*****2歳馬*****
【ローズジュレップ】
11日(木)に坂路で3ハロン15-14-13を馬ナリで追い切りました。「先週と同様のメニューでゆったりと調整している効果から、体力的にも精神的にも随分と持ち直してきた印象を受けます。昨日の追い切りではキビキビとした素軽い動きを見せてくれましたので、すずらん賞1本に絞って正解でしたね。来週はゲートから長めの追い切りを予定しています」(田中淳司調教師)
【ホウロクダマ】
昨日11日(木)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。
「水曜日の練習でダッシュも利くようになり、試験本番でもゲートが開いたら上手にこなしてくれましたよ。まずは第一関門突破ですね。飼い葉食いの量も落ちていませんし、体力もありますので、デビューに向けてこのまま自厩舎で調整していきます。大型馬でなるべく脚元に負担を掛けないようにしたいので、坂路中心で仕上げていくつもりです。8/27(土)小倉・2歳新馬(芝1200m)を考えています」(中竹和也調教師)
【ヴァニラエッセンス】
8月12日、竹内調教師は「本日ウッドチップコースで時計を出しており、4ハロン56.0秒、終い14.0秒の時計でした。今日は単走でサラッとやりましたので、それほど速い時計ではありませんが、楽な手応えで走れていました。初めて単走で追い切りを行いましたが、馬自身に前向きさが出ていましたし、1回競馬を使った上積みはありそうです。今日の計量で馬体重406キロあり、順調に馬体重も増えてきています。来週の水曜日に時計を出して予定のレースに臨みたいと思います」とのこと。
*****3歳馬*****
【ラタンドレス】
「デビュー当初はまだ気持ちにピリッとした感がなく、距離も融通が利いていたのですが、近走内容からはどうしても道中掛かり気味に走るため、少し短めの方が適性として合う印象があります。かといって1000mでは忙し過ぎますので、この北海道シリーズでは道中掛からず走ることを覚えさせる目的に1700mを使っている現状です。近走内容からも500万クラスではやや力量不足は否めませんが、いずれは必ず通用してくると素質を見込んでいます。レース後も馬体や脚元に異常はなく、使ったなりに疲れはあるもののダメージをあまり感じさせません。この後は夏休みにする予定ですし、出馬状況や状態を見ながら札幌開催の後半でもう一戦使おうかと考えています」(山内研二調教師)
【フィオレンツァ】
「この馬にとっては1200mという距離は忙しく、さらにいうと直線が短いコースの方が合っているのかもしれませんね。調教でも良い動きを見せ、成長してきているのを感じているだけに非常にもどかしいですが、次に向けて切り替えていきましょう。レース後、大きなダメージはないものの、今回も追突(走っている際に自身の前脚と後脚がぶつかるアクシデント)していますのでケアをしながら在厩で進めていきます。次も芝で走ることができればベストですが、中山開催で芝の番組が2つしかないことを考えると難しく感じますので、地方交流も含めて考えさせてください」(清水英克調教師)
【シュティルヴァルト】
10日(水)にWコースで4ハロンから1.6秒追走して併せ、54.8-40.0-13.3を直線強目に追い切りました。「秘策で考えていた盛岡の交流競走は残念ながら選出されませんでした。今週は3頭併せで前を大きく追走させて内に潜り込ませましたが、併入までは持ち込めなかったものの伸び脚鋭く、首を上手く使って気持ちよさそうに推進できていましたよ。短期間でもトレセンから外に出してあげたことで、精神的にリラックスができたのかもしれませんね。トモの具合や動きも悪くありませんし、これなら十分使える状態にあります。優先出走期間が今週迄のため、5節間隔で来週使えるかが一番の心配どころですが、これ以上ない鞍上が確保できたことは心強いですね。ここは運も信じて、レースに向けて万全の態勢に持って行けるよう調整していきます。来週8/21(日)新潟・3歳未勝利(芝2400m・混)に戸崎圭太騎手で向かう予定です」(栗田徹調教師)
【レッドアヴァンセ】
(ノーザンファーム空港)ダク500m、キャンター2500m、週2回900m坂路2本(F15~16秒)。馬体重476キロ。
この中間も坂路主体に順調に乗り込みを消化できています。余裕をもって走れるペースですが、気のいい馬ですし、輸送を控えているので牧場ではこのぐらいで問題ないでしょう。周回コースと坂路を併用してしっかり運動量は確保できていますし、乗りながら体が増えてきているのは良い傾向と見ています。移動が近づいてきましたが、特別変わったことはせず、しっかり体調管理に努めながら態勢を整えていきます。
*****4歳馬*****
【レッドルヴァン】
(田口トレーニングファーム)マシン運動120分、ダク1200m、キャンター3000m。馬体重513キロ。
担当スタッフ「今週も順調に稽古は消化していますが、まだ左前に張りが出ることがあり、F15秒より速いところには移行できていません。ここまで慎重に進めてきましたから、今後もその姿勢は崩さず進めていきたいと考えています。もう少しお時間をください」
*****5歳馬*****
【ラテラルアーク】
「この中間も角馬場で初歩的な障害練習を行っています。先週までは丸太を跨がせる程度でしたが、今週は高さ120cmの障害を飛ばすところまで進めています。飛越自体はセンスよく安定していますが、やはり気ムラな性格で障害に向き合おうとしない一面も覗かせているため、試験を受けるまでには少し時間が必要かもしれませんね。引き続き平場での出馬状況を窺いながら調整しているため、坂路やウッドコースも併用して調整しています」(昆貢調教師)