25-25秒。馬体重535キロ。
担当スタッフ「若干、まだ右の首筋に張りは残っていますが、引き続きケアしながら進めています。脚元や背腰は問題なく、歩様もしっかりしていますね。元気も良いので、この後も緩めないようしっかり乗り込んで行きます」
【グローリーミスト】
1月20日よりノーザンファームしがらきで調整中。2月17日、担当者の話では「乗り出した後も問題は無く、周回コースと坂路を併用して進めてきました。順調にペースが上がっており、今週15-15を再開したところです。背中や腰の具合も良くなっており、このまま乗り込んで帰厩への態勢を整えます」とのこと。
*****5歳馬*****
【ルグランパントル】
現在は馬場2周と坂路1本を18~20秒ペースのメニューで調整中です。飼い葉もしっかり食べていて馬は元気一杯。疲れは全く感じさせず、この中間も順調に乗り込んでいます。若干口向きの悪さを見せていて、右に張るような走りをしていますが、一時的にバランスを崩しているだけだと思うので心配は要らないでしょう。その辺を矯正しつつ、ペースアップのタイミングを探っていきます。
*****6歳馬*****
【ラテラルアーク】
引き続きパドック放牧で様子を見ています。左前脚の球節から腱にかけてまだ若干熱が残っていますが、近日中にも獣医師に診断を受け、ゴーサインが出るようならトレッドミルからの立ち上げを検討しています。
*****7歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター1800mを25-25秒。馬体重485キロ。
担当スタッフ「背腰は押したりすると少し反応はしますが、元々気にするところのあった馬ですし、入場当初よりはしっかりして来て、体も良くなって来ています。落ち着きも出て来ていますし、飼葉も食べていますよ。この後も良い形で戻せるようにケアしながら乗り込んで行きます」