*****3歳馬*****
【カヴァレリア】
1月28日(土)東京・3歳新馬(混・ダ1600m)でデビュー。初出走の馬体重は514キロ。メンコを着用して落ち着いた様子でパドックに登場。まだ余裕のある体つきも、馬っ振りも良く好馬体。馬の気配も悪くなく、状態自体は良さそうに見える。うるさい馬がいる中、その影響を受けることもなく、ドッシリと構え落ち着いた様子。他の馬たちに騎手が跨がってからも大きく気配が変わることはなく馬場へ向かった。入れ込むことなくダートコースへ入ると、しばらく行進してからスムーズに抑え気味の返し馬に入った。レースでは、揃ったスタートから先行争いに加わるも、無理には行かず8番手で芝からダートコースへ。徐々にポジションを下げ11番手の外目で3コーナーへ。10~12番手の外目のまま4コーナーを周り直線へ。直線で馬場の外目に出されると、しっかりとした脚色で伸びてきて3着。レース後、大野騎手は「まだ余裕のある体つきでしたし、前半は馬の行く気にまかせました。そのためスタートは良かったのですが、自然にあの位置からの競馬になりました。直線に入るとしっかりとした脚で伸びてくれました。ここを使って更に良くなってくると思いますし、次はチャンスもありそうです」とのコメント。また新開調教師は「まだ余裕のある体つきで、今日は終いだけの競馬になりましたが、最後までしっかりとした脚色で伸びてくれて、能力があるところは見せてくれました。前とは少し離れた3着でしたが、前残りの競馬の中最後の伸び脚も目立ちましたし、デビュー戦の内容としては悪くなかったと思います。レース後問題がなければ、引き続き東京開催4週目に使えればと考えています」とのこと。
*****4歳馬*****
【シルヴァーバレット】
2月2日(木)川崎12R(16時50分発走)・群雄特別・C2(二)組・距離1500m戦へ真島騎手で出走することが決まりました。追い切りは1月29日(日)に吉原騎手が跨り、単走で4Fから52.1-38.4-25.7秒の時計を馬なりでマークしています。「両前脚のソエはおすと気にする程度で、走りに影響がないため使うことになりました」(内田調教師)。
【レッドバルトーク】
1月29日レース後コメント(4着)
草野騎手「返し馬から落ち着きはありましたし、レースもカッカせずに走れていました。最初の障害は大事に行きましたが、馬が躊躇することもなく自分から飛越するような感じだったので、その後は飛越に関しては何も心配いらないくらいでした。2周目から徐々にポジションを上げて行き、直線では勝ちを意識できるほどでした。ただ、追い出してからは平地の時と同様に気の悪さを出して寄れてしまって…。そういったロスもありましたので、その辺りが良くなってくれればと思います。初めての障害レースでしたが、今日の感触からこのクラスでは勝てる力があると感じましたので、あとは使っていって馬が煩くならなければというところですね」
*****6歳馬*****
【クイーンズシアター】
1月29日(日)中京・4歳以上500万円以下(牝・ダ1800m)に長岡騎手で出走。馬体重は12キロ増の484キロ。メンコ着用。落ち着いた様子でパドックの外目を周回。首を下げ気味にして時折鼻を鳴らし、気合い乗りは上々。12キロ増も重苦しい感じはなく、肉付き良く見せる。ジョッキーが跨ってもイレ込むことはなく気合いを表に出して馬場へ。小脚を使ってダートコースに入り、他の馬達としばらく行進した後、反転して促されるとスムーズに駆け出していった。レースでは、揃ったスタートから外目5番手で1コーナーへ。6番手外目をスムーズに進んでいたが、向正面で2頭が立て続けに外を捲っていくと一気にペースが上がり、3~4コーナーで置かれ気味に後退してしまい、後方3~4番手で直線へ。直線でじわじわと脚を使うも14着。長岡騎手は「道中は出たなりの位置で良いポジションに付けられたのですが、捲りの展開になってしまうとペースが上がったところで反応できませんでした。自分から動いて行きたいタイプだけに、流れが合わなかったようです」とのコメント。和田調教師は「今日のようなペースに対応できず動けませんでした。体は少し立派だったかもかもしれませんが、体をフックラさせる方向で立て直し具合自体は悪くなかったと思います。この後のことは厩舎に戻ってからの状態を見て検討します」とのことだった。30日、和田調教師より「ここ数戦は勝負所で反応出来ない感じでしたので、今回は耳覆いの無いメンコにしてみたのですが変わり身が無く、馬に走る気持ちが無くなってしまったように思われます。体はフックラして具合は悪くなかったと思います。時間をかけて背腰の疲れを抜き、体もフックラして状態は悪くなかったと思いますが結果に繋がりませんでした。二桁着順が続いており、年齢的にもこれ以上の上積みを期待するのは厳しい状況で、残念ではございますが、ここで引退させることにしたいと思います」との話があり、協議を進めた結果、同馬を引退させることになった。同馬は近日中に中央競馬の馬名登録を抹消する予定。