*****2歳馬*****
【ラタンドレス】
ノルマンディーファーム小野町で順調に調整され、昨日11日(水)に栗東・山内研二厩舎に入厩しました。
「定期的に北海道では確認していたけど、立派な体格をしている馬で入厩を楽しみにしていました。輸送熱もなく元気一杯の様子でしたので、さっそく今朝から坂路コースに入れて17~18秒ペースを1本乗っています。まずはゲート試験合格を目指して進めていきましょう」(山内研二調教師)
【フィオレンツァ】
7日(土)にトレセン近郊の松風馬事センターへ移動しました。
「ウォーキングマシン運動をおこないながら後肢飛節部分の傷腫れを治療していましたが、回復も早いことから明日14日(土)から乗り運動を開始します。獣医師による診断時や場内での引き運動をしている間、どこでスイッチが入るのか注意深く観察していますが、非常におとなしく手のかからないいい子です。筋肉の硬さも取れてきて歩様もゴトゴトするようなことはありませんので、予定通り帰厩できると思います」(担当者)
【オルレアンローズ】
ノルマンディーファーム小野町で順調に調整され、昨日11日(水)に美浦・高木登厩舎に入厩しました。
「左前脚にソエが出ていますし、その影響なのかまだ走りに不器用さもあるようなのでじっくりと進めていければと思っています。良血馬ですし、期待も大きいと思いますのでそれに応えられるようにしたいですね。まずはトレセンの環境に慣らしながら、ゲート練習を中心に調整していきます」(高木登調教師)
【シュティルヴァルト】
「作戦通りとはいかず、デビュー戦と同じで後方からの競馬となりましたが、直線の脚には見どころがありましたね。負けはしたものの直線で外へ持ち出すまでにロスもありましたし、33秒台で上がってこれる力があると確認できたのは収穫だったと思います。レース後、四肢に若干の浮腫みが見られて飼い葉食いが落ちたのもデビュー戦の後と変わりない状態ですが、今回は煩さが目につきます。今朝から乗り運動を開始したものの、次走についてはもう少し様子を見てから決めさせてください。このまま進めていってもう一戦使うなら5回東京開催の最終週(11/28、29)、一旦短期で放牧を挟む場合は5回中山開催(12/5~)でと考えています」(栗田徹調教師)
【レッドアヴァンセ】
(音無厩舎)坂路にて併せ馬で追い切り
坂 松若 51.2-37.8-25.1-12.8 強め
外アクションスター一杯に0.2秒先着
松若騎手「速歩だとまだ頼りないところがあるのですが、キャンターへ行くといい走りをしますね。併せ馬は一杯でしたが、こちらはまだ手応えに余裕がありました。かなり時計も出ましたし、息の入りもよかったので来週はそこまで強い追い切りは必要なさそうですね」
【レッドイグニス】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400mを20-20秒。馬体重485キロ。
担当スタッフ「入場後も飼葉はしっかり食べていて、歩様にも気になる感じはないので、今は普通に乗っています。まだ体には少し緩さがありますが、これから乗り込んで行けばしっかりして来ると思います。この後も入厩に向けて乗り進めて行きます」
【レッドゼルク】
(ミホ分場)マシン60分。馬体重500キロ。
担当スタッフ「右前の球節周りに若干熱があり、中筋にも少し張りが見られます。今はケアしながらマシンだけでゆっくり進めており、もうしばらくはこのまま様子を見て行きたいと思います」
【ボーンレガシー】
11月12日、小島調教師は「本日ウッドチップコースで時計を出しています。2頭併せで追い掛けていき、4ハロン59.0秒、終い13.6秒の時計でした。ステッキが何回か入るぐらいしっかりと追ってもらい、調教に乗ってもらった田辺騎手からは『追い出してからなかなか反応してくれませんでしたので、何回かステッキを入れましたが、スピードに乗ってからの動きは良かったと思います。現時点では、芝かダートのどちらに適性があるかの判断は出来ませんが、真剣にさえ走ってくれれば、どちらでも大丈夫だと思います』とのことでした。外を回っていましたので全体時計は速くありませんが、ゴールを過ぎてからスピードがさらに上がっていますので、時計に出ていないところで大分負荷が掛けられていると思います。調教後も息遣いが特別荒いというわけではないので、走っていないのか走れていないのかということになりますが、こういうことを繰り返していけば、変わってきてくれると思います。11月28日(土)東京・2歳未勝利(ダ1600m)には、田辺騎手に乗ってもらう予定です」とのこと。
11/12 田辺 美南W良 59.0-43.2-13.6 G前仕掛け
サムワンライクユー(新馬)一杯の内0.3秒追走同入
*****3歳馬*****
【ルグランパントル】
現在は坂路コースを中心に軽めの調整をおこなっています。「目立った疲れというのはありませんが、体付きにもう少し余裕を持たせたいことから、時計は出さずに軽めに乗っています。もう少し間隔を空けて体調を上向かせたいですし、実績のある中京開催を目標に進めることにしました。まだ神経質なところがあるので男馬らしく、もっとどっしりとしてくればまだまだレベルアップできる馬です。具体的な目標についてはもう少し進めてから決めたいと思っています」(栗田博憲調教師)
【エンパイアライン】
「こちらに来場してすぐに全身をくまなく触診し、歩様をチェックしました。清水調教師から聞いていた通りでトモよりも前脚の筋肉疲労が著しく、特に右前脚の肩から脇の部分にかけてコズんでいて、跛行とまではいきませんが、右前脚が出ない状態でした。清水調教師からの指示で全身に笹針治療を施し、水曜日からウォーキングマシン運動で調整しています。前走出走時の馬体重に戻り切っていないので、そのあたりも意識して来週の月曜日より乗り運動をスタートさせる予定です」(担当者)
【レッドオルバース】
(国枝厩舎)角馬場で運動後、ウッドコースにて単走で追い切り。
11/12(木) ウッド 72.9-57.2-41.9-13.0 馬なり
攻め厩務員「昨日は運動だけだったので、今日の角馬場では元気が有り余っている様子でしたが、歩様、脚運びともにスムーズでしたね。追い切りでは、下ろしがけは掛かる感じはなかったのですが、道中は手綱を許すと一気に行ってしまいそうだったので、馬のリズムに重点を置く形で進めました。スピードとパワーのある馬なので、仕掛け所ではスッと加速して行けるのですが、今日はハミを片方しか取らず、外へ逃げる感じで走っていましたね。右回りが不得意なわけではなく、手前も替えられているのですが、どこか走りづらそうにしている印象です。これから追い切りを重ねて行く中で、悪い癖が出ないようにしたいですね。飼葉は毎日完食していて、馬体重は裸馬で503キロです」
国枝調教師「昨日の朝はトモの入りが気になりましたが、乗れば脚取りもしっかりしていて、午後のチェックでも問題なかったので、今日は予定通り追い切りました。フラットコースでの追い切りは久しぶりなので、今日はこれくらいの時計でちょうど良いと思います。ただ、少し外に張る点が気になったので、この後は左回りのコースで追い切る事も考えて行きます。今までは脚元への負担を考えて坂路での追い切りが多かったのですが、この中間はフラットコースで追い切りを消化して行こうと考えています」
【レッドルヴァン】
(田口トレーニングファーム)冷却等で患部をケアしながら、日中はパドック放牧で過ごさせています。当面は辛抱づよくこの形で進めていくことになるかと思います。患部は広い範囲に損傷がありますが、広く浅くと行った感じですので、それが早めの治癒に繋がればいいのですが。馬は落ち着いていますし、飼い葉食いやボロの状態も悪くありません。
【シンラバンショウ】
11月12日、新開調教師は「直前まで出走出来るかどうか分かりませんでしたが、何とか今週のレースに入りました。出来るだけ良い状態で出走出来るよう努めたいと思います」とのこと。
*****4歳馬*****
【ラテラルアーク】
引き続き馬場2周と坂路2本を18~20秒ペース(週に2回は16~18秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗り込むことができており、長めをじっくりと乗り込んできたことで体力も戻ってきました。動き、体付きともに送り出せるレベルに仕上がってきています。厩舎の受け入れ態勢が整い次第、栗東へ帰厩する予定です。
*****5歳馬*****
【レッドマニッシュ】
(国枝厩舎)厩舎周りで乗り運動。
攻め厩務員「昨日追い切った後、午後からチェックをしましたが、歩様はしっかりしていましたし、全体的に痛いところもありませんでした。今日は乗り運動だけでしたが、出掛けの歩様はしっかりしていましたし、飼葉も完食しています。続けて使って来てはいますが状態は良いですよ。レース当日は天気が崩れる予報ですが、何とか良馬場でやらせてあげたいですね」
【レッドヴィーヴォ】
(鹿戸厩舎)厩舎周りを曳き運動。
攻め厩務員「今日も厩舎周りの曳き運動で様子を見ています。昨日に比べるとだいぶ歩様の硬さは取れてきていますし、飼葉の食いも上がっていますね。大きく崩れているわけではないですし、今日の午後からもう一度状態をチェックして、大丈夫そうであれば明日から乗り出して行く予定です」
【アースゼウス】
11月12日、和田調教師は「残念ながら今週のレースは除外になってしまいました。11月28日(土)京都・貴船ステークス(3歳以上1600万円以下・混・ダ1200m)に目標を切り替えます」とのこと。