*****1歳馬*****
【キョウエイトルースの14】
463kg。現在は馬場1周と坂路コースを1~2本を20~22秒ペースのメニューで調整中です。どちらかというと晩成傾向のある母系の出身なので無理することなく進めていますが、現時点でこれといった不安はありません。まだまだ心身ともに幼さは残りますが、要所には着実に身が詰まってきており、さすがは血統馬と思わせます。今後もじっくりと乗り込みながら基礎固めに専念する予定です。
【スノースタイルの14】
448kg。現在は馬場1周と坂路コースを1~2本を20~22秒ペースのメニューで調整中です。体重こそ変化はありませんが、徐々に競走馬らしい体付きになってきており、走りは上質で推進力のある動きを見せています。姉と同様に晩成タイプと見ているので一気に進めることはせず、成長に見合った負荷を掛けながら育てる予定です。成長力豊かな血統なので、まずは土台をしっかりと固めていきたいと考えています。
【タニノジュレップの14】
490kg。現在は馬場1周と坂路コースを1~2本を18~20秒ペースのメニューで調整中です。中間に疲れを見せたことからリフレッシュを挟みましたが、すぐに回復し、今ではピッチを上げながら乗り込んでいます。まだ力任せに走る面があるのでもう少し効率良く走れるようにしていきたいところです。馬の様子を見ながらじわじわとペースを上げていきたいと考えています。
【マンダララの14】
(下河辺牧場)担当スタッフ「先月から引き続きダク1000mとキャンター2400m、それに今月から坂路も併用しています。ペースとしては基本20秒を目標としていますが、日々フォームを教えたり確認しながらの乗っているので、その時々によってもラップは変わってきますし、初めから20秒と決めつけてしまって無理に走らせても、走りがバラバラになってしまえば逆効果。馬に合わせた調整で進めています。ディープの仔らしい素軽い走りができる仔で、乗り役のお気に入りでもあります。目立った課題はないので、このまま進めていきます」
【デライトポイントの14】
(吉澤ステーブル)キャンター1200~2000m(F20-22)、坂路(F20)。馬体重475キロ。
担当スタッフ「この中間は馬体の成長を促すとともに体質強化のための基礎づくりのトレーニングを進めてきました。乗り込む中でも普段から飼い食いがいいので、しっかりと身になって馬体重は20キロ近く増量。調教はハロン20秒前後が主体ですが、このぐらいであれば体力的にも余裕がありますし、フットワークも軽さが増しています。気性面では調教中に物見をして驚くなど、やや集中を欠く面があるので、各種コースを併用しながら精神力の向上にも努めていきたいですね」
【デライトポイントの14】
(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m(F18-17)。馬体重457キロ。
担当スタッフ「中間から直線走路でも乗り出して馬体重は減っていますが、ガレたというわけではなく締まりが出てきた印象です。動きも機敏で乗り役の感触も良好ですが、直線に入れて負荷を上げ出してから徐々にテンションが上がり始めています。父の産駒ですから想定内ではありますが、ここでしっかりしつけないと後々で困りますので、教育しながらじっくり取り組んでいきます。キャンター時に左に張るような素振りを見せることがあるので、そうした点もしっかり矯正していきたいですね」
【コロンバスサークルの14】
(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m(F20)。馬体重453キロ。
担当スタッフ「先月お伝えした下痢の症状自体はすぐに治まりました。しばらくはリフレッシュがてら休養させて運動調整から再開、先週から直線走路入りを開始したところです。現在は馬なりでハロン20秒ぐらいのところですね。飼い葉は食べていますし、体も萎んだ感じは受けません。徐々に負荷を強めていきたいと思います」
【クィーンスプマンテの14】
直線1本のメニューで順調に乗り込んできて少し細化が見られたため、ここで一息入れている。現在はウォーキングマシン1時間の調整だ。担当者は「走りは素軽くスピード感がある。父の産駒特有のバネを更に鍛えていきたい。騎乗再開はもう少し体を膨らませてからのつもりです」とのこと。12月19日現在の馬体重は420キロ。
【シンギングセンセーションの14】
BTCに通い、馬場コースでキャンター3000m(25-20)の調整。「中間に熱発は見られましたが順調に回復しています。まだ緩さがあるのでじっくり乗り込みたい」と場長。現在の馬体重は474キロ。
【ヴァニラシャンティの14】
BTCに滞在し、ダート周回コースで軽いキャンター2400mの調整。「喰いも安定していて順調。この時期にじっくり乗り込み体力を付け幅を出したい」と場長。馬体重は407キロ。
【リボンアートの14】
周回コース2000m(ハロン20秒)中心に乗り込まれ、ここで馬体増を目的に一息入れている。担当者は「まだ集団調教で楽しく走っている段階で、自らハミを取って走るような積極性を今後身に付けさせていきます。周囲に馬がいないと落ち着かない様子で、メンタル面の成長もこの時期に促していきたい」とのこと。12月19日現在の馬体重は420キロ。
*****2歳馬*****
【ボーンレガシー】
1月19日(火)船橋・ベストサドル特別(中央3歳未勝利・ダ1600m)を目標に調整中。12月28日、小島調教師は「この中間も順調にきています。年末に少し時計になるところを乗る予定です」とのこと。
【アランチャ】
12月24日(木)に美浦TCへ帰厩。12月28日、武藤調教師は「フックラして良い体つきで戻ってきてくれました。復帰戦に向けて乗り込んでいきます」とのこと。
【アースコレクション】
美浦TCにて調整中。12月27日、尾関調教師は「レース後の経過を見てきましたが特に問題はなさそうで、今日の馬体チェックでも問題はありませんでした。それで次走についてですが、選択肢の1つとして1月5日(火)中山・ジュニアカップ(3歳OP・混・芝1600m)に登録したいと思います。使うかどうかの最終的な判断は、このあとの調整具合や相手関係を見てから決めたいと思います」とのこと。
*****4歳馬*****
【シンラバンショウ】
ノーザンファーム天栄にて調整を進め、近々美浦TCに帰厩予定。12月28日、新開調教師は「中京開催での出走を目標に、年明けの検疫で美浦TCに帰厩させたいと考えています」とのこと。
【ボーンレジェンド】
1月16日(土)中京・伊勢特別(4歳以上1000万円以下・混・ダ1400m)、1月17日(日)京都・4歳以上1000万円以下(混・ダ1200m)を目標に調整中。12月28日、田島調教師は「この中間も特に変わりはなく順調にきており、年末に時計を出す予定です。次走については、1月16日の伊勢特別(中京・ダ1400m)か1月17日の平場(京都・ダ1200m)に向かいたいと考えています」とのこと。
【アースコネクター】
セグチレーシングS(チバ)で調整中。12月28日、牧場担当者は「まだ周回コースでダク800m、キャンター2000mの調整ですが、年末に坂路で17-16のところをやる予定です。いつもだとどこかしら痛いところがある同馬でしたが、今回の放牧では特に不安なところはありません。このまま様子を見ながら調整を進めていきます。現在の馬体重は518キロです」とのこと。
*****5歳馬*****
【アースゼウス】
1月16日(土)中山・初春ステークス(混・ハンデ・ダ1200m)を目標に調整中。12月28日、和田調教師は「この中間も特に問題はありません。少しトモに疲れが出ましたが、ケアをして今はもう大丈夫です。中山の初春ステークスを目標に進めていきたいと思います」とのこと。