*****3歳馬*****
【シルヴァーバレット】
6/9(木)に抜糸を行い、その後に島上牧場へ退厩しました。島上牧場で約1カ月は舎飼で経過観察を行い、長距離輸送に耐えられるくらいまで回復すれば、いずれ北海道へ移動して療養に入る予定です。
術後の経過はかわりなく順調で、6/9(木)に抜糸を行ったうえで、栗東TC近郊の島上牧場へ放牧に出る予定です。まずは患部の回復に専念していきます。
昨日6/2(木)に栗東TC内の診療所にて左前脚橈骨遠位端の骨片摘出手術を行い、無事に終了しています。1週間から10日ほど経過を観察し、抜歯を行ったのちに外厩の島上牧場へ放牧に出す予定です。なお、JRAの獣医師からは全治6ヵ月以上との診断が下りました。これにより、3歳未勝利戦終了までにJRAのレースに復帰させることが不可能となったことから、JRAへの再登録を前提とした地方競馬への転籍を行うことを検討いたします。
地方競馬で所定の成績(3歳時は2勝、4歳以降は3勝以上)を挙げ、なおかつその内容がJRAの500万クラスでも通用する可能性があると判断すれば、JRAへの再転入を行うこととなります。まずはしっかり患部の治療に専念していきます。
【ラタンドレス】
8日(水)に函館競馬場に移動しています。
5日(日)に坂路コースで4ハロンから0.9秒追走して併せ、53.8-39.4-25.9-13.4を馬ナリに追い切りました。「火曜日に栗東を出発して、無事に函館競馬場に移動しています。週末にもこちらで時計を出しており、現地からも毛ヅヤや馬体の張りなど体調面は良好と報告を受けていますので、開幕週からでも使える態勢は整っています。コテツ(小林徹弥騎手)には調教を含め、現地でしっかりと面倒を見るように釘を刺しておきましたよ。トータル6週間の函館開催ですが、大きく飛躍させるチャンスと考えていますので、相手関係などを考慮して番組選択していくつもりです」(山内研二調教師)
5月29日(日)に坂路コースで4ハロン56.2-40.0-27.4-15.0を単走で馬ナリに追われ、同31日(火)にも坂路コースで4ハロン59.4-43.5-29.4-15.1を単走で馬ナリに追い切りました。「体に張りがあるし、毛ヅヤも冴えていて体調面は良好に映りますね。それほどビシバシやらずとも仕上がるタイプですので、中間もこの馬のペースに合わせて調整しています。来週、函館競馬場に移動する予定です。使うのが一週目になるか二週目になるかは到着後の馬の状態を見て決めることになりますが、牝馬限定戦も多く組まれている開催なのは魅力があります」(山内研二調教師)
【フィオレンツァ】
現在は角馬場で軽めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(22~23秒ペース)のメニューで調整しています。「右前内側部分にあった捻挫の名残りは、腫れも引いてだいぶスッキリしてきました。ただ、前走時より馬体重は増えてきているものの、背腰の筋肉が落ちている印象で骨格に見合った体つきではありませんね。右トモ球節部を何度も追突している影響で、捻転させて走っているためか、それをかばう左トモにも疲れが顕著に出ている感じがします。未勝利戦終了までのリミットを考えれば悠長に構えていられませんので、できるだけのケアをして送り出したいと考えています」(担当者)
この後は美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、本日3日に移動しました。
「右前の捻挫した部分がやはりモヤっとしますので、このタイミングで仕切り直すことにしました。背腰に疲れも出始めていますし、三日針を施すよう松風馬事センターにはお願いしています。福島または新潟開催を目指してリフレッシュした状態で戻ってきてもらう予定です」(清水英克調教師)
【オルレアンローズ】
5日(日)に坂路コースで4ハロン57.8-42.2-27.7-13.3を馬ナリに追われ、8日(水)にはWコースで6ハロン85.3-69.4-53.7-39.3-13.6を単走で馬ナリに追い切りました。「まずまずの動きを見せていますし、状態は決して悪くないと思いますが、暑さに強いタイプではないのかなという感じがしますね。25日(土)東京・3歳以上500万下(芝1400m・混)に目標を据えて乗り込んでいますが、良い具合に仕上がりそうです。まだ良くなる馬ですので、勝って夏休みにしてあげたいと思っています」(高木登調教師)
現在は軽めの調整をおこなっています。「先週末より坂路入りし16~18秒のキャンターで調整、今週末より時計を出していきます。リフレッシュ放牧の効果もあり、夏負けするような症状もなく、体調に関してはすこぶる順調ですね。馬体もふっくらと見せ、歩様もしっかりしていますよ。この中間と来週の追い切りの内容次第ですが、来週の11日(土)はパスし、25日(土)東京・3歳以上500万下(芝1400m・混)を目標にするつもりです」(高木登調教師)
【ブランデーグラス】
引き続き舎飼い休養中です。現在の生活にも慣れてきたようで落ち着いて過ごせるようになってきました。しばらくは現状の生活を継続しながら右前脚の患部の回復を待つ予定です。
【シュティルヴァルト】
★6/5(日)東京・3歳未勝利(芝2400m・混)M.デムーロ騎手結果3着
「ブリンカー効果があまり感じられなかったためチークピーシーズに戻しましたが、集中して走れていたし良かったと思います。まだトモに緩さを残していて瞬発力勝負では分が悪いものの、だいぶ前に推進して走れるようになってきましたので、相手次第でというところまではきています。レース後も馬体や脚元に異常は見られませんので、このまま在厩させて中二週で6/25(土)東京・3歳未勝利(芝2400m・混)を使うつもりです。先々は長い距離で大きく飛躍できる素材と見込んでいるだけに、なんとか早く勝ち上がらせたい気持ちです」(栗田徹調教師)
「もうひとつギアが上がってほしいものの、ここのところ具合がいいし、今日はブリンカーからチークピーシーズに戻して舌を縛った効果もあるのか、上がって行く時の走りが良かった。緩い馬場は決して上手ではないけど、ここまでやれたように力をつけていると思います。使い詰めできていますが、優先権もあるのでこの後のことは馬の状態を見て決めさせてください」(栗田徹調教師)
6月1日(水)にPコースで5ハロンから0.8秒追走して併せ、69.4-53.2-39.1-12.2を強目に追い切りました。「当初は中二週で来週の2000m戦に向かうつもりでしたが、前走とほぼ同じ出走メンバーで中一週でも以前と違ってトモを引きずるようなところがありませんので、前倒して今週の出走を決めました。ミルコ(M.デムーロ騎手)も特徴を掴んでくれているはずですし、今回はさらに前進が期待できるのではないでしょうか。使い詰めできているため状態の上積みはあまり望めませんので、なんとかここで決めてほしいところです」(栗田徹調教師)
【レッドアヴァンセ】
(ノーザンファーム空港)ウォーキングマシンの調整。
馬体の回復を念頭に引き続きマシン運動を続けています。入場時の馬体重が431キロで次の計量は来週になりますが、いくらか戻ってきた感じはします。脚元等は問題ないので、様子を見ながらトレッドミルなども取り入れていくことになります。次走は秋の予定ですし、しばらくはゆっくり進めていくつもりです。
(ノーザンファーム天栄→ノーザンファーム空港)5/30に天栄を出発して6/1(水)にノーザンファーム空港に到着しています。入場後はウォーキングマシンの調整で様子を見ています。現状そこまで大きなダメージは感じられませんが、まだ到着したばかりなので、これから脚元含めて全身のケアに努めたいと思います。馬体重は430キロです。
【レッドイグニス】
(ミホ分場)曳き運動30分。馬体重470キロ。
担当スタッフ「先週土曜日にマシンに入れたところ、暴れてしまい、馬運車の中でぶつけたのと同じ箇所を再度ぶつけて腫らしてしまいました。すぐに治療して、日曜、月曜と休ませ、火曜日から軽く動かしていますが、今は腫れは治まっており、熱もなく歩様も問題ありません。マシンだと危ないので、今週いっぱいは曳き運動だけで進めて、来週からは軽く乗って行く予定です」
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400mを25-25秒。馬体重465キロ。
担当スタッフ「引き続き脚元、歩様ともに問題なく、肩の出もスムーズです。飼葉も食べているので、この後もケアしながら乗り込んで行きます。乗っている時は少しうるさい感じはありますが、馬房内では落ち着いています」
【レッドバルトーク】
(大竹厩舎)引き運動
大竹調教師「昨日ショックウェーブ治療を行ったので、今朝も引き続き厩舎周りの引き運動で調整しています。明日は坂路下でダクを踏むか、ダートコースで軽めに乗ってみる予定です。想定を見てからになりますが、次走は6/25(土)の函館4R(芝2600m・丸田騎手)を視野に入れています。ただ、輸送で中2週の競馬は楽ではないので、予定を延ばすことも考えながら、あくまで馬の体調に合わせて進めていきます」
(大竹厩舎)引き運動
大竹調教師「レース後は厩舎周りの引き運動で様子を見ていますが、今回は大きなダメージはなく、脚元も特に問題なさそうです。左トモの状態も変わりありませんが、この機会にショックウェーブ治療を行ってしっかりケアすることにしています」
6月5日レース後コメント(6着)丸田騎手「頭を上げて掛かってしまって、向正面まで抑えていたので、思っていたようなポジションが取れず後ろからになってしまいました。馬自身は最後まで頑張って走ってくれましたし、力は出し切ってくれたのですが、折り合いが今後の課題になりそうです」
(大竹厩舎)引き運動
大竹調教師「追い切った後なので、今朝は厩舎周りの引き運動で疲れを取っています。歩様も変わらず問題なく、左トモの状態はすっかり良くなったように感じられます。ここまでは何とか順調に調整することができたので、あとは競馬に行って気性面での成長が見られれば前進できると思います」
【レッドミモザ】
(松永幹厩舎→ノーザンファームしがらき)本日はひき運動の調整でした。
助手「ひき運動を45分ほど。常歩だと大丈夫ですが、チャカチャカしてダクが出た時の歩様には違和感があります。特に左前ですかね。飼い葉も食べていますし、体調はいいのですが、周りのスタッフに聞いても普通の馬の歩様ではないというくらいだったので放牧も仕方ありません。馬体重は452キロでした。予定通り明後日(土)ノーザンファームしがらきへ移動します」
(松永幹厩舎)本日はひき運動の調整でした。
松永幹調教師「日曜日に15-15を消化しました。上がりの歩様などに違和感はなかったのですが、1日休んで昨日、坂路に行く前に角馬場で準備運動をしたところハ行していたので、調教は取り止めて休ませました。常歩でチョコチョコ乗る分には問題ありませんが、脚を上げたり、伸ばしたりする15-15以上のペースだとしんどくなるようです。競馬会と開業獣医師の両方に筋肉などを触ってもらっても原因がわからないとうことなので、どこか奥の方を痛めているのかもしれません。一過性のものなら痛み止めを打ちながら乗ることは可能ですが、速歩でハ行するようでは競馬に向けてさらにペースを上げていくことは困難なので、大変申し訳ありませんが、再度牧場で調整することにしました。復帰までどれくらいかかかるかわかりませんが、3歳未勝利戦が組まれている期間内の出走を目指して進めていきます」
※今週土曜日にノーザンファームしがらきへ移動する予定です。
(松永幹厩舎)本日はひき運動の調整でした。
助手「今朝の運動中の歩様は昨日よりいくらかマシになっていましたが、獣医師に痛み止めを打ってもらいました。明日は坂路を軽めに1本乗ってみて問題がなければ日曜日に15-15を消化する予定です。強い調教をするとまた歩様が悪くなるかもしれませんが、追い切っていない状態でレースに出走させるわけにはいかないので、出来る限りのケアを続けながら進めていきます。運動後の馬体重は454キロ。カイバは残さず食べていますが、他の馬と比べて肌ツヤがあまり良くないように見えるので、少し疲れもあるのかもしれませんね」
【レッドゼルク】
(ファンタストクラブ)担当スタッフ「マシンとハッキングの調整を続けていますが、今週から少しペースアップしています。骨瘤は固まったので、今後は坂路も取り入れてさらにペースを上げていけそうです。昨日、先生とも話しましたが、相変わらず良い走りをするし、態勢さえ整えば勝てる馬ということで意見は一致しています。馬体重は528キロと大きな変化はありませんが、以前よりも見た目はしっかりした印象です。後は芯からしっかりしてくれればいいのですが、こればっかりはすぐにどうこうというものでもないですし、現状出来る中でレースに向かえる態勢を整えていきたいと思います」
(ファンタストクラブ)担当スタッフ「骨瘤の方は良い意味で落ち着いてきましたが、まだ坂路には入れず、ダートコースでハッキング2400mを乗っています。当初の予定よりは出走は延びてしまいますが、北海道(札幌)で使う予定に変わりはないので、脚元をケアしながら焦らず態勢を整えていきます。一応、札幌目標に切り替わりましたが、過程が順調に運ぶようなら前倒しの可能性もありますし、その辺りは状態を見ながら臨機応変に。来週はもう少し速いところをいけると思います」
【オープンユアアイズ】
山元TCにて調整中。6月8日、牧場担当者は「調教師とも相談をし、1度完全に休ませるために当面はウォーキングマシーン調整で楽をさせることになっています。背腰の筋肉も少し落ちていますので、しっかりと立て直したいと思います。到着時の馬体重は485キロでしたが、現在は510キロまで回復しました」とのこと。
【グローリーミスト】
5月29日・京都・芝2000mに出走し5着。6月19日(日)阪神・芝2000mに向かう予定。8日、中竹調教師は「この中間も変わりなく順調で、本日坂路1本をサッと上がらせており、明日か明後日辺りに強目を乗る予定です。できれば感触を掴んでいるジョッキーに続けて乗ってもらいたいので、乗れるようなら北村友一騎手に頼むつもりです」とのこと。10日、中竹調教師から「北村騎手は函館に行くため乗れないとのことで、小牧騎手に依頼予定です」との連絡が入っている。
3日、中竹調教師からは「次走については6月19日(日)阪神・芝2000mを考えています」との連絡が入っている。
【ボーンレガシー】
6月14日(火)川崎・ジューンフラワー賞(中央未勝利・ダ1400m)に出走申込みを行い、現在のところ補欠2番手。
6月8日、小島調教師は「本日ウッドチップコースで時計を出しており、4ハロン52.9秒、終い12.6秒の時計でした。騎乗者の話によると『良い動きだったと思います。ブリンカーを装着しなくてもしっかりと走れるようになってきました』とのことで、次走に向けて順調に調整が進んでおり、少しずつ良い方向に変わってきています。前走からの出走間隔が3節ではありましたが、もしかしたらと思い、来週の川崎に組まれている地方交流競走に出走申込みを行いましたが、現在のところ補欠2番手という状況です。ただ、この感じなら来週の交流戦には入りそうですね。このまま回避馬が出ないようでしたら、今週末締切の6月21日(火)船橋・ナイスサドル特別(中央未勝利・ダ1600m)に投票を行います」とのこと。
06/08 助手 美南W良 53.5-38.4-12.7 馬なり余力
サラノア(新馬)馬なりの内を0.3秒追走同入
【アランチャ】
6月14日(火)川崎・ジューンフラワー賞(中央未勝利・ダ1400m)に出走申込みを行い、出走可能馬に選出されている。
6月8日、武藤調教師は「本日坂路で時計を出しており、4ハロン55.0秒、終い13.8秒の時計でした。前走からの出走間隔は3節でしたが、来週の川崎に組まれている交流競走に選出されましたので、このレースに引き続き西田騎手で出走させたいと思います」とのこと。
06/04 見習 美南W良 58.0-43.0-14.8 馬なり余力
06/08 助手 美南坂良 1カイ 55.0-40.5-27.0-13.8 強目に追う
アロハスピリット(新馬)馬なりを0.2秒先行0.4秒遅れ
6月3日、武藤調教師は「前走後も、放牧に出さず厩舎で調整しています。交流戦は4節開いている馬が優先になりますが、4節以上の馬だけで申込が一杯にならない場合出られる可能性もあります。今週末締切の川崎競馬に中央の未勝利馬が出走できるレースが牝馬限定も含めて2鞍組まれていますので、どちらかに投票してみようと思います。除外になるようであれば、4節開けた状態で、来週末締切の船橋の交流戦に投票したいと思います」とのことで、6月14日(火)川崎・ジューンフラワー賞(中央未勝利・ダ1400m)もしくは、15日(水)ムーンストーンフラワー賞(中央未勝利・牝・ダ1400m)のどちらかに出馬申込を行う予定。
【アースコレクション】
ノーザンファーム天栄にて調整中。6月8日、尾関調教師は「月曜日に状態を確認してきました。担当者に話を聞くと、どこかが悪いというわけではないそうですが、良い頃に比べるとまだもう1つの状態だそうです。東京での出走を考えていましたが、今の状態で競馬を使っても意味はないと思いますので、もう少しこちらで調整してもらうことにしました。今後の調整の進み具合にもよりますが、状態が上がってくれば7月中の競馬を予定しています。前走はダートを使いましたが、新馬戦で走ったメンバーのその後の成績を見ると、弱い相手に勝ち上がったというわけではありませんので、芝に見切りをつけるのはまだ早いと思います。ざっくりとで申し訳ありませんが、次走に関しては相手関係を見ながら芝、ダートの両方で検討したいと思います」とのこと。また、牧場担当者は「現在は15-15まで進んでいますが、良い頃に比べるとまだもうひとつという感じです。乗り込みながら良化を促していきたいと思います」とのこと。