*****2歳馬*****
【ラタンドレス】
(オカダスタッド)478kg。引き続き坂路1~2本を18~20秒ペース(週に2回は16~18秒ペース)のメニューで調整中です。右前脚の外傷の影響はなく、騎乗再開後も順調に乗り込むことができています。坂路を駆け上がる姿は一段と迫力を増し、牡馬顔負けの力感あふれるフットワークを披露しているだけに、期待は高まるばかりです。さらなる上積みを求め、間もなくペースアップを図ることになっています。
【フィオレンツァ】
(オカダスタッド)512kg。引き続き坂路1~2本を18~20秒ペース(週に2回は15~18秒ペース)のメニューで調整中です。1ハロン15秒台スピード調教をおこなっていますが、以前よりも集中して走れるようになってきており、その立ち姿だけではなく、同時期の全兄マイネルレーニアを彷彿させる走りを見せています。まだ未完成ではあるものの、質の高い動きを見せてくれているので、この調子で乗り込んでさらなる成長を促す予定です。
【オルレアンローズ】
(オカダスタッド)485kg。現在は坂路1~2本を18~20秒ペース(週に2回は15~18秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗り込むことができており、キャンターの動きはさらに安定感を増してきました。着実に中身も伴ってきた印象で、ここまでの成長過程に狂いはありません。毛ヅヤも変わらず良好で各所の筋肉にメリハリが浮き出てきました。今後もこの調子で乗り込んでいき、さらなるレベルアップを図ります。
【ブランデーグラス】
(ノルマンディーF小野町)456kg。現在は馬場1周と坂路1本を20秒ペースのメニューで調整しています。15日(水)の朝に軽い熱発を発症したため、1日だけ舎飼いで様子を見ましたが、翌日から馬場入りを再開しました。まずは軽めのメニューで状態を確認しながら、新しい環境に慣れさせています。来週から徐々にピッチを上げていき、来月下旬の入厩を目標に調整を進めていく予定です。
*****3歳馬*****
【エンパイアライン】
「朝イチからしんどかったです。追い通しでした。抜群のスタートが切れたので、これなら2番手くらいにはつけられると思いましたが、行けなくて、行けなくて…。全体的に非力で、トモがゆるく踏ん張りがきかないので、推進力が前方に働かず、ボワーンボワーンという走りで、上へ上へ逃げていっているような感じなので、スピードのギアがチェンジしません。現状はダートでも芝でも、府中でのデビュー戦のように、脚を溜めつつ前にいって、展開の助けも手伝い、結果的にハマることがなければ、勝ちきるには難しいかもしれませんが、調教とレースを使うことでパワーアップを図れればチャンスはくるでしょう」(蛯名正義騎手)
【レッドオルバース】
4月18日レース後コメント(3着)三浦騎手「スタート寄られましたがそこでふわっとしたぶん折り合いはつきました。前回行きたがったところを我慢させた効果もあったのか、前走より折り合いもスムーズでしたね。内の馬場があまり良くなく、脚を取られていた馬がいたので馬場のいいところを進めてさあこれからと追い出したのですが、いざ追い出すと浮き上がる感じになってしまって手応えほど伸びてくれなかったです。ペースも流れてくれてこれならいいと思ったのですが… もう少し沈み込むようになるともっと切れると思うのですが、現時点では心肺能力は良くてもワンペースな感じですね。ただ、まだまだ子供なところもありますし成長してくるはずですよ。期待に応えられずすみません」
【レッドルヴァン】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1600m、キャンター2400mを20-20秒。馬体重492キロ。
担当スタッフ「歩様はしっかりしていて、乗った後も問題ありません。徐々に落ち着きも出て来ています。週明けに尾関先生が見に来られ、良くなっていると仰っていたので、この後もケアしながら乗って行き、いつでも入厩できるように進めて行きます」
【レッドアイヴァー】
(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400mを20-20秒。馬体重466キロ。
担当スタッフ「軽く乗り始めましたが、ソエの方は問題ありません。使った後は少し疲れが出ていて、飼葉の食いも細かったのですが、徐々に食べるようになっています。少し体も細くなっているので、この後も乗りながら疲れを取り、体がフックラするように進めて行きます」
*****4歳馬*****
【ラテラルアーク】
「今日は装鞍所やパドックでも落ち着いていたようですが、馬場に出てからは相変わらず尻跳ねを繰り返してギャンギャン鳴いていました。変に出していくと掛かっていく面があるため、スタートはそろっと出し、三角手前から内を突くポジションをずっと探りながら乗ったのですが、どうにもスペースに空きがなかったため、やむなく外を回りました。最後は脚も使っているし、伸びてきてはいるのですが、レースを使って引き上げてくる際もケロッとしていて全力を出し切っていないのが明白です。それでも、前走よりは自分から進んでいく気持ちが感じられましたし、ブリンカーの効果はあったと思います。気性面の幼ささえ解消されてくれば、もっと鋭い伸び脚を見せられるはずです」(四位洋文騎手)
【ミルノワール】
4月18日(土)福島・4歳以上500万円以下(若手・ダ1700m)に3キロ減の井上騎手で出走。1頭出走を取り消して14頭立てに。馬体重は前走より6キロ減の454キロ。メンコを着用し落ち着いた様子でパドックを周回。時折小脚を使う仕草を見せるが問題はなく、毛艶も良く状態は良さそう。レースでは、マズマズのスタートも無理せず中団からの競馬。7~8番手で1~2コーナーを周り向こう正面へ。3コーナーでペースが上がると、少しポジションを下げてしまい9~10番手で4コーナーを周り直線へ。直線で外目に出されるとジワジワと追い上げるが6着まで。レース後、奥村調教師は「前が結構良いペースで引っ張ってくれていましたので、良い展開だなと思っていたのですが、途中でバテた馬が下がってきた影響で3コーナーでゴチャついてしまいました。前とは少し離されてしまいましたが、それがなければ4着か5着はあったと思うのですが…。また、走れない体つきではありませんでしたが、輸送の影響で馬体を減らしてしまいました。レース後の具合を見て今後のことを考えたいと思います」とのことだった。