*****2歳馬*****

【パッシオーネの14

現在は週1日は角馬場でのフラットワーク、週3日は屋内周回コースでハロン2022秒のキャンターを1800m、週3日は屋内坂路でハロン17秒のキャンターを1本消化しています。この中間も順調に乗り込んできましたが、少し馬体が寂しくなったので坂路入りを週2日にセーブしています。調教自体の動きには全く問題なく、小気味の良いフットワークで抜群の手応えで坂路を駆け上がっています。テンションが上がりやすい面があるので、落ち着かせながら調教を進めています。引き続き馬体の成長を上手く促していけるよう調教メニューを組んでいきます。現在の馬体重は410kgです。


*****3歳馬*****

【シュティルヴァルト】

「内枠である程度の位置から競馬を進められればと考えていましたが、好スタートからテンにもたつくことなくイメージ通りの良いポジションが取れました。道中も力むことなく楽に追走し、余力十分に直線を向いてさぁこれからという時に、肩ムチを2発入れた際にアクシデントでステッキを落としてしまいました。今日の上位は少し決め手の部分が上でしたが、この馬も差の無いところまでは力を付けてきていますよ」(田辺裕信騎手)


【ラタンドレス】

「ゲートを懸念していましたが、今日はそわそわせずに中で大人しくしていて、タイミングも問題なく出てくれました。34角の勝負所でハミを取らずに反応が悪くなりましたが、普段の調教時からそういう面があって、追うと右にヨレて抑えると左へモタれる癖があります。乗り込み量豊富で息持ちは問題なく、追走にも余力があったにも関わらず伸び切れませんでしたので、ダートに向いているのかもしれませんね」(小林徹弥騎手)


【レッドアヴァンセ】

19日レース後コメント(1着)
M.
デムーロ騎手「返し馬からもの凄く良い感触を掴めましたし、出負けはしましたが、スタートの出はあまり速くないと聞いていたので、焦らず後ろから。道中も変な癖などはなく乗りやすかったので、あとは内回りという事を考えて、アクセルを踏み遅れて脚を余さない様に気を付けました。仕掛けてからも反応もが早かったですし、トップスピードになるまで時間はかからなかったですよ。直線ではあっという間に抜け出したので、最後は遊ばせない様にしただけで今日は完勝でした。本当にとても強かったので、乗ってて気持ち良かったです。今日は内回りでしたが、この馬は直線の長いコースの方がもっと良いパフォーマンスで走れると思いますし、距離ももう少し延びても大丈夫そうですね。きっちり勝つ事が出来て嬉しいです。ありがとうございます」
音無師「時間は掛かってしまいましたが、結果を出す事が出来てホッとしています。今日を入れてここまで3回使って来ましたので、一旦短期放牧に出してリフレッシュさせてあげたいと思いますが、今日勝てたので目標にしている桜花賞にはまだ間に合います。大きな舞台に連れて行ける様にこの後もしっかりやって行きますよ。今日はありがとうございました」


*****4歳馬*****

【レイナブランカ】

1/12(火)園田・C34歳以上(ダ1400m)吉村智洋騎手
7
日(木)に園田競馬場のダートコースで4ハロンから併せ、52.9-38.8-26.6を一杯に追い切りました。「C3クラスに格付修正されるまで間隔を空けて、その分乗り込んできました。鼻出血や骨折歴があるので少し遠慮していたところがあったかもしれませんが、前走でその心配もなくなり遠慮せず一杯追いなどで攻めましたので、仕上がりに関しての不安はありません。ハナにこだわらず道中は気分良く行かせて、34コーナーで仕掛けて直線勝負のイメージで臨みたいと思います。降級し、これまでのメンバーから比べると弱化していますので背水の陣の気持ちです」(飯田良弘調教師)


【レッドオルバース】

19日レース後コメント(2着)
蛯名騎手「うまく運べて差しきれるかと思ったのですが… どうしてもトモに甘いところがあるので坂まではいい勢いなのですが、そこからトモで押してくる感じがなくなって伸びが鈍るんですよね。馬はそれでも頑張って走っているのでゴールした後はきつそうな息遣いでした。道中もトモが安定しないぶん右に行ったり左に行ったりで余計な力を使っているので、そこが良くなればもっと道中も楽になって最後の伸びに繋がるはずです。素材は間違いなくいいのでトモがパンとしてくるといいですね」
国枝師「ここ最近の中では競馬内容としては一番良かったですが、最後はまだしっかりしていないぶんですかね。あの展開でも差しきって欲しかったですが、前も楽していましたしね。使ってきましたので戻っての様子を見てどうするか考えます」


*****5歳馬*****

【レインオーバー】

1月9日(土)初咲賞(4歳以上1000万円以下・混・ハンデ・芝1800m)に田辺騎手で出走。馬体重は2キロ増の446キロ。耳覆いがないメンコにブリンカーを着用して、少し緊張気味にパドックへ登場。もっとフックラしてもよい体つきだけに、2キロでも体重が増えたのは好材料。前走時に比べ気合い乗りが早く感じたが、周回を重ねていくと落ち着いてくる。歩き方を教えるように、ゆっくりと馬を曳き、パドックの雰囲気は悪くなく力は発揮できそうな状態。パドックで騎手が跨がると、やる気を面に出して馬場へ向かった。厩務員が付いたまま芝コースへ入場し、そのまましばらく歩かせてから、ゆっくりと返し馬に入った。レースでは、出遅れてしまい後方からの競馬。縦長になる展開の中、道中は後方のままレースを進め、3コーナー過ぎから徐々に外目を上がっていく。10~12番手で4コーナーを回り最後の直線に入ると、馬場の外目をしっかりと脚色で伸びるが、勝馬に1馬身程度及ばずの4着。レース後、田辺騎手は「ゲートに入るまでは落ち着きもあったのですが、中に入ってから左右を見たりして集中できずに立ち遅れてしまいました。前走はうるさいなりにスタートを切れたのですが、今日は後手を踏んだ上に外枠だったため、あの位置からの競馬になってしまいました。そのため後ろから正攻法の競馬をさせましたが、ポジションが後ろになってしまった分の差だと思います。普通にスタートが切れれば、すぐに勝てる馬だと思いますが、ゲートはなかなか集中できないようなので、やはりゲートが鍵になりそうです」とのコメント。