*****2歳馬*****

【アナザートゥルース】

現在は1時間のウォーキングマシン運動のみにとどめています。念のため左膝のレントゲン撮影をおこないましたが、幸いにも骨には異常が見られなかったことから、12/8(木)から騎乗運動を再開しました。患部の熱感や歩様の乱れなどはなかったものの、以前にも増して馬っ気がひどくなり、12/9(金)の調教では何度も立ち上がる素振りを見せていたほど。今後は脚元よりも気性面の方が課題になりそうです。

 

【プラチナムバレット】

8()CWコースで6ハロンから0.2秒追走して併せ、84.6-66.8-51.4-37.8-11.8を一杯に追い切りました。「普段はおっとりしていて動きもそれほど目立たないのですが、速めをやる度に手応えが良くなっていますね。先週同様、今週の追い切りでも抜群の伸び脚を見せてくれました。引っ掛って行くタイプではないので距離の融通も利くと思いますし、まだ腹回りに若干余裕は感じられますが、恐らく480kg台で出走できそう。来週12/18(日)阪神・2歳新馬(芝1800m・混)をC・ルメール騎手で予定しています。血統馬で注目も浴びるはずですが、それに恥じない競馬ができるようにしっかり仕上げていくつもりです」(河内洋調教師)

 

【ローズジュレップ】

「明日、最終追い切りをおこなう予定ですが、至って順調にきています。飼い葉食いも落ちませんし、ただただスゴいなと思いますよ。2勝目を挙げた7月から、この舞台を見据えてやってきましたが、予定通りにこの舞台に駒を進めることができるのは、ローズジュレップの驚異的な成長力でしょうね。この後はどういう形になるかわかりませんが、現状のローズジュレップの最高のパフォーマンスをし、とにかく“いい競馬”をしたいと思っています。その結果、ビッグタイトルを手にできれば言うことなしですよね。しっかり納得のいくように仕上げて、前日の13日(火)に決戦の地である川崎競馬場の出張馬房に移動します」(田中淳司調教師)

 

【ホウロクダマ】

「引き続き600mの坂路とダートコースでキャンター2000m17秒ペースのメニューで調整しています。13-13の時計消化も順調におこない、トレセンの通常とほぼ変わらないメニューで乗り込めています。週末の検疫で帰厩する予定と聞いていますが、時間的な猶予をいただいたおかげで、コトコトしていた歩様の硬さも解消してきましたし、いつでも送り出せる状態に仕上がりましたね」(担当者)

 

【レッドアランダ】

(吉澤ステーブルWEST)周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重448キロ。
牧場スタッフ「調整は順調に進んでいるので予定を早めて先週末から15-15を始めました。今週水曜日にも2本目を消化。乗るとテンションが急に上がりますが、速いところにいってからのスピード、軽快さは目立っていますよ。あすは15-13くらいの時計を出そうと考えていますが、その程度なら楽に動けるでしょう。このままだと年内の帰厩も考えてもらっていいかもしれません」

 

【レッドミラベル】

(山元トレセン)担当スタッフ「マシン運動からトレッドミルに移行しての調整。触った感じも良くなっているので乗り出し開始を考えていたのですが、トレッドミルでのキャンターの様子を見ていると、まだ少しトモが苦しいようです。この感じで乗り出しても回復具合など状態面が停滞してしまいそうですので、あと1週ほど現行のメニューで進めてみることにしました。だんだんとテンションが上がり気味で、この馬らしさが出てきました。これは元気が戻ってきている証拠ですので、好材料ととらえていいと思います。股関節中心に週1回のショックウェーブでケアも継続していますし、来週の今ごろは馬の雰囲気もまた変わってきているんじゃないかと期待しています。前回は490キロで送り出しましたが、飼葉も食べて478キロと順調な回復を示してくれていますよ」

 

*****3歳馬*****

【オルレアンローズ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(1718秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。首や背腰に関しては全く問題ありません。ただ、調教を強化したせいなのかフケの影響なのか定かではないのですが、飼い葉食いが若干落ちています。首や背腰の今のいい状態を帰厩まで保ちたいという意図もあって、先週まで週2回だった15秒ペースを今週は週1回に減らしました。決してペースダウンした訳ではありませんし、あまり速い時計消化を必要とするタイプでもないので、それほど気にする必要はないでしょう。引き続きフケには注意しながら進めていきます」(担当者)

 

【レッドアヴァンセ】

(ノーザンファームしがらき)周回キャンター3000m、坂路1本。馬体重466キロ。
牧場スタッフ「今週も坂路にて15-15のペースで乗っています。この中間も変わりなく順調で不安な点はありません。移動の態勢は整ってきました。予定では12月20日辺りの検疫で帰厩する事になっているので、それまで体重が減り過ぎないように注意したいと思います」

 

【レッドバルトーク】

(松風馬事センター)この中間は騎乗運動のみのメニューに切り替えて周回コースをF17~8秒で乗り込んでいます。本日来場して状態を確認した大竹調教師からは「検疫次第ですが、早ければ来週にも入厩させたいと考えています」とのコメントがありました。馬体重は474キロです。

 

【レッドバルク】

(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400m25-25秒。馬体重527キロ。
担当スタッフ「今はしっかり乗り込んでいて、脚元や背腰にも大きな疲れはなく、中身も良くなっています。飼葉も変わらずしっかり食べていますし、この後もケアしながら乗り込んで行きます」

 

*****4歳馬*****

【ルグランパントル】

「どうしても瞬発力のあるタイプにやられてしまうので、道中の位置取りはもう一段前で構えた方が良かったかもしれませんね。マイルの流れで折り合いがピタリとついていたし、直線もジリジリ伸びてはいただけに、もう一つ着順を上げて優先権が欲しかったのは本音です。レース後のダメージもそれほどなく、昨日から角馬場で乗り出しを開始しています。本質的には坂の緩やかなコースがベターな印象ですが、直近には適した番組がありませんので、成績の安定している同じ条件をもう一回使いましょう。次走は来週12/18(日)中山・3歳上1000万下(芝1600m・混)を一応の目標としますが、出馬状況を見ると間隔2節では厳しいかもしれません。除外されるようならば、年明け初日の開催となる1/5(水)の同(芝1600m・混)に目標を切り替えて調整していきます」(栗田博憲調教師)

 

【レッドルヴァン】

(田口トレーニングファーム)マシン運動120分、常歩4000m、ダク1200m、キャンター3000m。
担当スタッフ「今週も長めキャンターと週1のF15を消化しましたが、脚元は落ち着いています。馬体は悪くありませんが、まだかなり余裕があるので、もうひと絞り、ふた絞り欲しいところ。今後は移動に向けて乗り込み強化していきますが、脚元に異常が出なければおのずと身体も絞れてくると思います。とにかく脚元のケアを優先に心がけつつ、さらにペースを上げていければと思います」

 

*****6歳馬*****

【レッドヴィーヴォ】

(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター1800m25-25秒。馬体重477キロ。
担当スタッフ「右前の硬さは徐々に取れて来て、歩様も良くなって来ているので、今週からキャンターを入れて乗り始めました。背腰にまだ張りは残っていますが、そのあたりはしっかりケアして進めています。今まで軽めだったので、元気が余ってうるさいところを見せていましたが、乗り始めたことで徐々に治まって来ています」