*****2歳馬*****

【アナザートゥルース】

現在は馬場1週と坂路2本を1820秒ペース(週に2回は1315秒ペース)のメニューで調整中です。1ハロン15秒を切るラップにも難なく対応することができており、血統馬らしい動きとセンスの良さを披露しています。中間に来場した高木調教師も「見る度に良くなっているし、本当に楽しみです」と期待を高めていました。現状でも随所に確かな資質を感じさせますが、まだまだ良化の余地が残っているので今後の成長が今からとても楽しみでなりません。


【プラチナムバレット】

引き続き馬場1週と坂路2本を1820秒ペース(週に2回は1315秒ペース)のメニューで調整中です。必要な体力も着実に備わってきた印象で同じペースでも身のこなしが軽やかになってきました。先週は姉のスマートレイアーが重賞3勝目を挙げ、改めてヴィクトリアマイル(G1)の有力候補の1頭と評されています。姉も大事に育てられたことで素質を開花させただけに本馬も焦ることなく、成長に合わせて進めていく予定です。


【ローズジュレップ】

昨日発走練習(ゲート試験)を行い、見事に合格しています。「ダートコースで24003200mの普通キャンターと坂路2本(1620秒ペース)を中心としたメニューで乗り込んでいます。門別競馬場にもすっかり慣れ、そのうえ従順な性格ですし、現時点では何も注文をつけるところがないので、1回目の発走練習を行いました。枠入りから駐立、発進ともスムーズに出来ましたよ。主催者立ち会いのもと、あと1回発走練習が無事終われば、次は能力検査になります。26日(火)の予定です。距離の融通が利きそうなタイプで、やればやるほど動きそうですよ」(田中淳司調教師)


【ナリタオリーブの14

現在は馬場1週と坂路2本を1820秒ペース(週に2回は1315秒ペース)のメニューで調整中です。中身のしっかり詰まったボリューム感のある馬体を披露しており、坂路ではそれを生かした力強い動きを見せています。乗り込みとともに評価を上げている1頭でこれからどんな成長を見せるのか今からとても楽しみです。今後の調整次第では早期始動も可能なタイプだと見ています。


*****3歳馬*****

【ラタンドレス】

10日(日)に坂路コースで4ハロン60.8-42.1-26.4-13.3を単走で馬ナリに追われ、13日(水)にも坂路コースで57.6-42.5-27.8-13.3を単走で強目に追い切りました。「帰厩して三戦目となりますので、最終追いはもうサッとやる程度にとどめています。馬体減りは見られませんし、動きに硬さも感じないので力は出せる状態です。距離は1400mでも対応可能と見ているものの、芝スタートに不安のある現状ではオールダートの1800mの方が好走できる確率は高いかもしれません。男馬相手だけにそう強気にはなれませんが、前進を期待していますよ」(山内研二調教師)


【フィオレンツァ】

「現在はダートコース(外馬場1800m)でハロン1718秒のペースを長めに乗り込んでいます。コンスタントに15-15の時計消化を行っており、日に日に動きの方も素軽さが増してきています。ダートコースでの走りは悪くありませんが、現状まだトモに力が付ききっていないので、芝向きな印象はあります。ただ、なかなか距離なども適性が掴みづらいタイプの馬ですね。来週の検疫で帰厩させる旨、清水調教師から連絡を受けています」(担当者)


【オルレアンローズ】

10日(日)に坂路コースで4ハロン58.0-42.5-27.3-13.0を単走で馬ナリに追われ、13日(水)にも坂路コースで4ハロン54.4-40.3-26.1-12.9を単走で一杯に追い切りました。「今週も単走ではありましたが、一杯に追い切って負荷を掛けました。一度使って状態は上向いていると思います。問題は気性面で段々と気持ちが入って燃え過ぎてしまうところが出てきているので、そのあたりが実戦で上手くコントロールできれば良いんですけどね。大野も普段の調教で跨っていますし、その点は掴んでいると思います。現状は溜める競馬をさせても難しいと思いますので、出たなりで宥めながら運ぶように指示するつもりです」(高木登調教師)


【ブランデーグラス】

10日(日)に坂路コースで4ハロン59.6-44.9-30.2-15.5を単走で馬ナリに追われ、13日(水)にも坂路コースで4ハロン55.1-39.9-26.1-12.7を単走で馬ナリに追い切りました。「最終追いは本番でも騎乗予定の柴田大知騎手を背に、いいリズムで走れていましたよ。豊かなスピードが武器で本質的にはより短い距離のタイプかもしれませんが、ここで高いパフォーマンスを発揮してくれるようなら今後の選択肢が大きく広がります。久々の実戦でも仕上がりに不安はありませんので、復帰初戦をいい形でスタートを切りたいですね」(牧光二調教師)


【シュティルヴァルト】

10日(日)にWコースで4ハロンから0.8秒追走して併せ、56.0-40.8-13.2を馬ナリに追われ、13日(水)にもWコースで5ハロンから1.4秒追走して併せ、67.5-52.9-38.8-14.3を一杯に追い切りました。「途中までは良い感じに動けているのですが、ペースを上げると苦しくなるのか昨日の追い切りでも最後は頭を上げてしまって併走馬に遅れを取ってしまいました。まだ前後の走りのバランスが悪く、ペースアップした際にトモがついてきてないように映りますね。それでも仕上がり自体は悪くなく、力は出せる状態です。消耗戦になりやすい福島の芝コースも味方してくれると思うので、久々の競馬でも好戦を期待しています」(栗田徹調教師)


【レッドイグニス】

(鹿戸厩舎)角馬場で軽め調整
助手「追い切った後なので、角馬場で軽めに乗りました。前進気勢が強いので、改善に取り組んでいますが、血統的なものもあって苦戦しています。次走は4/24()の東京5R(2000m)に蛯名騎手で向かうことになったので、しっかり仕上げていきます」


【レッドバルトーク】

(大竹厩舎)引き運動の調整
大竹調教師「追い切った後なので、厩舎周りの引き運動で様子を見ています。なかなか身にはなってくれないのですが、飼葉は変わらずしっかり食べています。昨日の追い切りの息遣いや動きが物足りなかったので、来週の動き次第では新潟開催まで延ばすことも考えています」


*****4歳馬*****

【ルグランパントル】

「骨折による休み明けでしたが、心身ともに良い雰囲気で臨めたと思います。4コーナーで突き放した時は勝てると思ったぐらいです。外枠を懸念していましたが、ジョッキーも上手く乗ってくれて持ち味をフルに生かしてくれたと思います。今後が楽しみになりました。レース後も特に異常はありませんが、骨折をした経緯もあるだけに大事に使っていきたいですね。この後ですが、直線の長い中京コースは得意にしているとは言え、東京や新潟は合わない印象があります。遠征にはなりますが、間隔的にもちょうど良いと思える5/7(土)京都・六波羅特別(1000万下・芝1600m・混)を目標に進めていく予定です。残念ながら田辺は乗れないとのことなので、早めに乗り役を確保したいと思っています」(栗田博憲調教師)


【グランノーヴァ】

現在は馬場23周と坂路1本を2022秒ペース(週に2回は1718秒ペース)のメニューで調整中です。相変わらず騎乗者が少しでも気を抜くと振り落とそうとしますが、悪いことは悪いと教え込んでいることでそういったことも減ってきました。ガーッと持っていかれることもあるので入りがけは注意していますが、指示にも素直に反応できるようになりつつあり、コントロールも利くようになってきています。普段はリラックスできており、体調も着実に上がってきました。態勢が整ってきていることから、昆調教師に帰厩の打診をする予定です。


【エンパイアライン】

現在は馬場3周と坂路1本を2022秒ペースのメニューで調整しています。ペースを上げて乗り込んでいることもあって飼い葉の量を増やしており、よく食べることで体付きは良い意味で余裕が出てきました。まだ腰に疲れは感じさせますが、ケアしながら進めていきます。あと3週間ほどで送り出したいと考えています。


【レッドオルバース】

(国枝厩舎)ウッドコースにて追い切り(ハロン15秒程度)
国枝調教師「いつも通り単走で追い切りました。手前を替えてからは大丈夫そうでしたが、少しもたれるところがありましたね。終いは15-15くらいでしたが、乗り手に聞くとまだ動きも重いようです。今後の状態次第で、東京か新潟開催での出走を考えていきます」


*****5歳馬*****

【ラテラルアーク】

10日(日)に坂路コースで4ハロン58.5-40.3-25.3-12.4を単走で馬ナリに追われ、13日(水)にもCWコースで6ハロン84.1-67.8-53.0-39.2-12.8を一杯に追い切りました。「帰厩してからの坂路での反応が良かったので、今週はフラットコースで動かしてみたのですが、平凡な時計で正直サッパリの追い切り内容でした。手応えに余裕はあっても自分から走るのを止めてしまうようで、やはり気持ちの問題が大きいですね。キャンターでの走りなんかを見ても、とても500万下にいる馬じゃありませんので何とかキッカケを掴んでほしいものです。今後も稽古からブリンカーを装着するなど工夫してレースまで調整していきます。次走は5/8(日)京都・4歳上500万下(芝1800m・混)を太宰啓介騎手で予定しており、その期間はなるべく日頃の稽古から跨るように鞍上には指示しました」(昆貢調教師)


*****6歳馬*****

【レッドヴィーヴォ】

(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400m25-25秒。馬体重466キロ。
担当スタッフ「トモの感じは日に日に良くなって来ているので、距離を延ばして乗り始めました。背腰が敏感な馬ですが、そのあたりも徐々に良くなって来ているので、この後もケアしながらしっかり乗り込んで行きます」