*****2歳馬*****
【シルヴァーバレット】
引き続き舎飼で経過観察を行っていますが、経過は今のところ順調です。少しでも早く回復が進んでくれることを期待し、右前脚の膝部分にはレーザー治療等を施して入念にケアしています。厩舎内での曳き馬運動程度ならそう遠くないうちに始められそうで、脚元の状態を見極めて運動再開に踏み切る方針です。現在の馬体重は477kgです。
【ラタンドレス】
(オカダスタッド)488kg。現在は坂路1~2本を18~20秒ペースのメニューで調整中です。暑い日が続いていることもあり、目の周りが黒ずみ、やや疲れた様子を見せたことから、この中間にリフレッシュを挟みました。その甲斐あって徐々に元気を取り戻し、本来の活気が出てきています。迫力満点のフットワークは健在で期待の高さに変わりはありません。この後は状態を見ながらペースを上げていきたいと考えています。
【フィオレンツァ】
(ノルマンディーF小野町)498kg。現在は馬場1~2周と坂路1本(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。だいぶ環境にも慣れてきた様子で毎日しっかりとトレーニングを積むことができています。普段はどっしりと構えていますが、スイッチが入った際の走りはとても力強く、前進気勢に富んだ動きは魅力的です。この後は徐々にピッチを上げながら入厩の態勢を整えていきます。
【オルレアンローズ】
(オカダスタッド)486kg。騎乗再開後も順調に乗り込めており、引き続き坂路1~2本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。まだ動きに硬さが残っているので無理はさせませんが、問題がないようであれば順次ペースを上げて乗り込んでいく予定です。ここにきてベーカバド産駒が台頭を現してきており、2週連続での新馬勝ちを果たしました。双方の勝ち馬はともにサンデーサイレンスの血を持たない配合だけに心強く、期待はさらに高まっています。秋には本馬が父の評価を高めてくれることでしょう。
【シュティルヴァルト】
(ノルマンディーF小野町)495kg。引き続き馬場1周と坂路2本を15~18秒ペースのメニューで調整中です。暑さに負けることもなく、毎日休むことなく調教を進めることができており、唸るような勢いで坂路を駆け上がっています。既に入厩に向けて態勢は整っているため、厩舎の都合が付き次第、美浦に移動する予定です。中長距離路線で真価を発揮するタイプと見ており、将来性を感じる馬なので今から競馬場で走る姿を見るのが楽しみでなりません。
【レッドアヴァンセ】
(ノーザンファーム空港)ウォーキングマシン、トレッドミル(F24×5分)。馬体重458キロ。
8月に入って登坂回数を週3回に増やして、しっかりと負荷をかけたので、ここでひと息入れてリフレッシュを図っています。馬体重も大きく減らすことなく450キロ台をキープしていますし、体はだいぶしっかりしてきたように思います。体付きを見るとまだ変わってくる余地は大きいと思いますが、この馬なりに良い感じの成長ラインを描いていますので、この後も馬の成長に合わせたメニューを課していきます。心身ともに健康で状態面の不安はありません。
【レッドイグニス】
(社台ファーム)マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、周回キャンター1200m、直線1000m。馬体重495キロ。
右前球節の疲労感で楽をさせていましたが、これは一過性のものだったようですぐに解消、現在は直線登坂を再開してハロン15秒のところも消化しています。強めの調教はこれからですが、現時点でも動きはとても良いものがあります。今のところ肩の方も問題はありません。なかなか順調にいかない馬ですが、パンとすれば走るというのが牧場スタッフ間の共通の感触。何とか軌道に乗せていきたいですね。
【レッドバルトーク】
(ノーザンファーム空港)ダク1000m。馬体重462キロ。
中間、右前膝裏から管にかけて腫れが見られたため、冷却等でケアしていましたが、念のためにエコー検査も行いました。獣医師によると疲労からくる皮下の腫れということで、骨や腱に異常は見られないとの見解でしたので、その後も軽めの運動は続けて経過を見ています。まだ弱いところを残しているようなので、焦らずしっかり立て直しを図ります。
【レッドミモザ】
(ノーザンファーム空港)キャンター3000m、週4回900m坂路2本(F16秒)。馬体重472キロ。
この中間もメニュー自体は変わりません。速いところをやって仕上げに向かうというよりは、秋に向けてしっかり土台をつくっているという形です。それでも週4回しっかり2本乗っているので負荷は十分かかっていますし、タイム的には問題なくこなせるところでも、2本目にはバランスを崩したり、多少苦しそうになることもありますので、そうしたところを矯正、改善していけるように、日々今のメニュー積み重ねています。体力がついてきたことで2本目でもしっかり走れるようになってきていますし、引き続き鍛錬を重ねていきます。
【レッドゼルク】(ノーザンファーム空港→天栄→藤沢厩舎)10日にノーザンファーム空港牧場を出発し、ノーザンファーム天栄を経由して、本日、美浦トレセン・藤沢厩舎に入厩しました。
*****3歳馬*****
【ルグランパントル】
(ノルマンディーF)493kg。現在は馬場1周と坂路2本を18~20秒ペース(週に2回は15~18秒ペース)のメニューで調整中です。騎乗開始後も順調に乗り込むことができており、中間からペースアップを図りました。心身ともに状態は安定しており、この後も問題なく進めていくことができるでしょう。状態を見ながらさらにペースを上げ、復帰に向けてピッチを上げて乗り込む予定です。
【レイナブランカ】
「休み明けでしたが、仕上がりは良かったように思います。最後も反応して伸びてくれているのですが、まだ走りが不器用ですし、ガツンと行ってしまいそうな感じがあったので、余力を残すためにポジションを下げざるを得ませんでした。道中もう少し力まずに良い位置で運べれば違うと思います。力はありますのでコンスタントに使っていけると良いですね。鼻出血明けでしたが、息遣いなどに違和感は感じませんでした」(岩田康誠騎手)
【レッドルヴァン】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター1600mを25-25秒。馬体重486キロ。
担当スタッフ「歩様もしっかりしていたので軽く乗り始めましたが、ここに来て疲れが出て、特に右半身が良くないので、水曜日にショックウェーブをしました。この後も様子を見ながらゆっくり進めて行きます」
*****4歳馬*****
【ラテラルアーク】
(ノルマンディーF)496kg。患部の傷は癒えてきましたが、まだ全体的に疲れが残っているため運動はおこなっておらず、広い放牧地に放しています。日によっては夜間放牧をおこなっており、徐々にではありますが、煩さが目立った精神状態も落ち着いてきました。焦る立場ではなく、この先の飛躍を期待している一頭なので十分にリフレッシュさせてから運動を開始する予定です。
【ミルノワール】
8月14日、奥村調教師は「来週のレースには、本橋孝太騎手で向かうことになりました。明日ウッドチップコースで53~4秒ぐらいの時計を出してレースに臨みたいと思います。地元馬との相手関係は分かりませんが、中央から出走を予定している馬の中では力が上位だと思いますので、是非頑張って欲しいですね」とのこと。
08/09 助手 美南W良 55.8-41.2-13.1 馬なり余力
08/12 助手 美南W良 52.9-38.2-12.6 馬なり余力
アウアウ(新馬)馬なりの外0.4秒先行首遅れ
*****5歳馬*****
【レッドヴィーヴォ】
8月15日レース後コメント(2着)上野騎手「今日は返し馬がとても良い雰囲気で出来ましたし、冷静さもありましたよ。スタートはまだモッサリ出ますが、促すと二の脚が付いてスムーズに運べましたね。飛越に関しては着地も含めて今日は言う事がないくらい良かったと思います。2週目の3コーナー付近で抜群の手応えで上がって行けたので、正直勝てると思いました。直線では勝ち馬を蓋して、上手い具合にアドバンテージを先手を取りたかったのですが、スペースを突かれて終いの決め手勝負で競り負けてしまいました。流れにも乗って勝ちパターンだっただけに、結果を出せずに申し訳ありませんが、この内容でしたらすぐにチャンスが来るはずですよ」