*****2歳馬*****
【コンパッシオーネ】
現在は周回コースでハロン25秒のキャンターを2400m、週3日は坂路ででハロン15~16秒のキャンターを1本消化しています。ほどよい前向きさで坂路を登坂することができています。適度な負荷で乗り込んでいくことで、もうひとまわり馬体を膨らませたいと考えています。現在の馬体重は446kgです。
【ローズジュレップ】
12日(日)にダートコースで5ハロン66秒を併せ馬で強めに追い切りました。「19日(日)に最終追い切りを行い、来週6/23(木)JRA認定ウィナーズチャレンジ(2歳オープン・ダ1700m)に備える予定です。前走で騎乗した阿部騎手が所属厩舎に騎乗するということで、こちらも自厩舎の服部茂史騎手で臨みます。先週からじっくり乗り込んできましたが、飼い葉食いも旺盛でふっくらと見せていますので、前走からはいくらかプラス体重で出走することができそうです。全馬ともに初距離となりますが、むしろローズジュレップに分があると考えていますので、自信を持って送り出します。函館2歳ステークス(G3・芝1200m・混)に出走するには勝つしかないので、是が非でも決めたいですね」(田中淳司調教師)
【レーヌジャルダン】
社台ファームにて調整中。引き続き、直線ダートコース1本中心に、週1回、周回外回りコースから15-14ペースを消化しており順調。担当者は「伸縮の良いフットワークで走れるようになってきました。ここからはもうワンランク上の調教に移行し進めていきたいと思っています。ショックウェーブ治療で背腰をしっかりケアしながら進めていきます」とのこと。6月17日現在の馬体重は477キロ。
【カヴァレリア】
チェスナットファームにて調整中。6月17日、場長は「引き続き、坂路1本の後に周回コースでキャンター3200mを乗っており、週1回坂路で強目(15-13)を消化しています。強目をコンスタントに乗り込んでおり、これだけ攻めていっても馬体を維持できていますし、具合はとても良さそうです。馬体重の数字は変わりありませんが、体の水っぽさが抜けてずいぶん筋肉のメリハリが出てきました。ここからギュッと絞れて更に良くなってくれると思います」とのこと。6月中旬の馬体重は500キロ。
【ヴァニラエッセンス】
内田ステーブルにて調整を進め、近々美浦TCに入厩予定。6月16日、竹内調教師は「検疫の都合でまだはっきりとした入厩日は決まっていないのですが、来週中の入厩を予定しています」とのこと。
【ロゼットブルー】
引き続き、直線1本(17-16)中心の調整。担当者は「変わりなく順調です。馬体は維持できており、筋肉の発達も目立ってきました。ここから徐々にペースを上げていきます。今はまだ気持ちばかりが先走っている感じですが、体がしっかりしてきて、走りたい気持ちと体が上手くマッチしてくれればと思っています」とのこと。6月17日現在の馬体重は462キロ。
【アンデスクイーン】
引き続き週2回坂路2本中心のメニュー。6月17日、担当者は「変わりなく同様のメニュー(坂路で16-16)を消化しています。乗り込みつつ馬体も増えており、調子は変わらず良さそうです。秋の移動に向けてこのまま乗り込んでいきます」とのこと。6月17日現在の馬体重は496キロ。
*****3歳馬*****
【シルヴァーバレット】
島上牧場移動後は、舎飼で様子をみています。抜糸後、患部が少し膿んでいて、消炎剤治療と抗生物質の投与などを行い、患部はだいぶ乾いてきています。術後1~2ヵ月は舎飼で様子をみていく方針で、獣医師からの許可が出れば曳き運動を再開していきます。現在の馬体重は444kgです。
【ラタンドレス】
12日(日)に函館競馬場のWコースで4ハロンから併せ、58.2-42.0-12.4を馬ナリに追われ、15日(水)にもWコースで5ハロンから0.2秒追走して併せ、70.2-55.1-41.0-13.3を馬ナリに追い切りました。「函館競馬場に移動してからも元気一杯の様子で、週末から時計を出せています。キビキビした動きでコテツ(小林徹弥騎手)との呼吸も合っているように思えますね。久々の競馬が影響しなければ、古馬とは斤量差もあるのでそうヒケを取らないのではないでしょうか。オールダートで距離もピッタリなだけに、人気は薄いと思いますが期待を持って臨みます」(山内研二調教師)
【フィオレンツァ】
現在は角馬場で軽めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(20秒ペース)のメニューで調整しています。「先週も話させていただきましたが、馬体重は増えてきているものの、背腰の肉が寂しく映り、骨格に見合った体つきをしていません。未勝利戦終了までのリミットを考えれば、ここは進めていくよりほかないので非常に悩ましいですね。脚元の状態は良くなっていますので、乗り込みつつできる限り体を増やして送り出したいと思います」(担当者)
【オルレアンローズ】
12日(日)に坂路コースで4ハロン56.8-41.0-25.7-12.8を単走で馬ナリに追われ、15日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.6秒先行して併せ、54.3-39.4-25.6-12.7を単走で一杯に追い切りました。「ここまでの調整過程は順調ですし、体調や脚元に不安は感じさせません。ただ、どちらかというと暑さに強いタイプではないように思えますし、まだ成長の余地があるだけに大事にしていきたいですね。来週5/25(土)東京・3歳上500万下(芝1400m・混)に主戦の大野(拓弥騎手)で向かいます」(高木登調教師)
【シュティルヴァルト】
16日(木)にWコースで4ハロンから1.3秒先行して併せ、57.1-42.0-13.5を単走で馬ナリに追い切りました。「タフなレースが続いているため、今週は軽めの追い切りを消化しています。体質がシッカリしてきたようで、体を減らすことはありませんし、トモを引きずるような面も見られません。レース中にハミを越すところがあったため、前走時から調教でも舌を縛っているのですが、上へ抜けずに前に推進する走りができていますので効果は大きいようですね。来週6/25(土)東京・3歳未勝利(芝2400m・混)をT.ベリー騎手で予定しています」(栗田徹調教師)
【レッドアヴァンセ】
(ノーザンファーム空港)引き続きウォーキングマシンの調整を続けています。見た目には元気ですし、馬体重は449キロまで増えていますが、ここから改めて鍛え直すにはもう少し欲しいところです。450キロを超えて減らずに安定してきたらトレッドミルなどを取り入れて乗り出しのタイミングを図るつもりです。今のところ、次走は秋のレースを予定しているので、今は焦ることなくしっかりと疲れを抜きたいと思います。
【レッドイグニス】
(ミホ分場)乗り運動後、ダク1200m、キャンター1800mを25-25秒。馬体重471キロ。
担当スタッフ「脚元の腫れは良くなって来ました。まだぶつけた箇所にしこりは残っていますが、痛みはなく、歩様も気にならないので、今週から乗り始めています。前回よりはうるさくなっていますが、体はしっかりして来た感じですよ。この後もケアしながら気を付けて乗り込んで行きます」
【レッドミモザ】
(ノーザンファームしがらき)角馬場、坂路1本。馬体重466キロ。
牧場スタッフ「馬体チェックを行った獣医師によると今は左肩が張っている状態とのこと。前回は左の首から肩にかけてと右トモに違和感があったので、あの時と比べると状態は悪くありません。すでに一昨日から角馬場で乗り出しましたが、動かした分だけほぐれてくる感じだったので、獣医師の許可を得て昨日から坂路で軽めに乗り出しました。今後の治療法などについては調教を進めながら判断することにしています」
【レッドゼルク】
(ファンタストクラブ)担当スタッフ「骨瘤も固まったので徐々にペースを上げて、今日は坂路で15-15を消化しました。脚元は問題なさそうです。無事に競馬に向かう態勢をつくれさえすれば走ってくれる馬と思っていますので、脚元含めた馬体面をしっかりケアしながら、しっかり状態を上げていきたいです」
*****4歳馬*****
【ルグランパントル】
松風馬事センターで順調に調整され、昨日16日(木)に美浦に帰厩しました。
「前走時は本当にどうなることかと思いましたが、何事もなくスタッフ共々安心しております。お世辞は抜きにしてこれから飛躍できる馬だと期待しているので、しっかりと結果を出せるようにしていきたいですね。松風でも乗り込んでもらっていましたし、不安は感じさせませんが、慎重に進めていきたいと思っています。中京の開幕週に良い番組はあるのですが、見切り発車で使うことは避けたいので最終週の7/23(土)中京・3歳上500万下(芝1600m・混)を目標に進めるつもりです。自ブロックではないので除外の可能性もありますが、その際は翌週の新潟に向かいたいと思っています」(栗田博憲調教師)
【エンパイアライン】
この後は美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、15日(水)に移動しました。
「馬にとって久々とはいえ、もう少し積極的なレース運びをしてほしかったというのが正直なところです。最後の脚に見所があったように、もっとできたのではないかと消化不良の感は否めません。レース後、右トモに少しばかり疲れが見られるものの心配する程ではないでしょう。一旦外に出しますが、1、2週間で戻す予定です。新陳代謝が良くないためその点に気を配ってもらいます」(清水英克調教師)
【レッドオルバース】
(山元トレセン)担当スタッフ「この中間もしっかりと解してからキャンターという流れで調整を進めており、ここまで問題なく稽古を消化することができています。今週いっぱいは普通キャンターでの調整を進めて、状態に問題がなければ来週から15-15へ移行したいという考えです。飼葉も食べてくれていますし、体調面にも不安はないですからね。特に右トモは硬さが出やすい馬ですので、引き続きケアしながら乗り込みを進めていきたいと思っています。目標は新潟2週目(8月6~7日)とのこと。まだ時間も十分にあるので、じっくりと乗り込んでいけますしね。ここ数戦の鬱憤を晴らせるように状態アップを図っていきます」
【レッドルヴァン】
(田口トレーニングファーム)担当スタッフ「引き続きキャンター3000mを乗り込んでいます。F20秒ぐらいであれば馬にも余裕がありますし、脚元も調教後でも熱を持つようなこともありません。まだ乗り越えなければいけないハードルはいくつもありますが、ここまでは良い感じで来ていると思います。もう少し今ぐらいのペースで乗って、問題ないようなら少しペースを上げていこうと思います」
*****5歳馬*****
【ラテラルアーク】
「装鞍所、パドックから馬場入りにかけての雰囲気は落ち着いているというより、何か以前と比べても大人しすぎる印象で、ゲートからテンについて行けないのもそのあたりが影響していると思います。それでも、鞍上の太宰は『前二走と比べれば集中して走れているし、使っていけば変わってくる感触はある』と話していました。結果には結び付いていませんが、調教でもそう感じられるほど動けるようになってきているのは確かです。レース後も馬体や脚元にダメージは見られませんので、このまま3回中京開催(7/2~)を使っていきましょう。なんとか復調させたい気持ちです」(昆貢調教師)
*****6歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400mを25-25秒。馬体重465キロ。
担当スタッフ「ケアしながら進めて来て、背腰もしっかりして来ています。元々、トモに甘いところはありますが、乗っていても気になる感じはなく、脚回りも問題ないので、この後も入厩に向けてしっかり乗り込んで行きます。今のところ来週の帰厩を予定しています」