*****2歳馬*****
【フィオレンツァ】
(ノルマンディーF小野町)512kg。引き続き馬場1~2周と坂路1本(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。順調に乗り込めていますが、疲れた様子を見せることもなく、毎日元気に調教に臨むことができています。牝馬としては飼い葉の食いが良い点は今後に向けての大きなアドバンテージになると見ており、乗り込み量に比例してレベルアップできている印象です。管理予定の清水英克調教師は「順調にきているようですね。近いうちに福島に行ってチェックしてこようと思います。血統的な魅力もありますし、良い体をしている馬なので本当に楽しみな存在です」と期待を寄せていました。この後はペースを上げながら入厩に備えます。
【ブランデーグラス】
(松風馬事センター)471kg。「現在は角馬場で軽めダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(20~22秒ペース)のメニューで調整しています。まだこちらが求めているほどには体が膨らんできませんが、徐々には増えてきて動きにも力強さが出てきた印象です。来週よりペースアップしていく予定でいます(担当者)
今週もノルマンディーファーム小野町で順調にされ、本日28日(金)に美浦・栗田徹厩舎へ入厩しました。
【シュティルヴァルト】
「検疫が混み合っていたこともあり、予定よりも迎え入れるのが少々遅くなってしまったのですが、その分、小野町でしっかりと乗ってもらいました。まだ到着して間もないのでまずは体調や精神状態を把握したいと思っています。皆さんもそうだと思いますが、私の期待も大きい馬なので何とか結果を出したいですね。まずはゲート試験の合格を目指します」(栗田徹調教師)
【ディアスプマンテ】
現在は直線ダートコース1本17-16中心に、週2回、周回外回りコースで3ハロン44~42秒ペースの調整。担当者は「徐々にペースを上げており、ゆっくりですが着実に力をつけてきた印象です。この調子で乗り進めていきたいところ」とのこと。8月27日現在の馬体重は500キロ。
*****3歳馬*****
【ルグランパントル】
(ノルマンディーF)506kg。現在は馬場1周と坂路2本を18~20秒ペース(週に2回は13~15秒ペース)のメニューで調整中です。さらにペースを上げて乗り込んでおり、状態は着実に上昇してきました。以前よりも体を大きく見せるようになり、この休養期間に成長している様子が伺えます。まだ動きには良化の余地を残しているので、あと2~3週間ほど乗り込んでから小野町へ送り出す予定です。
【グランノーヴァ】
28日(金)に美浦トレセン近郊のジョイナスファームへ移動しました。
「国枝調教師からは9/26(土)、27(日)の中山開催で競馬を使いたいと意向を伝えられています。リフレッシュも兼ねての短期放牧ですし、いつ帰厩の声がかかって問題ないように緩めることなく準備していきます」(担当者)
【レッドオルバース】
(社台ファーム)馬体重512キロ。
担当スタッフ「まだ前の出に硬さがあり、この中間、両前蹄に蟻洞も確認されました。ただ、症状としては軽度なもので、直線走路でのキャンターは休まず消化。まだ体調は万全ではないのですが、気持ちはだいぶ乗ってきて前進気勢十分。抑えきれないぐらいの手応えを見せています。脚元をケアしながら進めていきます」
【レッドルヴァン】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400mを20-20秒。馬体重494キロ。
担当スタッフ「ショックウェーブをして以降、体は徐々に良くなって来ており、先週までは軽く乗って様子を見ていましたが、今週から距離を延ばしてペースも上げました。飼葉はしっかり食べていますし、この後も入厩に向けて乗り込んで行きます」
【ハラペーニョペパー】
グリーンウッドTで調整中。8月26日、加用調教師は「順調にきているようです。来週帰厩させて、阪神2週目のダ1400m(牝)を目標に進めるつもりです」とのこと。28日、牧場担当者は「引き続き週2回坂路で12~13秒ペースを継続しています。一息入れて乗り込んできて動きが良くなってきており、帰厩に向けてこのまま乗り込みます」とのこと。検疫が取れ次第帰厩し、9月19日(土)阪神・ダ1400m(牝)に向かう予定だ。
【ルーチェスプマンテ】
8月29日、小島調教師は「出走に向けて調整を進めてきましたが、右前の膝に熱感を持ち始めました。念のため、近日中にレントゲン検査を行います」とのこと。
*****4歳馬*****
【ラテラルアーク】
(ノルマンディーF)522kg。現在は夜間放牧をおこなっています。ここにきてようやく落ち着きが出てきており、体もふっくらと見せるようになってきました。まだ動きには硬さが残っていることから、あと1週間ほど現状の生活を継続することになっており、状態を見ながら運動開始の時期を探る予定です。
【レインオーバー】
8月30日(日)新潟・3歳以上500万円以下(芝2000m)に石橋脩騎手で出走。馬体重は前走より増減なしの444キロ。ブリンカーを着用しパドックに登場。気合い乗りも悪くなく、リズム良くパドックを周回。もう少し体があるともっと良さそうだが、細過ぎることはなく、この馬の力は出せそう。パドックでジョッキーが跨がり馬場へ。芝コースに入ると、内ラチ沿いを宥めながら進み、促されるとスムーズに返し馬に入った。レースでは、マズマズのスタートを切り、中団からの競馬。ジワジワとポジションを上げて中団よりやや前目の位置で向こう正面を進み、5~6番手で3~4コーナーを回り最後の直線へ。直線に入ると、馬場の真ん中から脚を伸ばし、叩き合いになるがゴール前でハナ差捕らえて1着。レース後、石橋騎手は「この馬場でしたので、外を回してはチャンスはないと思っていました。ある程度の位置に付けたいと思っていましたので、スタートがある程度出てくれたのが大きかったですね。最後まで気を抜かずに走れましたし、気性的に信用出来ないところはありますが、上手く軌道に乗っていってくれればと思います」とのコメント。
【ボ―ンレジェンド】
8月28日、田島調教師は「無事に昨日到着しています。思った程テンションが高くなっていないので、このまま出走に向けて進めていけそうです」とのこと。
*****5歳馬*****
【レッドマニッシュ】
8月30日レース後コメント(18着)勝浦騎手「返し馬でキャンターにおろす前は煩い面を見せていましたが、走り出してからはリラックスしてくれていましたよ。スタートは五分で出てくれたので、ポジションもそこまで拘らずに進めました。ハミにモタれて掛かると聞いていましたが、そういったところも見せず、道中は非常に乗りやすかったですね。ただ、脚が溜まっている感じもなく、少し緩い馬場に気負っていた様子でした。案の定、直線で追い出してからは、全くと言ってもいいほど脚を使えませんでした。今日は馬場状態に尽きると思いますが、もともと行く気がある馬ですからね。牝馬ですので、精神的な部分が大きいかもしれません。この後、気持ちが切れてしまうようなことがなければいいのですが・・・」
国枝調教師「輸送で体も絞れましたし、状態は悪くなかったのですが、今日は全く競馬になりませんでした。折り合いも付いていましたが、馬場を気にするあまり、気持ちの面でのダメージが大きかったと思われます。この後は少し様子を見てから決めます」
【グレイスフルデイズ】
帰厩に向けて強目の調整を消化している。8月28日、担当者の話では「強目を乗り込んできて調子が上がってきました。坂路で12~13秒ペースを継続しており、帰厩の態勢も整いつつあります。良い状態で送り出せるよう、このまま進めていきます」とのこと。
【リボントリコロール】
8月30日(日)新潟・3歳以上500万円以下(混・芝2000m)に2キロ減の石川騎手で出走。馬体重は前走より2キロ増の440キロ。メンコ、シャドーロールを着用し、2人曳きでパドックに登場。いつもの小うるさいところがなく、首を下げ気味に気合いの乗った周回。もう少し体があるともっと良さそうだが、細過ぎることはなく、この馬の力は出せそう。パドックではジョッキーが跨がらずに馬場へ。芝コースに入ると、スムーズに返し馬に入った。レースでは、マズマズのスタートから出していくが、なかなか前にいけず後方からの競馬。中団のやや後方の位置で向こう正面を進み、内目12~14番手で3コーナーを通過。徐々に馬群が凝縮し、内目12~14番手で最後の直線に入ると、前が明いて馬場の内目から脚を伸ばすも、先に抜け出した馬達には及ばず6着。レース後、石川騎手は「この馬場状態でしたのである程度出していきましたが、なかなか進んでいってくれずあの位置からの競馬になってしまいました。腹を決めて直線勝負に賭けましたが、スローペースになってしまいました。前は開きましたし、この馬自身も良く伸びてくれたのですが…。このクラスなら十分勝ち負け出来る力はありますし、もう少し前向きさが出てくれればと思います」とのコメント。また、菊沢調教師は「この馬自身良く伸びていましたが、この上がりでは厳しかったですね。前半でもう少し前に付けられれば良かったのですが…。もっと体を増やしてレースに臨めると思っていましたが、輸送の影響で前走とさほど変わらない体重での出走になってしまいました。今日の競馬では残念ながら権利は取れませんでしたが、レース後も特に問題がなければ、中2週で中山・汐留特別(牝・芝2000m)に向かいたいと思います。レース後の馬の雰囲気次第では短期放牧を挟むかもしれません」とのことだった。