*****2歳馬*****

【ローズジュレップ】

18日(月)に2回目の発走練習(ゲート試験)を行い、見事に合格しています。「2回目もすんなりで、来週26日(火)に能力検査を受けるのみとなりました。この中間はダートコースで24003200mの普通キャンターと坂路2本(1620秒ペース)を中心としたメニューで乗り込み、坂路で3ハロン15-14-132本消化しています。自厩舎の方針として能検を受かってからびっしりとした調教で造っていくので、まだ完全に掴み切れていませんが、その動きから潜在能力は感じ取ることが出来ます。来週から調教のギアを一気に上げる予定ですが、しっかりついてきてくれるでしょう」(田中淳司調教師)


*****3歳馬*****

【ラタンドレス】

レース後も異常はありませんが、この後は栗東近郊の宇治田原優駿ステーブルで調整することになり、21日(木)に移動しました。
「自己条件の平場戦でも、いずれ上で戦っているであろう男馬の強いメンバーたちが揃ったレースだったと思います。着順こそ掲示板を外したものの、そこで見せ場十分にあまり差を感じさせない内容でしたね。スタートしてからの行きっぷりの良さを見ても、オールダート向きなのは分かりましたし、持っている能力の高さは再認識できましたよ。休養明けを3回使って、レース後はトモに疲れとテンションの高さも目につきますので、近郊に放牧に出させてもらいました。馬体の回復と成長も促したうえで、次走は1回函館開催(6/18~)を本線に考えていくつもりです」(山内研二調教師)


【フィオレンツァ】

「現在はダートコース(外馬場1800m)でハロン1718秒のペースを長めに乗り込んでいます。引き続き15-15の時計消化をコンスタントに行っており、動きや息遣いも良好で態勢は整いつつあります。飼い葉食いは安定しているものの、食べたものがなかなか身になってきませんが、それでも来場した頃と比べれば状態は数段上がっています。昨日来場した清水調教師は『検疫が混み合っている状況ですが、確保でき次第戻すつもりです。クラブ側とも相談して、次走はもう一度芝に戻してレースを使う予定です』と話されていました」(担当者)


【オルレアンローズ】

「もう少しでしたね。直線半ばまでは勝てると思ったほどです。単騎で行けていた割にはハミを噛んでいましたし、3コーナーでようやく抜けたように、やはりそこが課題になりますね。その分差されてしまいましたが、バタッとは止まっていませんし、力があるのを再認識しました。ただ、本質的に距離は1600mだと気持ち長いのかもしれません。レース後も状態に不安はないのでこのまま在厩で東京の芝1400m戦に向かいたいと思っています。1週おきに番組が組まれていますので、状態を見ながら判断するつもりです」(高木登調教師)


【シュティルヴァルト】

「プラス体重でもほぼ成長分で、体に太め感はありませんでした。当日の気配の良さからも期待して臨んだ一戦でしたが、勝負所でスムーズにポジションを上げて行けなかった点が上位との差だったと思います。まだだいぶトモに緩さを残していますし、前後の走りのバランスが良くなってくれば、もっと鋭い脚も使えるようになるはずです。道中は他馬を気にするような面も見られましたので、次走に向けてはチークピーシーズの着用を検討しています。レース後も馬体や脚元に異常はなく、状態を見ながら中23週のレースを選択するつもりです」(栗田徹調教師)


【レッドアヴァンセ】

(ノーザンファームしがらき)周回キャンター2000m。馬体重451キロ。
この中間は馬体の回復を最優先に進めてきました。前回滞在していた時よりリラックスしていて食欲は旺盛。馬体重の回復がいつもより早く、体も大きく見せていることから、先週土曜日にトレッドミルで状態を確認しました。軽いキャンターで動かしても問題なかったので、火曜日からは周回コースで乗り出しましたが、相変わらず軽快なフットワークで弾むような走りを見せています。今後の状態次第ではありますが、5月上旬に栗東トレセン・音無厩舎に帰厩し、5月22日(日)に東京競馬場で行われるオークス(GI)を目標に進めることとなりました。帰厩に備え、明日から坂路入りしF17秒ほどのペースで調整していくことにしています。


【レッドミモザ】

(ノーザンファームしがらき)周回キャンター2000m。馬体重478キロ。
この中間も周回コースのみで調整しています。気持ちが入りすぎないようF20秒くらいのゆったりしたペースで乗っていますが、騎乗者によると硬さのほかに違和感があるということなのでペースアップはもう少し先になりそうです。水曜日にショックウェーブで肩周りや腕の治療を行いました。


【レッドゼルク】

(ファンタストクラブ)マシン運動30分、常歩2400m、角馬場調整後、キャンター32004000m、週2回キャンター後に坂路。馬体重530キロ。
担当スタッフ「引き続き屋内ダートでのキャンターと週2回の屋外坂路調整。坂路では引き続き1716秒といったところですが、長めから乗っているので徐々に馬もしっかりしてきています。以前よりも体に張りが出て馬体重は530キロまで達しました。これ以上大きくはしたくないのですが、無駄肉が増えたというわけではなく、筋肉がついたという感じなので悪いことはないでしょう。ここまでは順調なので、引き続きしっかり鍛えていきますよ」


*****4歳馬*****

【ルグランパントル】

現在は軽めの調整をおこなっています。「前走後も変わりはないですし、脚元にも不安は感じさせません。まだ繊細な面はありますが、以前よりも男らしくなって逞しくなりましたね。馬体も充実してきているように思えます。次走5/7(土)京都・六波羅特別(1000万下・芝1600m・混)の乗り役ですが、中京で勝った時に乗ってもらった菱田君に依頼しました」(栗田博憲調教師)


【エンパイアライン】

現在は馬場3周と坂路1本を1820秒ペース(週に2回は1215秒ペース)のメニューで調整しています。更にペースを上げて乗り込んでおり、今朝の調教では4ハロン60秒台、ラスト1ハロンは12秒台をマークしました。乗り込むにつれて体付きにメリハリが出てきました。腰に疲れを感じさせることもあるので、注意しながら進めていきます。ゴールデンウィーク明けに美浦へ送り出す予定です。


【グランノーヴァ】

引き続き馬場23周と坂路1本を1820ペース(週に2回は1215秒ペース)のメニューで調整中です。今朝の調教では4ハロン56秒台、ラスト1ハロンは12秒台をマークしました。体調、動きともに上昇傾向にあります。悪いことをした際には叱りつけていることもあり、だいぶ真面目に走るようになってきました。それでも気は抜けませんが、集中して走れているのは好印象を抱いています。あと2週間以内には栗東へ移動する予定です。


【レッドルヴァン】

(田口トレーニングファーム)マシン運動120分。
担当スタッフ「エコー検査ですが、まだ実施していません。社台ファームの獣医師からの連絡待ちですが、今週はまだ連絡がなかったですね。遅くとも今月中には実施されると思うのですが。馬はいたって元気で脚元に熱もないし、見た目にはもう乗り出しても大丈夫かなという印象。ただ、内部まではこちらでは分からないので。検査まではマシンで体調を整えていきます。また来週報告できればと思います」


*****5歳馬*****

【ラテラルアーク】

17日(日)に坂路コースで4ハロン57.4-39.9-26.0-13.1を単走で末一杯に追われ、20日(水)にもCWコースで6ハロンから併せ、83.7-67.0-52.0-38.1-12.1を強目に追い切りました。「今週は少しメリハリをつけさせるためにチークピーシーズを装着して追い切りました。功を奏したのか先週の反応に比べたら雲泥の差に映りましたし、鞍上ともなかなか手が合っている印象を受けます。好走条件には気持ちの面が大きく左右する馬ですので、レースまで精神状態をどう持っていくかが今後も鍵となりそうです。息や体は、あともう数本速めの追い切りを消化させれば仕上がってくると思いますよ。次走は5/8(日)京都・4歳上500万下(芝1800m・混)を太宰啓介騎手で予定しています」(昆貢調教師)


*****6歳馬*****

【レッドヴィーヴォ】

(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400m25-25秒。馬体重462キロ。
担当スタッフ「距離を延ばしてしっかり乗り込んでおり、トモの感じは良くなっています。ここに来て冬毛も抜けて毛ヅヤが良くなっていて、体も引き締まって来ていますね。近日中の入厩を予定しているので、この後も入厩に向けて乗り込んで行きます」