*****2歳馬*****
【ローズジュレップ】
先週の熱発の影響もなく、通常メニューに戻し、能力検査合格に向け、乗り込みを再開しています。「ダートコースで2400~3200mの普通キャンターと坂路2本(16~20秒ペース)を中心としたメニューで乗り込み、坂路で3ハロン15-14-13を2本消化しています。昨日、長めから追い切ってみましたが、後ろから追いかけ直線で併走馬を突き放し、5ハロンを64秒台で動きました。能検前でここまで動ける2歳はそういませんよ。来週5月10日(火)が楽しみになってきましたね」(田中淳司調教師)
【レッドクライム】
(吉澤ステーブルWEST→須貝厩舎)本日の検疫で入厩。 馬体重480キロ。
牧場スタッフ「今週も坂路で13-13のペースで追い切っています。順調に調教を進めることが出来ており、バランスの良いフットワークで走っています。暑さにもヘコたれず、元気一杯に素軽い動きを見せています。飼葉食いも安定していて、ここまでは良い状態で仕上がっていますよ。もう少し全体的に筋肉が付いても良いとは思いますが、その辺りはトレセンへ行って乗り込んでいけば身になってくるはずですから。今日の検疫で入厩して、まずはゲート練習から進めていくと思いますが、こちらのゲート練習では乗り手に従順だったので心配ないと思います。真面目な馬ですので、すぐにトレセンの環境にも慣れてくれるはずです。クライムがデビューする日を楽しみにしていますので、頑張って欲しいですね」
【レーヌジャルダン】
社台ファームにて調整中。引き続きダク1200m、周回コースでキャンター1200m、直線ダートコース1本中心の調整。担当者は「週1回、周回外回りコースからの長目も消化しており、3ハロンは時計になるところを乗っています。前向きさが出てきてしっかりと走れています。体の伸縮も良くできており、まだまだ変わってきてくれそう」とのこと。5月5日現在の馬体重は461キロ。
【カヴァレリア】
チェスナットファームにて調整中。場長の話では「現在は屋内周回ダートコースでキャンター(23秒)3200mを中心に、坂路では15-15を消化しており順調です。馬体面の成長は著しく、馬っぷりの良さが目立ち、調教でのフットワークも力強さが増しています」とのこと。4月下旬の馬体重は498キロ。
【ヴァニラエッセンス】
内田ステーブルにて調整中。場長の話では「引き続きBTCで調教を行っています。ダートのトラックコースではダク600m、キャンター2400~3000mを乗り込み、坂路では終い13秒に伸ばす調教を継続しており順調です。暖かくなるにつれて調子が徐々に上がってくると思います」とのこと。4月下旬の馬体重は436キロ。
【ロゼットブルー】
現在はダク1200m、周回コースでキャンター1200m、直線1本(17-16)中心の調整。担当者は「直線コースで順調に乗り込んでおり、馬体はフックラして良い状態を維持できています。速めを開始しても馬体重を減らさないように用心して進めていきます」とのこと。5月5日現在の馬体重は450キロ。
【アンデスクイーン】
引き続き週3回坂路2本中心の調整。5月6日、担当者は「引き続き坂路で16-16を消化しており順調です。このメニューに移行した後も状態は安定しており、良い感じで進んでいますが、あまり急かさない方が良さそうなタイプなので、同様のメニューで更なる良化を促すつもりです。近々、西園調教師も来場予定ですので、相談の上で進めていきたいと思っています」とのこと。5月6日現在の馬体重は491キロ。
*****3歳馬*****
【シルヴァーバレット】
5/7(土)京都2R・ダート1400m戦に和田騎手で出走、馬体重は446kg(-4)でした。五分のスタートからダッシュがついて好位2番手につけました。ハナを行く馬をぴったりマークして、手応えよく追走しそのまま直線へ向かうと、懸命に粘る逃げ馬に一度は並びかけました。しかしもうひと脚使った勝ち馬を交わすことができず、クビ差の2着での入線でした。
騎乗した和田騎手からは「スタートを出てからスッと行けて、いい位置で競馬ができました。ただ、前走でもそうでしたし、今日の返し馬でも左に張るところがあったのですが、直線で追ってからやはりそういう面を出して、少しフォームのバランスが崩れてしまいました。勝ち馬がしぶとかったのもありますが、その分だけ交わし切れなかった感じです。まだ課題は多いですが能力はありますし、初勝利のチャンスは近いはずです」とのコメントがありました。また、五十嵐調教師は「よく頑張ってくれているのですが、あと少しでした。レース後の状態を確認して、問題がなければ続戦していくつもりです」と話していました。
【ラタンドレス】
「現在は600mの馬場をダク、キャンターで4周、坂路コースを1本(22~23秒ペース)のメニューで調整中です。数字は増えているもののまだ馬体が細く映るため、ペースアップは控えて乗り込み量のみ増やしています。入場時に背腰からトモにかけての長針治療を行いましたが、その効果から筋肉の状態がリフレッシュしてだいぶ硬さがほぐれてきましたね。馬格の割りには肉付きに物足りなさを感じますので、この期間にしっかりと身を入れてあげたいと思います」(担当者)
【フィオレンツァ】
1日(日)に坂路コースで4ハロン59.5-44.3-29.0-13.8を馬ナリに追われ、4日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.5秒追走して併せ、57.6-42.6-27.6-13.6を一杯に追われました。「追突を避けるためにも今回は坂路での調整を中心に行っています。外厩先でも速い時計は消化せずに体づくりを優先させましたので、現時点では追い切りの動きにまだ物足りなさを感じるのは否めませんが、あと1、2本消化することにより態勢は整ってくるでしょう。予定通り5/15(日)新潟・3歳未勝利(芝1600m・牝)に向かえそうです。あわせて地方交流戦への申込みにもチャレンジしますので、選出された場合には新潟か地方交流かメンバー構成等を含めて判断していきます」(清水英克調教師)
【オルレアンローズ】
レース後も異常はありませんが、この後は美浦近郊の松風馬事センターで調整することになり、昨日5日(木)に移動しました。
「着順こそ悪くなりましたが、ハナに行った時よりもハミが抜けていたようで、あの形で進める方がより力を発揮できそうですね。距離も短めの方が良いのかもしれません。それにしても時計が速かったですね…当日の準オープンよりも速いタイムで走破しているのは立派ですし、今回は勝ち馬を褒めるべきでしょう。能力は再確認できて大事にしたい馬ですし、体も寂しくなってきているのでここでひと息入れることにしました。問題がなければ1ヶ月以内には戻したいと思っていますが、現地での状態を見ながら判断したいと思います」(高木登調教師)
【レッドバルトーク】
(ノーザンファーム天栄)担当スタッフ「中間背腰にショックウェーブ治療を行いました。経過も良好なため、トレッドミルで動かし始めています。歩様も問題ないので、このままじっくり進めていきます。内視鏡で覗いたところ胃潰瘍の傾向が見られたため、治療薬を投与して内蔵面も合わせてケアしながら進めていきます」
【レッドミモザ】
(ノーザンファームしがらき)周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重475キロ。
牧場スタッフ「今週から週に3本18-16くらいのペースで乗っています。まだ自分からハミを取って進んでいく感じではなく、坂路の勾配がきつくなってくるにつれて脚色が鈍ってしまいます。それでも歩様が悪くなることはないので来週以降さらにペースを上げていくことにしています。今月下旬か来月上旬あたりの帰厩を目標に進めます」
【レッドゼルク】
(ファンタストクラブ)担当スタッフ「骨瘤の焼烙は都合2度行いました。症状が軽いので、すぐに運動を開始できていますし、そこまでスケジュールに狂いが出たということはありません。現在は坂路には入れていませんが、軽めのキャンターで体が緩まないように乗っています。きちんとした状態で使えばすぐに結果を出せる馬という認識でいますので、焦らず納得のいく状態で厩舎にバトンタッチできればと考えています。様子を見ながら徐々にペースを上げていきますよ」
【オープンユアアイズ】
6日、担当者の話では「移動直後は首に張りが出ていましたが、すぐに疲れは取れて乗り出しています。現在は馬場コース2000m、坂路1本(17-17)中心の調整です。脚元も以前に比べてスッキリしていますし、いつ移動の声がかかっても良いよう進めていきます」とのこと。
【ディアスプマンテ】
3月31日よりグリーンウッドTで調整中。5月6日、担当者の話では「4月22日より乗り運動を開始し、現在は馬場コース2000mと坂路1本(17-17)の調整です。減っていた馬体重も465キロまで回復し、ふっくら見せています。このままどんどん進めていきます」とのこと。
*****4歳馬*****
【グランノーヴァ】
「現在は角馬場でハッキング後、CWコースを長めにキャンターで乗って調整しています。坂路コースにも入れてみましたが、入厩してからのテンションが高く、馬場入りまでに発汗したり煩さを見せたりと乗り役がなだめるのに苦労している様子です。精神面にまだ幼さが残り、洗い場や馬房の中でも嘶いて他馬を恋しがる面が見られますし、人間との信頼関係も構築されていない印象を受けます。発送委員よりゲートの注意を受けていることもありますので、鞍上の指示に従順な行動ができるよう、少し時間をかけて進めていく必要があると思っています。背中の感触やキャンターの走りからいいモノを持っているのは間違いないだけに、何とか大成させてやりたいですね」(昆貢調教師)
【エンパイアライン】
引き続き馬場3周と坂路1本を18~20秒ペース(週に2回は12~15秒ペース)のメニューで調整中です。順調に乗り込めていますが、まだ腰に気にする素振りを見せるので注意しながら進めています。慢性的なものであり本当に良くするのであれば数ヶ月単位の時間が掛かることから、本場の現状を考慮してこのまま様子を見ながら進める予定です。清水英克調教師には逐一報告をしており、あと1~2週で美浦に帰厩することになっています。
【レッドルヴァン】
(田口トレーニングファーム)マシン運動120分。
担当スタッフ「まだ本場の方から連絡がないので、マシン運動を続けています。状態は特に変わりないですね。ケアはしっかり続けていますし、馬自体は本当に元気なので、脚元の状態次第だと思います。今後のメニューの行程についてはもうしばらくお待ちください」
【ハラペーニョペパー】
4月5日よりグリーンウッドTで調整中。5月6日、担当者は「現在は馬場コース3000mと坂路1本(17-17)中心に、週2回15-15の調整です。来週辺りから12~13秒ペースを乗り出し、帰厩への態勢を整えていくつもりです。この中間の動きも良いですし、ここから強目を数本乗れば、阪神開催に向けて良いタイミングで移動出来ると思います」とのこと。
【シンンラバンショウ】
5月5日、新開調教師は「昨日、今日と跨がっていますが、全身の筋肉痛が酷く、続けて使っていくのは難しい状況です。クラス編成前の時期になりますし、来週の新潟・飛竜特別への出走が難しいとしても、せめて新潟最終週の芝1200mへ出走出来ればと思っていましたが…。馬体重の回復も遅れていますし、ここで放牧に出して一息入れさせたいと思います。千直での適性はあると思いますので、夏の新潟の千直で復帰出来ればと考えています」とのことで、5月7日にノーザンファーム天栄に移動予定。
*****5歳馬*****
【クイーンズシアター】
グリーンウッドTで調整中。馬場コース3000mと坂路1本(17-17)中心に今週から12~13秒ペースを乗り出し順調。5月6日、担当者の話では「背腰に多少の張りはありますが、ケアをしながら徐々にペースアップしてきました。このまま強目を乗り込むことが出来れば、移動の態勢が整ってきそうです」とのこと。
*****6歳馬*****
【グレイスフルデイズ】
3月31日よりグリーンウッドTで調整中。5月6日、担当者の話では「現在は馬場コース3000mと坂路1本(17-17)中心に、今週から12~13秒ペースを乗り出しました。移動してきた直後は少し硬さがありましたが、疲れも抜けて良くなっており、今週の強目の動きも良かったと思います。帰厩に向けて進めていきます」とのこと。