*****3歳馬*****
【フィオレンツァ】
「現在はダートコース(外馬場1周800m)でハロン20秒のペースを長めに乗り込んでいます。両前ソエの症状はだいぶ落ち着いてきており、体もようやく増加傾向で良化が窺えます。内面の疲れが解消してきたのか、冬毛も抜けて見映えがしてきましたよ。これからさらに良くなってくるでしょうし、様子を見ながらどんどんペースアップを図っていきます」(担当者)
【ブランデーグラス】
引き続き馬場1周と坂路2本を18~20秒ペース(週に2回は16~18秒ペース)のメニューで調整中です。気の悪さも見せますが、力強く推進力あふれるフットワークが目に付きます。牧調教師と相談し、今のところ4/17(日)福島・雪うさぎ賞(500万下・芝1200・混)での復帰に向けて進めていくことになり、来週の検疫で美浦に帰厩する予定です。
【シュティルヴァルト】
「昨日帰ってきたばかりですが、見た目には少し大人びた印象を受けますね。新馬から掲示板を確保してきた実力がありますので、未勝利クラスはすぐ卒業してくれないと困ります。トモがまだ非力な分、平坦コースでより力を発揮できると考えていますので、次走は1回福島開催(4/9~)の芝2000m戦を使うつもりです」(栗田徹調教師)
【レッドアヴァンセ】
(ノーザンファームしがらき)周回キャンター2000m、坂路1本。馬体重440キロ。
入場後は胃潰瘍の治療や馬体重の回復に努めています。乗り出すまでに10キロ以上体を戻したいところでしたが、カイバを食べているもののあまり実になりませんでした。水曜日から周回コースで、翌日の木曜日からは坂路でも乗り出していますが、体の使い方などに問題はありません。本日、音無調教師が来場して馬の状態を確認し、来週24日(木)に帰厩することに決まりました。
【レッドイグニス】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター1800mを25-25秒。馬体重457キロ。
担当スタッフ「脚元や肩の出も悪くないので、今週から乗り始めました。飼葉はしっかり食べていて、前回こちらにいた時よりは落ち着きもあるので、この後もケアしながらしっかり乗り込んで行きます」
【レッドバルトーク】
(ノーザンファーム天栄)担当スタッフ「この中間も順調に進めており、坂路で週2回速いところを消化しています。ペースとしては先週と同じくらいでl、今朝も14-14くらいのところを乗りました。馬なりで持ったままで上がってきたように、動きは乗りこむごとに良くなってきていますね。今後は帰厩に向けて、もう一段ペースを上げて仕上げていくことになると思います」
【レッドゼルク】
(ファンタストクラブ)担当スタッフ「先週末から坂路にも入れ始めています。最初はF25-25ぐらいの軽めで様子を見て、いまはF18秒ぐらいまで上げてきています。今のところ脚元含め体調面は大丈夫。まだ心身ともにドンと来いという状態とは言えませんが、もう少し暖かくなれば移動の視野も入ってくるでしょうし、状態を見ながら徐々にペースを上げていきます。厩舎では同じ父のレッドゲルニカ以上という声も挙がるくらいの馬ですし、しっかり態勢を整えて送り出してやりたいですね」
*****4歳馬*****
【グランノーヴァ】
現在は馬場3周のメニューで調整中です。最初の1周はダク、残り2周はキャンターで乗っています。テンションはそこまで上がっていませんが、口向きに課題が残っているのでこの機会に矯正を図りたいところです。馬体にダメージは感じられず、体付きも細くも太くもない状態で体調自体は悪くありません。まずは課題の克服に注力していきたいと考えています。
【エンパイアライン】
現在は馬場3周のメニューで調整中です。最初の1周はダク、残り2周はキャンターで乗っています。右後肢の患部の傷口は徐々に乾いてきており、運動後も悪化することはありません。やや背腰に疲れが見受けられるので電気針治療を施しています。この後は様子を見ながらペースを上げて乗り込む予定です。
【ルグランパントル】
現在は馬場で軽めの調整をおこなっています。「私も小野町でチェックさせていただいていましたが、良いリフレッシュ休養になったのではないかと思いますし、体付きも良くなって戻ってきてくれました。まだ全体的に緩い感じがしますので、具体的な目標についてはもう少し進めてから決めたいと思っています。左前脚の患部に熱を帯びることもあるようなので、ケアしながら調整していきますが、今後に影響することはほとんどないはずです」(栗田博憲調教師)
【レッドルヴァン】
(田口トレーニングファーム)担当スタッフ「引き続きマシン運動を続けています。脚元の方も変わらず安定しています。左前の患部はごくわずかに腫れが残っていますが、よく確認しなければ分からない程度です。発症から半年となる4月中旬頃にエコーを撮り、結果次第では乗り出しを開始できると思います」
*****5歳馬*****
【ラテラルアーク】
現在は馬場2~3周と坂路1本を18~20秒ペース(週に2回は15~18秒ペース)のメニューで調整中です。背腰には継続して電気針による治療をおこなっています。ペースを上げていますが、テンションが上がることはなく、落ち着いて過ごせているのは好印象です。後肢の筋肉に厚みが増すなど、移動前の状態としては申し分ありません。既に態勢は整っていますが、今週は検疫が確保できなかったことから、来週栗東へ帰厩することになっています。
【クイーンズシアター】
3月19日(土)阪神・ダ1800m(牝)に1キロ減の鮫島克駿騎手で出走。馬体重は4キロ減の456キロ。メンコを着用して落ち着いた様子でパドックに登場。気合い乗りが今一つもいつものことで心配なさそう。前の捌きが少し硬めに見えるがトモの踏み込みは悪くなく、引き続き状態は悪くなさそう。止まれの合図がかかると少し気合いが乗り、騎手は跨がらずに馬場へ向かった。落ち着いてダートコースへ入るとすぐに、ゆったりとした返し馬に入った。レースでは、マズマズのスタートを切るが、出しては行かずに中団からの競馬。内目5~6番手で1コーナーを通過し、3~5番手で2コーナーを通過して向こう正面に入ると、外から1頭が上がってきてややペースアップ。一呼吸置いて同馬も外から上がっていき2~3番手で3コーナーを通過。仕掛けながら外目3番手で4コーナーを回り最後の直線に入ると、ジワジワとしか伸びず、後方から来た馬達にも交わされてしまい7着。レース後、鮫島騎手は「今日のような馬場は合わない感じです。そんな中、勝ち馬をマークする競馬をした分最後は厳しくなってしまいました。良馬場で自分の競馬に徹する形がよさそうです」とのコメント。また、安田調教師は「勝ち馬よりも後ろで競馬をしたら勝てないと思っていましたので、勝ち馬より早く仕掛けるように話をしていました。勝ちに行く競馬をした分、最後は自分が厳しくなってしまったようです。時計の速いダートも合わなかった感じです」とのこと。
*****6歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
(ミホ分場)マシン60分、ダクとハッキング20分。馬体重461キロ。
担当スタッフ「先週末に獣医にチェックしてもらったところ、トモの方も良くなって来たので、そろそろペースを上げて乗っても良いとの事でした。今は大事を取ってゆっくり進めていますが、様子を見ながら近いうちにキャンターも入れて乗って行きます。乗り出してからは元気が出て来て、毛艶も良くなっています」