*****3歳馬*****

【シルヴァーバレット】

この中間にレントゲン検査を行い、患部の順調な回復がうかがえました。そのため、先週からウォーキングマシンでの運動を開始しています。まずは毎日30分の運動を行っており、順調にこなしています。様子をみながら運動時間を伸ばしていき、騎乗運動再開までしっかりと歩かせていく方針です。現在の馬体重は464kgです。

 

【ラタンドレス】

7日(水)から夜間放牧を行っています。到着当初は飼い葉食いが細く、レースの疲れも顕著に見られましたが、状態は徐々に回復傾向にあります。ただ、まだ馬体が寂しく映りますので、もうしばらくの間は夜間放牧を続けて状態を見極めていく予定です。

 

北海道・ノルマンディーファームに6日(火)に移動しました。
「牡馬との混合戦でも、大幅なプラス体重で臨めたので内心は秘かに期待していたんだけどね…馬場入場時から馬のテンションが急に上がってしまって、レースでも道中、鞍上の抑えが利いていない走りに映りました。この北海道シリーズで、息を入れて脚を溜める競馬をマスターさせたかっただけに、最終戦で不本意な結果に終わってしまって残念です。レース後も状態に変わりはありませんが、滞在とはいえ短期間に5回競馬を使いましたので、この後は牧場でしっかり休養させてやりたいと考えています。復帰は暮れの中京開催あたりを目標にと思っていますが、この期間で心身ともに成長してくることを期待しています」(山内研二調教師)

 

【フィオレンツァ】

9/7(水)門別・ヒヤデス特別(交流・中央未勝利・ダ1200m)服部茂史騎手 結果8
本馬はこれで6走目となり、限定未勝利戦への出走資格がありません。これまでの戦歴と本馬の現状を踏まえ、清水英克調教師と協議を行った結果、このままでは会員の皆様のご負担が増えてしまう可能性が高いことから、誠に残念ながら近日中に中央競馬登録を抹消することとなりました。なお、本馬は来週9/15(木)に開催されるサラブレッドオークションに出品する予定です。出資会員の皆様には追って書面にてご連絡させていただきます。フィオレンツァ号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援ありがとうございました。
「体調も良い状態で送り出せましたし、ここ最近は特に成長を感じていましたので何とかこのチャンスをものにという気持ちで臨みましたが、走ることへの気持ちを思うように引き出せませんでした。また、毎回の追突(走っている際に自身の前脚と後脚がぶつかるアクシデント)により続けて出走することが叶わず、何とか馬にとって走りやすい条件をと色々と試してきましたが、なかなか適正を見出せずフィオレンツァにも出資会員の皆様へも申し訳なく思っています。入厩当初はゲートに苦労して、その後は問題なく、むしろスムーズなスタートをきれるようになったことからも、練習の積み重ねにより苦手を克服するフィオレンツァのがんばりにこちらも寄り添う形で厩舎スタッフ一同取り組んでまいりましたので、我々としましても残念でなりません。ここまで応援していただいた皆様、ありがとうございました」(清水英克調教師)

 

「スタートもポンと出ましたし、陣営からの指示もあったため積極的に前にいきましたが、思うような結果につながらず申し訳ないです。1200mという距離はこの馬にとっては少し忙しいのは感じます。ただ、それよりもレースに集中しきれていないことが大きいのではないでしょうか。内側に他馬を見る形で進めることにより集中するよう促しましたが、なかなか最後まで維持することができませんでした」(服部茂史騎手)

 

【オルレアンローズ】

11日(日)に坂路コースで4ハロン56.2-40.6-26.0-12.3を単走で馬ナリに追われ、14日(水)にも坂路コースで4ハロン53.1-38.9-25.5-12.7を単走で強目に追い切りました。「時計を詰めながら仕上げていっている段階です。来週9/25(日)中山・外房特別(1000万下・芝1600m・混)を予定していますが、ゲートが開いた瞬間スイッチが入り、さらに休み明けの分、余計に行きたがるのではないかと少々不安もよぎっています。気合いを乗せ過ぎないように気をつけながら、復帰戦から全力を出せるような調整をしていきます」(高木登調教師)

 

4日(日)に坂路コースで4ハロン56.8-41.3-26.3-12.3を単走で馬ナリに追われ、7日(水)にも坂路コースで4ハロン53.8-38.7-25.2-12.7を単走で一杯に追い切りました。「こちらの思う通りの調整メニューを課しても、非常に順調にこなしてくれていますね。今回の休養がオルレアンローズにとって相当なプラス効果を生んでいると思います。坂路での追い切りも力強い動きを見せてくれましたし、普段の常歩の姿も逞しさを感じますよ。9/25(日)中山・外房特別(1000万下・芝1600m・混)を大野騎手で予定しています」(高木登調教師)

 

【ブランデーグラス】

この中間に患部のレントゲン検査をおこなったところ、骨膜が写っていましたがそのまま固まってきている状態です。ただ、骨折した右膝には多少熱を持っており、もうしばらくの間はパドック放牧のみで現状維持の生活を続けて状態を見極めていく予定です。その経過をみながら今後の方向性を考えていきます。

 

【シュティルヴァルト】

「現在は角馬場で軽めのダクと本馬場でキャンター1600m1セット(2224秒ペース)のメニューで調整しています。先週一杯は軽めの運動でとどめ、今週から乗り運動を再開しました。新潟戦の疲れも徐々に取れてきたようで、まだ細身には映りますが、活気が出てきましたね。左トモの送りの遅さがありますが、乗り込みながら馬体の回復を図った後、初期障害を試してみる予定です」(担当者)

 

未勝利戦終了期間内に勝ち上がることはできませんでしたが、ここまでの成績を踏まえて500万クラスでも十分戦っていけると判断したため、このまま中央競馬で現役を続行いたします。
今後は、一旦休養して馬体回復を図った後に、他厩舎に環境を変えて再出発し、障害転向も視野に入れながら3回新潟・福島開催を目指す予定です。
レース後も異常はありませんが、この後は美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、7日(水)に移動しました。
「勝負を早めに仕掛けたのは否めませんが、抜群の手応えで四角を回ってきただけに、終いはもう少し粘って掲示板は確保して欲しかったのが本音です。デビュー以来、ここまで入着10回と善戦してくれていますが、ここまで未勝利を脱出させることができず申し訳ありません。長い距離を走れる馬ですし、古馬になってトモがしっかりしてくれば大成してくる可能性を秘めていますので、今後もシュティルヴァルトの活躍を願っております」(栗田徹調教師)

 

【レッドアヴァンセ】

918日レース後コメント(8着)
武騎手「返し馬の雰囲気も良かったですし、落ち着きもあったので状態は良かったです。スタートもしっかり出てくれたので、下げ過ぎないように気をつけました。前半は最初少しだけハミを噛む仕草をしていたものの、折り合いも付ける事ができましたし、3コーナーの仕掛け処でも自分からスッと動いてくれて、直線に入ってからも持ったままの手応えだったので、ロスなく競馬ができて勝ちを意識する事ができました。ただ、追い出してからは手応えほど伸びてはくれず、全くと言っていいほど脚を使えませんでした。距離うんぬんもりも、今日は力のいる重い馬場はこの馬には合わなかったと思います。次は京都に変わりますし、パンパンの馬場なら巻き返せる能力もありますので、今日使った事で次走はもっと良化しそうですね」
音無師「状態は良かったのですが、今日は道悪馬場に尽きると思います。秋華賞は得意の京都コースですし、一度使った事で馬も良くなって来るはずです。まずは状態を確認してからにはなりますが、当初の予定通り秋華賞を武豊騎手で向かいます」

 

(音無厩舎)厩舎周りを引き運動。
助手「昨日追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しています。追い切り後も特に変わった事はないですし、運動中も出掛けの歩様はスムーズで覇気もありますね。食欲も旺盛なので、馬体重は460キロと先週から変わらずに来ています。これならレースで450キロ台か、少し切るくらいで出走できると思います。楽しみですね」

 

(音無厩舎)坂路にて併せ馬で追い切り
アヴァンセ    53.0-38.8-25.3-12.3 強め
ファンタジステラ 53.4-39.2-25.6-12.5 一杯
助手「今日は坂路で併せ馬を消化。先週しっかりやっているので、今日は前半ゆったり入ってから終い重点にやりました。だいぶ気合いも乗っているので、テンから勢い良く走っていましたが、その割に折り合いは付けられましたね。追い出してからも春頃に比べてスッと動けるようになりましたし、息の戻りにも時間は掛かりませんでした。状態面に関しては万全なので、良い結果を期待したいですね」
音無調教師「先週ビッシリやっているので、今日はラスト2Fをしっかりやるイメージで追い切りました。追い切り本数を重ねているので、動きや息の方はもう出来ていますね。良い状態に仕上がったので、予定通り今週のローズSを武豊騎手で使います。他の馬達もひと夏越して成長していると思いますが、アヴァンセもしっかり成長してくれたので、頑張って欲しいですね」

 

(音無厩舎)厩舎周りを引き運動
助手「昨日追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しています。出掛けの歩様もスムーズでしたし、覇気もありますね。戻って来てからは飼葉の食いが良くて、昨日の夕飼葉も完食。馬体重は460キロと大きく減ることなく調整できています。明日はゲート練習をする予定です」

 

(音無厩舎)坂路にて併せ馬で追い切り
9/4(日)坂路 59.7-43.7-29.2-14.9 馬なり
9/7(水)
アヴァンセ 51.9-38.2-24.9-12.5 仕掛け
ノガロ   52.3-38.9-25.1-12.6 一杯
武豊騎手「抜群の動きでしたね。オークスは騎乗できなかったので、乗るのは桜花賞以来でしたが、休養を挟んだ事でだいぶ幅が出て来たように思えますし、春先よりフットワークに安定感がありました。一番成長したと思うところは反応の速さですね。元々、稽古駆けする馬ですが、エンジンの掛かりがそこまで良い方ではなかったのですが、今日は最後も手綱を揺すっただけで、スッと動けて最後も追えばまだまだ良い時計が出ていたはずです。良い稽古内容だったので、馬も今日しっかりやった事でもっと良くなると思います」
音無調教師「1週前追い切りになりますので、武豊騎手に乗ってもらい、しっかり追い切りをかけました。春よりも仕掛け処で自分からスムーズに動けるようになりましたし、動きは申し分ないと思います。今日しっかりやったので、来週はサラッと追い切ってレースに向かう予定にしています」

 

【レッドイグニス】

(ミホ分場)曳き運動後、ダク1200m、キャンター2400m25-25秒。馬体重467キロ。
担当スタッフ「右トモの浮腫みも取れて、競馬の疲れもなくなって来たので、今週から普通に乗り始めました。脚元や肩などもしっかりケアしながら進めています」

 

(ミホ分場)曳き運動後、ダク1200m。馬体重464キロ。
担当スタッフ「以前ぶつけた右前の裏を獣医に診てもらいまいたが、異常なくしっかりしています。ただ、右トモの管のところに少し浮腫みが出ているので、ケアしながらゆっくり進めています」

 

【レッドバルトーク】

918日レース後コメント(4着)
丸田騎手「久々の分なのか上ずりながら走っていて、後ろからのポジションになってしまいましたし、向こう正面でペースが落ち着いた時に馬群がぎゅっと詰まって行くスペースがなくなってしまいました。3コーナーからはスムーズに上がっていけて、直線もこの馬なりにジリジリ伸びてくれましたが、態勢が決してしまっていましたからね。向こう正面で早めに外を通って上がっていったほうがよかったかもしれません。なんとか結果を出したかったのですが、すみません。洋芝より今日の方が走りやすそうな感じはしました。勝てませんでしたが、ポテンシャル的には500万下を使ってみても面白いと思います」
大竹調教師「ここを目標にしてきただけに、勝たせることができずとても残念です。この後は厩舎に帰ってからの様子を見てからになりますが、この馬の能力を評価していますので、地方出戻りを狙うか、障害練習を試しながら新潟か福島開催の500万下格上挑戦を狙っていくなど色々な可能性を考えていきたいと思います」

 

(大竹厩舎)引き運動
大竹調教師「追い切った後なので、厩舎周りを引き運動。脚元や馬体に問題は見られませんし、無事にレースへ向かうことが出来そうです。追い切りの動きからも古馬の格上条件の馬に遜色ない能力を感じています。ここまで時間がかかってしまいましたが、この1戦に集中して何とか結果を出したいところです」

 

(大竹厩舎)ウッドコースにて追い切り
9/14() 南W 草野 53.5-38.8-13.2 馬なり 
中ナイトフォックス馬なりと4F併せで0.2秒遅れ
外アルカサル馬なりと4F併せで0.2秒遅れ
助手「3頭併せで追い切りました。最後は流してお釣りを残す感じだったので、半馬身ほど遅れましたが心配はいらないですよ。上がって来てからも飼葉をバリバリ食べていてへこたれている様子もないですし、馬体に問題もなさそうです。いよいよ今週の出走となるので、午後からもしっかりチェックしておきます」

 

(大竹厩舎)ウッドコースにて追い切り
9/8() 南W 丸田 83.8-68.2-53.1-38.8-13.4 一杯
外アルカサル馬なりを6Fで0.3秒追走2F併せで0.1秒先着
助手「先週は少し軽くなってしまったので、今日は予定通り併せ馬でしっかり追ってもらいました。時計はほぼ予定通りで、丸田騎手も先週より状態は上がってきていると話していました。獣医師も追い切るごとに心臓の音が良くなってきていると言ってくれていて、だいぶ体も出来てきた感じはしますね。ここまでくるのに時間はかかってしまいましたが、レースまであと1週間となったので、しっかり仕上げていきたいと思います」

 

(大竹厩舎)ダートコース→ゲート練習
9/4() 坂路 助手 57.3-42.4-27.1-13.2 馬なり
大竹調教師「先週末に予定通り坂路で追い切りを消化。その後も変わらず順調に調整を進めています。今朝は丸田騎手を乗せてダートコースを1周半キャンターで周った後、ゲートを確認しました。明日はウッドコースにて併せ馬で追い切る予定です」

 

【レッドゼルク】

(藤沢厩舎)乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。
助手「昨日追い切ったので軽めの調整です。出がけは多少硬いですが、いつもと同じくらいですし、歩様自体はしっかりしていたので問題なさそうですね。欲をいえば、もう一段階パンとしてきて欲しいところはありますが、使ったことで馬体の格好は良くなってきていますね。来週まで疲れを溜めずに仕上げていきたいと思います」

 

(藤沢厩舎)乗り運動後、坂路下でダク。その後、坂路1本。
9/14() 坂路
内ペイドメルヴェイユ 58.2-42.7-27.1-13.1 馬なり
中ファーブルトン 57.4-42.8-27.2-13.0 馬なり
外レッドゼルク 57.8-43.0-27.6-13.1 馬なり
助手「今日は先行する形で追い切りました。来週競馬の予定なので少しペースを上げてやりましたが、動きも悪くなかったですし、前走後の疲れも抜けてきているようですね。右側にチークを着けて調教していますが、坂路ならもたれる面もそこまで気にならないですね。コースでのコーナリングには不安もありますが、一度使って体もしっかりしているはずですし、右回りが全くだめということはないのではないかと考えています。最後のチャンスになりますし、少しでもいい状態で競馬に向かえるように来週まで進めていきます」

 

(藤沢厩舎)乗り運動後、坂路下でダク。その後、坂路1本。
9/8() 坂路 65.3-48.8-32.5-16.2 馬なり
杉原騎手「今日も坂路を1本上がりました。普通キャンターくらいなので、このくらいならもたれる面も気になりませんし、問題ない動きだったと思います。少し疲れがあるかもしれないとのことでしたが、走り自体はしっかりしていて、それなりに力強さもありましたよ。あまり時間もないので、ペースを上げるタイミングが難しいところではありますが、今日の感じなら週末あたりからやっていって大丈夫そうです」

 

(藤沢厩舎)乗り運動後、坂路下でダク。その後、坂路1本。
9/7() 坂路 66.0-49.0-32.3-16.0 馬なり
助手「坂路を普通キャンターで上がりました。特にどこか気になるというわけではないですが、まだ疲れが抜けきっていないのか、全体的にダラッとした感じがありますね。心なしか大人しい感じもしますし、回復しきっていないのかもしれません。今のところ中山3週目(9/24-25)のダート1800mのどちらかに向かおうと考えていて、少し時間もあるので、今週は無理せずに様子を見て、徐々にペースを上げていくつもりでいます。しっかり体調を整えて、いい状態で競馬に向かえるようにしていきたいと思います」