*****2歳馬*****

【シンギングセンセーションの15

チェスナットファームで調整中。現在はウッドチップコースで22秒ペースのキャンター3000m中心の調整。場長は「まだ気の悪さを見せることもありますが、調教に入ると集中できるようになってきました。まだ緩さが残っていますので、じっくり乗り込んで成長を促していきます」とのこと。1月下旬の馬体重は450キロ。

 

【ネヴァーフェイドの15

吉澤ステーブルで調整中。引き続き屋内直線コースや屋内坂路で20~18ペース中心の調整。担当者は「1月下旬から坂路を主体にハロン17秒ペースを取り入れて乗り込んでいます。調教の動きでもスピード感が増し、しっかりと全身を使った走りへと変化してきています。ペースアップ中も大きな疲れはなく、乗りながら筋肉量が増え、馬体重も増加し、バランス良く成長しています。今後も成長を促しながら進めていきます」とのこと。

 

【クローズホールドの15

吉澤ステーブルで調整中。引き続き屋内直線コースや屋内坂路で20~19秒ペース中心の調整。担当者は「強弱を付けた調整で体質面の強化と体力アップをはかっています。動きは軽快になり力強さも出てきた印象ですが、立派な体付きの割に喰いの細い面があったりしますので、引き続き成長に合わせた調整を進めます。馬体ももう少し引き締めていきたいところ」とのこと。

 

*****3歳馬*****

【アナザートゥルース】

本日22日(金)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。
29日(日)に坂路コースで4ハロン58.4-42.8-28.2-13.6を単走で馬ナリに追い切りました。「水曜日に練習も兼ねて、とりあえずゲート試験を受けてみました。受かったと思ったのですが、進入とスタートがいまひとつということで落とされてしまって…。本日受け直して合格できましたが、やはり他の馬が気になってしまうようで、今後は集中力を高めるためにパシュファイアーを装着しようと思います。まだ幼いということもありますが、逆に言うとそれぐらい余裕があるということなのでしょう。とりあえず第一関門は突破しましたので、デビューに向けて一気にギアを上げていくつもりです。順調にいけば、2回中山開催2週目以降のダ1800mのいずれかでのデビューになると思います」(高木登調教師)

 

【ローズジュレップ】

「自厩舎到着後に装蹄をした関係で、1618秒の長めのキャンターで調整しており、15-15を切る追い切りはおこなっておりません。2/16(木)大井準重賞の雲取賞(ダ1600m)は59kgを背負ってしまうので、2/19(日)の東京・ヒヤシンスS(ダ1600m)に森泰斗騎手で向かうことを本線にしていますが、地方2歳チャンピオンとして、また転厩初戦として結果をシビアに求められる立場であるので、中途半端な状態で出走させられないですし、先のある馬ですからここで無理はしたくないというのが正直なところです。来週強めに追い切ってみて、その内容を踏まえたうえで正式に出否を決定させてください」(小久保智調教師)

 

*****4歳馬*****

【ラタンドレス】

「現在は600mの馬場をキャンターで2400m、坂路コースを1本(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。ハミ受けの悪いところがあり、なかなかまっすぐに走ってくれないのは聞いていた通りでしたね。気が勝ったタイプでもあるので、ハミ受けを矯正しつつユッタリ走れるように調整しているところです。脚元も含めて状態面に関しては全く問題ないので、来週から通常ペースの調教を開始し、早ければ来週末、遅くても再来週には15-15の時計消化を織り交ぜて更なるペースアップを図るつもりでいます」(担当者)

 

【オルレアンローズ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(1718秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。こちらにいる時は落ち着いていますし、馬体もフックラして心身共にリフレッシュできているようです。当初予定していた雲雀Sだと10日競馬に近い形で急仕上げになってしまうことから、高木調教師の指示により3/12(日)中京・トリトンS(芝1400m・混)、もしくは3/19(日)中山・幕張S(芝1600m・混)に目標を切り替えることとなりました。『1週前にビッシリ追って、当該週はテンションを上げないようにサラッとやりたいので早めに帰厩させたい』と聞いていますので、送り出しに向けて逆算して態勢を整えていくつもりです」(担当者)

 

【ブランデーグラス】

現在は馬場1周と坂路2本を1718秒ペースのメニューで調整中です。以前に比べて馬体にメリハリこそ出てきましたが、調教の動きも相変わらず重苦しく、全体的にまだまだ体力不足の印象は否めません。それに、どうもふざけながら走っている感じで集中力にも欠けるだけに、もう少しジックリ乗り込んで体力強化に努めつつ、集中して走れるよう気性面の成長も促したいところです。

 

*****5歳馬*****

【ルグランパントル】

現在は1時間のウォーキングマシン運動のみにとどめています。コンスタントにレースを使ってきた分、さすがに疲れが残っているようで、この中間視察に訪れた栗田調教師も「とりあえずゆっくり休ませて、疲れを取ることに専念してください」とおっしゃっていました。脚元を含めて気になるところは全くありませんので、当面の間は心身共にリラックスさせて疲労回復に専念するつもりです。