*****2歳馬*****
【ブランデーグラス】
移動後も体調面、脚元に問題がないことから今週より馬場入りを開始しました。現在は馬場1周と坂路コース1本を20~22秒ペースのメニューで調整中です。やや気持ちが高ぶっていて騎乗者も手を焼くことが多いので注意しながら進めています。乗り出してからも脚元を含め状態面に問題はありません。この後も気持ちを落ち着かせながら乗り込んでいきます。
【グローリーミスト】
12月26日(土)阪神・芝2000mに小牧騎手で出走。馬体重は2キロ増の480キロ。舌を縛る。時折軽く小脚を使いながら元気に周回。周回を重ねつつ気持ちが乗ってきた感じで、鼻を鳴らし上々の気合い乗り。牡馬としては華奢な体付きに見えた同馬だが、以前より肉付きが良くなった印象。他の馬にジョッキーが跨ると更に気合いを表に出し、小脚を使って馬場に向かう。芝コースに入るとすぐに勢いよく駆け出し、すぐにスピードに乗ってスムーズな返し馬を行った。レースでは、伸び上がったスタートで出遅れ最後方からの競馬。向正面に入ると外に出して少し位置取りを上げ後方3~4番手を追走。3コーナーを過ぎペースが上がったところでも上手く対応し、前との差を詰めつつ13番手で直線へ。直線で追われるとまずまずの脚色で伸びたが10着まで。小牧騎手は「ゲートでずっと下を向いていて、手綱をしゃくっても体勢が直りませんでした。テンションが上がっていて、ゲート裏でもずっとうるさくしていましたからね。切れる馬では無いので前々で競馬したかったのですが・・・。走りに良いものは持っているので、スタートだけが本当にもったいなかったです。息遣いに少し気になるところはありましたが、走りに影響は無かったと思います」とのコメント。調教助手は「前々で競馬をしたかったですね。ゲートの出というよりは、しっかり中で駐立出来るように再度練習させたいと思います。この後については厩舎に戻ってからの状態を見て検討することになると思います」とのことだった。
*****3歳馬*****
【エンパイアライン】
「現在は角馬場で軽めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。この中間から週に二回は15-15も消化しており、帰厩に向けて最終仕上げの段階に入っています。腹回りもふっくらして肉付きが完全に戻りましたし、右前肢体の筋肉の硬さが解消するにつれて動きもだいぶ良化してきました。少しお時間をいただきましたが、ようやく軌道に乗ってきた印象です。清水英調教師は『1回中京開催最終日の1/31(日)に番組が二鞍組まれているので、そこを使う算段で戻しましょう』と話されています」(担当者)