*****2歳馬*****
【ブランデーグラス】
(松風馬事センター)476kg。「現在は角馬場で軽めダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(17~18秒ペース)のメニューで調整しています。乗り込み量を増やし、ペースアップしながらでも馬体重が増加傾向にあるのは好感が持てますね。まだ華奢な印象でもっと逞しさが欲しいところですが、それでいてこの時期これだけ安定して走れるのだから大したものだと思います。目標のレース(10/3 中山・カンナS)がハッキリしていますし、このまま時計消化を重ねていって入厩態勢を整えていきます」(担当者)
【フィオレンツァ】
(ノルマンディーF小野町)515kg。現在は馬場1周と坂路2本(16~20秒ペース)のメニューで調整中です。今週から登坂本数を増やしており、入厩を意識した乗り込みをおこなっています。バリバリと調教をこなしていますが、飼い葉喰いが良いことから、馬体減りの心配は全くありません。雄大な馬体だけではなく、走りも全兄マイネルレーニアを彷彿とさせるだけに期待は高まるばかりです。あと2週間ほどはこちらで乗り込み、美浦に送る態勢を整えたいと考えています。
*****3歳馬*****
【グランノーヴァ】
(ジョイナスファーム)488kg。「現在はダク1400m、軽いキャンター700mの後、20~22秒ペースのキャンターを2100mのメニューで調整しています。リフレッシュを最優先に今週は普通キャンターで軽めに乗りましたが、脚元の状態も問題ないことから、来週は15-15を消化する予定です。毛ヅヤがいま一つで張りに欠ける印象はありますが、動きの良さからは成績ほど負ける馬ではないと感じますね。硬さがあるため、ダートも合っていると思いますし、メンタル面の幼さが大部分で影響しているのかもしれません」(担当者)
【レッドオルバース】
(社台ファーム)マシン運動120分、常歩4000m、ダク1200m、キャンター1200m、直線走路1000m。
担当スタッフ「今週も両前の蟻洞をケアしながら乗り込みを消化しています。動かしても痛みや違和感を見せることはないので、直線での動きも悪くありません。暑さも治まって活気も戻っていますので、蹄をケアしながら状態を上げていきたいですね」
【レッドルヴァン】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400mを20-20秒。馬体重494キロ。
担当スタッフ「張りはすっかり取れて歩様も良くなって来ています。飼葉も食べていて、体もしっかりして来ていますね。この後も引き続き入厩に向けて乗り進めて行きます」
【レッドアイヴァー】
9月6日レース後コメント(14着)田中勝騎手「今日はスタートしてから良い位置につけられましたが、1コーナーまでの雰囲気が以前と違っていて、力みがあって走りに余裕がありませんでした。道中は良い感じに見えたと思いますが、4コーナーを回る時には余力もなかったですね」
鹿戸調教師「もともと煩くて気難しいところがありましたが、前走くらいから、その難しい部分が競馬に出てきている感じです。馬は前回よりは良くなっていましたが、ここで良い結果を出すことができず申し訳ありません。この後はトレセンに戻り、しっかりチェックして放牧します。今後についてはオーナーサイドと相談したいと思います」
【シンラバンショウ】
ノーザンファーム空港牧場にて調整を進め、近々美浦TCに帰厩予定。9月5日、新開調教師は「秋競馬に向けて、来週末の検疫で美浦TCに帰厩させる予定です」とのこと。7日、牧場担当者からは「8日にノーザンファーム天栄に向けて出発し、ワンクッションで美浦入りする予定です」との連絡が入っている。
*****4歳馬*****
【アースコネクター】
9月6日(日)新潟・両津湾特別(3歳以上500万円以下・混・ダ1800m)に戸崎騎手で出走。馬体重は2キロ増の502キロ。メンコを着用し落ち着いた様子でパドックに登場も、周回を重ねていくにつれ気合いが乗ってうるさい面を見せ始める。馬体の張りも良く引き続き状態は良さそう。止まれの合図の後、隊列のいちばん後ろへまわり馬場へ向かった。いちばん最後に馬場へ姿を見せたが、少し馬場入りを嫌がる仕草を見せたがダートコースへ入ると同時に勢い良く駆け出していった。レースでは、大きく躓くスタートとなるが、行き脚が付くと掛かり気味に上がって行き中団外目で1~2コーナーへ。かなり外を周り5~6番手で向こう正面へ入り5番手で3コーナーへ。徐々に上がって行き先頭に並ぶような形で4コーナーを周り直線へ向かうが、直線中程で手応えが怪しくなってしまい5着。レース後、戸崎騎手は「今日はスタートがすべてでした。大きく躓いた後にペースが遅くなってしまい、掛かったまま大きく外を回る形になってしまいました。力は上だと思うので、スムーズな競馬ができず残念です」とのコメント。また和田調教師は「肘が着きそうなスタートとなり落馬寸前でしたが、よくもちこたえてくれました。今日はスタートがすべてだと思いますが、掛かって大外を大きくまわったのに掲示板に載れたのはこの馬の能力の高さだと思います。放牧を挟むかもしれませんが、レース後の具合を見て判断したいと思います」とのこと。
*****5歳馬*****
【レッドマニッシュ】
(国枝厩舎→ミホ分場)午後、球節に腫れと熱感が確認されました。エコー検査を行ったところ骨や腱などに異常はなく、皮膚病が原因の腫れとの診断でした。明日ミホ分場へ移動し、球節の回復具合を見ながら、来週いっぱいは軽めの運動で進めていきます。現状、1週間ほどの見立てですが、腫れが引き次第トレセンに戻す予定です。
【レッドヴィーヴォ】
9月6日レース後コメント(3着)上野騎手「今日は逃げた馬のペースが速くて最初は少し戸惑っていましたが、じっくり構えて向正面から徐々に上がって行きました。ここにきて飛越に安定感が増してきているように、全体にしっかりしてきていますが、今日は早目に追い上げたので終い止まる形になりました。本当に申し訳ありません」
鹿戸調教師「今日は少し動くのが早かった分、終い止まってしまいましたが、レース振りは安定してきていますからね。次は何とか期待に応えられるように、しっかりと体調を整えていきたいと思います」