*****3歳馬*****
【フィオレンツァ】
「スタートから出していった分、ムキになって前半かかって走ってしまい、四角ではもう手応えがなくなってしまいました。行き脚がついたようにダートが合わないタイプではないと思いますが、軽い走りをするので現状は芝の方が良いかもしれませんね。距離はもう少し縮めてあげた方が走りやすいでしょう。気性的にもだいぶ幼いのでまだこれから変わってくるはずですよ」(幸英明騎手)
【ディアスプマンテ】
今週1月23日(土)京都・ダ1400m(牝)に向かう予定。荒川調教師は「芝の1600m戦は権利を持っている馬達で抽選になる見込みで、流動的となるためジョッキーの確保も難しそうな状況です。ほぼ確実に出られそうなダ1400mの牝馬限定戦を本線で進めたいと思います」とのこと。
【ボーンレガシー】
1月16日(土)中京・3歳未勝利(混・ダ1800m)に1キロ減の石川騎手で出走。馬体重は4キロ増の518キロ。メンコを着用。始めのうちは絶えず辺りを気にする素振りも、イレ込みはなく落ち着いた様子。一つ前の馬がうるさくしていたが、少し間を開けてつられることなく周回。ジョッキーが跨がると時折小脚を使いながら馬場へ。馬場入場の際は大分気合いが乗りチャカチャカしながらしばらく行進し、2コーナー方向へいったん駆け出し、反転してダクで戻ってくると、促されてスムーズなキャンターで待機所へ向かった。レースでは、スタートをポンと出たものの行き脚一息で下がってしまい、後方5番手で1コーナーへ。向正面で後方3番手に後退し、3コーナー付近で最後方の位置。3~4コーナーでは少し置かれ気味も直線ではジワジワと脚を伸ばしバテた馬を交わして14着。石川騎手は「スタートは出られたのですが、前に入られると馬自身が行けずに徐々に下がってしまいました。集中して走れるようブリンカーを試してみたほうが良いかもしれません。また、ダラダラ流れる1800mでは集中を欠く感じで、メリハリのある距離のほうが合っている気がします」とのコメント。小島調教師は「外から来られると下がってしまい、勝負所でも離されて気持ちが途切れていた感じでした。次は東京の1600mや1400mで、ブリンカーを付け急かしてでもある程度の位置を取りに行くような競馬をさせたいと思います。交流も含めて検討するつもりです。気性的な難しさもあり慎重に進めてきましたが、これで良い方にスイッチが入ってくれれば」とのことだった。
*****5歳馬*****
【ラテラルアーク】
「ブリンカーが逆に効き過ぎている感で、以前とは精神的にも違うのでもう装着の必要はないと思います。夏の頃と比べるとまだピリッとしたところには欠けますが、今日はスタートがすべて。上がりの脚も使えているし、まともに出てくれさえすれば勝ち切れる力はあるんですが…」(岩田康誠騎手)
【ボーンレジェンド】
1月16日(土)中京・伊勢特別(4歳以上1000万円以下・混・ダ1400m)に吉田隼人騎手で出走。馬体重は4キロ増の498キロ。メンコにマウスネットを着用し、パドックに登場。周回を重ねていくと、少しずつうるさいところを見せ始め、気合いが乗ってくる。体重は増えているが、太目感はなくメリハリの効いた馬体で力は発揮できそうな状態。止まれの合図がかかると、隊列の最後にまわりパドックでは騎手が跨がらずに馬場へ向かった。一番最後にダートコースへ入ると、すぐにスピード感のある返し馬に入った。レースでは、マズマズのスタートも、いつものようなダッシュが付かず中団やや後方からの競馬。7~8番手で3~4コーナーを周り直線へ向かうが、前が壁となり、伸びることができず12着。レース後、吉田隼人騎手は「ゲートは出てくれましたが、ハミを取ってくれず押っつけながらの追走となり、あの位置からになってしまいました。直線でも前が開かず、少しのスペースでは、馬がそこに突っ込むことを躊躇してしまい伸びきれませんでした。スムーズに外へ出せたり、前が開いてくれていたら、伸びられたと思うのですが」とのコメント。また、田島調教師は「ゲートで2度立ち上がる仕草を見せたため心配しましたが、ゲートは普通に出られました。ただいつものようなダッシュが付かず、スムーズな競馬ができませんでした。直線も前が壁になりこの馬の力が出せずに終わってしまった感じです。権利は取れませんでしたので、レース後の具合、出馬投票の状況や番組を見て、今後の予定を考えたいと思います」とのこと。