*****2歳馬*****
【シンギングセンセーションの14】
引き続きBTCに通い、馬場コースでキャンター3000m(22秒ペース)中心の調整。場長は「まだトモの緩さは残り、馬体にも余裕がある感じですが、徐々にペースを上げてきています。ここにきて重心の低い走りも出来るようになってきましたので、刺激を与える意味も含め、中間に17秒ペースを1本乗ってみました。まだ大きな変化は無いものの、消化した後も疲れなどは見せておらず、今後も時折強弱を付けて進めていくつもりです」とのこと。1月25日現在の馬体重は496キロ。
*****4歳馬*****
【シンラバンショウ】
1月24日(日)中京・蒲郡特別(4歳以上500万円以下・混・芝1200m)に吉田隼人騎手で出走。馬体重は前走より16キロ増の430キロ。メンコを着用しパドックに登場。時折小脚を使うところはあるが、特に入れ込むことはなく、概ね落ち着いた様子でパドックを周回。大幅な馬体重増も太目感はなく、細身だった体付きがしっかりとした様子に見える。馬体の張りや毛ヅヤも良好で状態は良さそう。パドックで騎手が跨っても大きな変化はなく馬場へ。芝コースに入ると内ラチ沿いを宥めながら進み、促されるとスムーズに駆け出していった。レースでは、マズマズのスタートから促していき先団へ。3番手で3~4コーナーを回り最後の直線に入ると、ジワジワと脚を伸ばすが、最後は後方から脚を伸ばしてきた馬達に飲み込まれてしまい9着。レース後、吉田騎手は「出来れば先行している馬の後ろに付けたかったのですが、馬場を気にしているような感じでしたので、内ラチから3頭目辺りを走らせました。道中は少し促しながらでしたが、その割には直線に入っても頑張っていました。しかし、小出しに脚を使っていた分、坂を過ぎた辺りで脚が無くなってしまいました。馬自身に走る気がありますし、もっと綺麗な馬場なら違う結果になっていたと思います」とのコメント。また、新開調教師は「輸送しても体重は減りませんでしたし、状態は良かったと思います。道中も良い形でレースを進めることが出来たと思うのですが、展開が合いませんでしたね。結果には繋がりませんでしたが、馬体を増やして出走出来たことは良かったと思います。この馬の場合使うところが限られてしまうのですが、レース後の具合を見て今後の予定を決めたいと思います」とのことだった。
*****6歳馬*****
【レインオーバー】
1月24日(日)中山・東雲賞(4歳以上1000万円以下・混・芝2000m)に、戸崎騎手で出走。馬体重は2キロ増の448キロ。耳覆いがないメンコにブリンカーを着用し、落ち着いた様子でパドックに登場。中1週でも馬体が増えたのは好感がもてる。前走時よりも体をしっかりと見せ、引き続き状態は良さそう。他の馬たちに騎手が跨がってからも、大きく気配が変わることはなく馬場へ向かった。気合いを面に出しつつ芝コースへ入ると、厩務員がついたままゴール板まで歩かせてから、スムーズに駆け出して行った。レースではマズマズのスタートを切り中団からの競馬。中団8番手で1~2コーナーを周り向こう正面へ。終始7番手前後の外目を通り4コーナーへ入るが、外に振られてポジションを下げ10番手で最後の直線へ。直線で追われると馬場の外目を伸びるが、前までは届かず7着まで。レース後、戸崎騎手は「スタートは出てくれましたが、ダッシュがつく感じではありませんでした。道中は折り合いもつき悪くなかったのですが、4コーナーで進路を外にとったところ、外に振られてしまいました。インを突いていれば結果も違っていたと思います」とのコメント。