******2歳馬******
【レッドジェノヴァ】
12月10日レース後コメント(1着)
田辺騎手「パドックで跨ってから少し煩くなって、馬場に出てからも煩かったのですが、競馬ではスタートも普通に出て、直ぐに良い位置につけられました。道中、前の馬と差がなくなって、少し逃げるようなところを見せましたが、直ぐに修正して前との距離を取って走らせました。4角では手が動き始めましたが、直線向いてからもバテずに、最後までしっかり走ってくれました。まだ、体も緩さがあって途上の感じですが、追ってから渋太い馬で、これからまだまだ良くなって行くと思います」
小島茂調教師「お父さんの血統から2戦目は煩くなって来るので、昨日もしっかりゲート練習をしました。そのせいかゲートの中もさほど煩くなる事もなく上手に出てくれましたね。まだまだ体もしっかりしていない感じで勝ってくれましたし、これからが楽しみです。1回使ってピリピリして来ていたので、今回は勝っても負けても放牧に出す予定でいたので、本当に勝ってくれて良かったと思います。トレセンに戻ってしっかりチェックして、週明けに放牧に出したいと思います。休ませる事でしっかり成長もしてくれると思いますよ」
【ソルオリーヴァ】
★12/11(日)中山・2歳新馬(芝1800m)野中悠太郎騎手 結果10着
「まずまずのスタートでしたが、外枠からでもダッシュは利いて、前半は人気していた馬(ゴールドスミスを前に見ながら好位で運ぶ競馬でした。1000m通過のラップタイムはスローで、稽古で跨った感じからもっとスッと反応できると思っていたのですが、前に推進していけませんでした。硬い馬場を気にしていたようにも感じましたし、芝よりもダートの方が向いているタイプかもしれませんね。距離はもう少し長くても対応できそうなくらいで、逆に縮めると忙しく感じるかもしれません。実戦を一度使って変わってくると思います」(野中悠太郎騎手)
【アースミステリー】
12月11日(日)中山・2歳新馬(混・ダ1200m)に1キロ減の石川騎手で出走。初出走の馬体重は476キロ。メンコを着用して、少し緊張気味も、落ち着いた様子でパドックを周回。太目感はなく仕上がり具合は良さそう。他の馬たちに騎手が跨がってからも大きく気配が変わることはなく馬場へ向かった。ダートコースへ入ると、しばらく行進したところで立ち止まってしまう。係員が立ち寄り馬装(鼻錠が外れていた)を直してから、ゆっくりと駆け出して行った。レースでは、好スタートから先行争いに加わるが、無理せず控えて4番手で3コーナーへ。6番手で4コーナーを周るがポジションを徐々に下げてしまい、直線で再度盛り返してきて8着。レース後、石川騎手は「スタートダッシュと二の脚は速かったのですが、そこからの行きっ振りがいまひとつでした。道中もまわりを気にしながら走っている感じで、競馬慣れしてくれば変わってきそうです」とのコメント。また和田調教師は「まだまだ馬が若く競馬が分かっていない感じです。ここを使ったことで、気持ちの面でも変わってきてくれると思います。ダートの走り自体は悪くなかったと思います」とのこと。
*****3歳馬*****
【レッドイグニス】
12月10日レース後コメント(2着)
丸山騎手「パドックから返し馬までテンションが高かったです。でも、鹿戸調教師や助手さんからパドックでテンションが高いのはいつものことで、きょうはまだマシな方だと聞いていました。レースはスタートから流れに乗れましたし、直線もタイミングを計って追い出す余裕がありました。一度は突き放して勝ちパターンに持ち込めたと思いましたが、最後は勝ち馬との決め手の差が出てしまいましたね。このクラスはすぐ突破できるはずです」
鹿戸調教師「離れた外から来られたので抵抗しようにも抵抗できませんでした。勝ちにいっての結果なので仕方ありません。1度放牧に出すと次いつ戻せるかわからないので厩舎において次走を目指すことも検討しています」
【グローリーミスト】
12月10日(土)中京・長良川特別(芝2200m)に古川騎手で出走。馬体重は前走より6キロ増の482キロ。元気良くパドックに登場。若干気負いながらの周回で、周回の前半は小脚を使う機会が多かったが、周回を重ねるにつれて徐々に集中し始めてくる。幾らか余裕残しの仕上がり状態で、もう少し絞れた方が良さそう。パドックで騎手が跨ると、気合いが乗って首を上下に振りながら馬場へ。芝コースに入ると、スムーズに返し馬に入った。レースでは、揃ったスタートも内の馬を見ながら無理には行かず控えて後方からの競馬。後方4番手で1コーナーヘ入るが、後方2~3番手で2コーナーを周り向こう正面へ。そのまま後方3番手で3~4コーナーを周り直線へ向かうと、前との差を詰め始めてジリジリと伸びるが、最後は脚色が一緒になってしまい9着。レース後、古川騎手は「風の影響を受けない位置で走れましたし、上手く直線で外に出すことが出来ました。手応えもありましたので、『これなら』という感じだったのですが、坂を登ってから少し内にモタれ始めてしまい、最後は少し脚が上がってしまいました。馬場も前走ぐらいの状態ならなんとか我慢は出来ると思いますが、良馬場が良いのは確かですね。返し馬の感じから以前よりも状態は良くなっていましたし、もう少し良くなってきそうな感じです。今日は休み明けだった分、最後は少し甘くなってしまいましたが、ここを使って次は変わってくると思います」とのコメント。また中竹調教師は「天気も良く馬場も味方してくれて、最後も伸びているのですが届きませんでした。前半は無理をせず、この馬の競馬は出来たのですが・・・。この後についてはレース後の具合を見て検討します」とのこと。
*****5歳馬*****
【ラテラルアーク】
★12/11(日)中京・障害3歳上未勝利(芝3000m・混)山本康志騎手 結果8着
「余分な肉が付いての+16kgではありませんし、毛ヅヤも良く、体調そのものは良好でした。口向きは問題なかったのですが、行く気になったり、やめようとしたり、走りが一定ではありませんでしたね。2ヶ月ぶりの実戦ということで、後半はバテてきて飛越が雑になりましたが、スタミナがついてくれば良い方向に向かうと感じています。平地に戻すか、このまま障害で続戦するかジャッジが非常に難しい結果となってしまいましたが、いずれにしても次につながればと思っています」(山本康志騎手)