*****3歳馬*****
【シュティルヴァルト】
「今回チークピーシーズを着用してみましたが、思った程の効果は感じられなかったのが正直なところです。まだ追い出すとトモが浮いて、上へ上へ抜けてしまっています。体を上手く使えるようになると結果にもつながってくるはずですよ。現状では時計のかかる芝で、福島や北海道が合っているのではないでしょうか」(吉田隼人騎手)
【アースコレクション】
5月8日(日)東京・3歳500万円以下(混・ダ1600m)に蛯名騎手で出走。馬体重は前走より6キロ増の520キロ。メンコ(レース前に外す)、シャドーロールを着用しパドックに登場。終始落ち着いた様子でパドックを周回。馬体重は増えているが太め感はなく、仕上がり状態は良好でこの馬の力は出せそう。パドックで騎手が跨ると、軽く気合も乗って馬場へ向かった。ダートコースに入り促されると、スムーズに返し馬に入った。レースでは、マズマズのスタートを切り、中団からの競馬。宥めながら向こう正面を進み、7番手で3コーナーを通過。5~7番手で4コーナーを回り最後の直線に入ると、1度は5番手に上がるが、残り1ハロン過ぎで脚が止まってしまい8着。レース後、蛯名騎手は「久し振りの競馬のせいか、終始馬が気負っており、力みながら走っていました。行こうと思えば行けるぐらいだったのですが、それだと終いがバタバタになって今後のレースに繋がりませんので、何とか我慢させながら走らせていました。1回鼻出血を経験しているせいで、馬自身が苦しかったことを覚えており、一息で走ってしまおうと思っているような感じです。能力がある馬なので、道中でリラックスして走れれば着順も上がってくると思いますし、ダートも合っていると思います」とのコメント。また、尾関調教師は「仕上がり状態は良かったと思いますし、位置取りも悪くはなかったと思いますが、力みながらの追走になってしまい、終いは伸びきれませんでした。乗り役とも相談をしてから今後のことについて検討したいと思います」とのことだった。
*****4歳馬*****
【レッドオルバース】
5月8日レース後コメント(2着)石川騎手「スタートが一息で後ろからになってしまいましたし、3コーナー辺りの手応えがあまり良くなかったので早めに仕掛けていったのですが、直線に入ってからはものすごい末脚。早めに先頭に立ってしまってソラを使ってしまいました。隣に馬がいればまた違ったと思うのですが。結果的に早仕掛けになってしまいました。すみません」
*****5歳馬*****
【ラテラルアーク】
「スタートは五分に出て、踏み出しての一完歩目は良かったものの、その後が進んで行こうとしません。三角までまったくハミを取ろうとせず、直線追い出してからの反応もいま一つ鈍かった。調教に跨っている感触からもっとやれる力はあるはずですが、気難しさがなかなか抜けてきませんね」(太宰啓介騎手)
【アースコネクター】
5月8日(日)新潟・中ノ岳特別(4歳以上1000万円以下・混・ダ1800m)に幸騎手で出走。馬体重は2キロ増の502キロ。ごく薄めのブリンカーを着用し落ち着いた様子でパドックに登場。馬体の張り毛艶も良く、状態は引き続き良さそう。周回を重ねていくと少しずつ気合いが乗り、うるさいところを見せ始める。他の馬たちに騎手が跨がるとさらにテンションが上がった様子で馬場へ向かった。うるさいところを見せながら勢い良くダートコースへ入ると、直ぐに返し馬へ入った。レースでは、揃ったスタートから先手を主張し、先頭で1コーナーへ。先頭のまま2コーナーを周り2番手の馬を2馬身以上離して向こう正面へ。徐々に後続の馬が差を詰めてきて、1馬身程度のリードで3コーナーへ入り、先頭を譲らず4コーナーを周り直線へ入ると、3頭の競り合いになりそのまま押し切れそうに見えたが、ゴール寸前で交わされてしまい2着。レース後、幸騎手は「良い感じで行けたのですが、3コーナーから立ち代わりプレッシャーをかけられる厳しい展開でした。そんな中よく凌いでくれていましたが、最後は一気に伸びてきた馬に交わされてしまいました。前走に比べても具合は良かったと思いますし、このクラスでも十分やれますね」とのコメント。また和田調教師は「次から次へと来られて厳しい展開の中、よく頑張ってくれたと思います。このクラスで通用するのも分かりましたし、レース後の状態を見て、次走を考えたいと思います」とのこと。