*****2歳馬*****

【デライトポイントの14

(吉澤ステーブルEAST23日(火)に到着しました。入場時の馬体チェックでは微熱が確認され、軽い下痢を起こしている状況でした。すぐに回復を示してくれたのでマシン運動で動かしていますが、飼葉も食べていますので体調に関しては心配しなくても大丈夫そうです。一緒に来た2歳馬たちも同じような状況でしたからね。初めての長距離輸送でしたからビックリしたところもあると思いますし、よく頑張ったと思いますよ。馬の様子をしっかりと確認してからにはなりますが、このまま馬のコンディションに問題が見られなければ、来週の中頃のイメージで吉澤ステーブルWESTへの移動をと考えています。


*****3歳馬*****

【ラタンドレス】

「現在は周回800mのダートコースをダク2000m、キャンター3000m2223秒ペースのメニューで調整しています。こちらで獣医が触診したところ、肩の出の悪さが特に気になったため、山内調教師と相談して右肩に長針治療を施しました。レース中に負ったとみられる右トモの外傷や背腰の疲れなどは時間経過に伴い回復する見込みですので、リフレッシュも含めての成長期間になればと思います。状態を見ながら徐々にペースアップを図る予定です」(担当者)


【オルレアンローズ】

「引き続き角馬場で軽めのダクと本馬場でキャンター1600m2セット(1718秒ペース、週に2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。この中間も順調そのもので、馬体面など特に不安なところはありません。ウイークポイントだった左後肢の引きつけもだいぶ強くなってきましたね。乗りながら馬体重が増えているのは良い傾向ですし、胴も伸びてきて『格好良い』と感じるほど見栄えのするシルエットになっています。この先の活躍が本当に楽しみですよ。昨日来場した高木調教師は『検疫が混み合っているため優先で入れられませんでしたが、今週末のキャンセル待ちを含め、遅くとも来週中には何とか検疫を確保して帰厩させたい』と話されていました」(担当者)


【ブランデーグラス】

引き続き馬場1周と坂路2本を1820秒ペース(週に2回は1618秒ペース)のメニューで調整中です。行きっぷりが抜群で鞍上も抑えるのに苦労しています。更なるペースアップにも対応は可能ですが、息遣いを含めてまだ中身が伴っていない印象なので焦らずに進めています。以前よりもパワーアップしているのは歴然なので復帰後の活躍を期待したいところです。


【シュティルヴァルト】

引き続き馬場2周と坂路1本を1820秒ペースのメニューで調整中です。中間も順調に乗り進めることができており、体調面不安は感じさせません。馬体右側のくぼみも着実に良化してきた印象です。体重こそ減っていますが、細くなった感じはなく無駄がなくなってきたものと捉えています。乗り出し当初は後肢の蹴りが弱かったものの、ここにきて力強さが戻ってきました。まだ走りに無駄があるので、送り出すまでに効率よく走れるように教え込んでいきます。


【レッドバルトーク】

(ノーザンファーム天栄)担当スタッフ「昨日こちらに来ましたが、馬体は特に問題なさそうなので今日からトレッドミルに入れています。元々難しいというか子供っぽいところのある馬ですが、少しは疲れもあるのかここまでは大人しくしていますね。使ったぶん体は減っているようですが、そこまで細いということはなさそうですし、先生から福島を使うと言われているので、膨らませながら乗り込みも進めていきたいと思っています。まだまだこれから変わってきそうな感じなので、うまく成長させながらやっていきたいですね」


【レッドミモザ】

(ノーザンファームしがらき)周回キャンター3000m、坂路1本。馬体重458キロ。
この中間も周回コースと坂路を併用して調整しています。今週水曜日に坂路で終い1ハロン15秒まで伸ばそうとしましたが、テンの勢いは良かったものの、ラストは手応えがなくなりバタバタになってしまいました。まだ成長途上で気持ちと体が連動していないようです。乗り込んで体力強化を図っていきます。


【レッドゼルク】

(ファンタストクラブ)担当スタッフ「円馬場での乗り運動を経て先週末から屋内ダートで乗り出しました。まずマシンを30分と常歩2400mで身体を入念にほぐし、その後は角馬場で速歩800m、最後に屋内ダートでごく軽めのキャンターを1600m。一週間ほど乗ってきましたが、脚元の方は大丈夫ですね。状態に合わせながらこのまま進めていきます。馬体重は514キロで太くは見せませんが、休んでいた分、張りや筋肉の張り出しなどはもうひと息。でもこれは仕方ないでしょう。乗りながら戻していきますよ。今日、厩舎の助手の方とお話したのですが、この間強い勝ち方をしたレッドゲルニカよりもゼルクの方が乗っていた感触では上だったとのこと。もちろん乗り味だけで馬の強さは決まりませんが、ゼルクにもそれだけ期待しているということでしょうし、しっかりと態勢を整えてあげればすぐに勝ち上がれる馬だと思います。だからこそ焦らず進めたいですね。今後の進捗状況にもよりますが、6月の東京もしくは同時期の北海道辺りが目標になりそうです」


*****4歳馬*****

【ルグランパントル】

現在は馬場2周と坂路1本を1820秒ペース(週に2回は1618秒ペース)のメニューで調整中です。ペースを上げて乗り込んでいますが、左前脚の患部の状態は安定しており、不安を感じさせることはありません。少し体付きに余裕はありますが、これまでの経緯を考えれば歓迎材料と言えそうです。休んでいた割にはそう緩んだ感じもなく、このまま帰厩に向けてピッチを上げていきたいと考えています。


【エンパイアライン】

もう少し傷口を乾燥させてから動かした方が早期回復に繋がると判断し、今週はパドック放牧に切り替えました。徐々に傷口は乾いてきていることので、来週からウォーキングマシンの運動を再開する予定です。全体的に疲れも抜けてきたようで馬はリラックスして過ごすことができています。今後も患部の状態を見ながら進めていく予定です。


【レッドオルバース】

(ミホ分場→国枝厩舎)225日(木)の検疫で美浦トレセンに帰厩しています。


【レッドルヴァン】

(田口トレーニングファーム)マシン運動120分。馬体重522キロ。
担当スタッフ「日々脚元をチェックしていますが、腫れや熱感もないですし、急激な変化というものはないのですが、経過は良好と言えると思います。もうしばらくはマシンを続けることになりますが、マシンだけでもそれなりに負荷は掛かっていますし、体は増えていても見るからに太いという感じはないですね。体は少し白っぽくなってきましたが、この時期にしては肌艶の感じが良くて体調面は良さそうです」


*****5歳馬*****

【ラテラルアーク】

現在は馬場3周と坂路1本を2022秒ペースのメニューで調整中です。この中間から更に運動量を増やして乗り込んでいます。依然として背腰を気にする素振りを見せていますが、現在の症状からすると電気針治療が最も効果的であろうとの獣医師の見解を受け、ショックウェーブ治療は行いませんでした。動き自体は変わらずに良く見せており、馬体の張りや毛ヅヤも良好です。気温の上昇とともに状態は上向いてきていますが、もっと暖かくなれば更に良くなりそうな気配を見せています。今後もコンディションに合ったメニューを課していく予定です。


*****6歳馬*****

【レッドヴィーヴォ】

(ミホ分場)マシン60分、ダクとハッキング。馬体重454キロ。
担当スタッフ「トモの感じも問題なさそうだったので今週から軽く乗り始めました。歩様などは乗り出してからも問題ありませんが、少しトモに疲れは出てきている感じなので、治療しながら進めていきたいと思います。全体的な体の感じも見ながら、ペースアップの時期を探っていきます」