*****3歳馬*****

【レイナブランカ】

「レース後に吉田隼人騎手からは、『追い切り時とはまるで違う走りだった』と話されましたが、道中は前へ推進して行こうとする姿がまったく見られませんでした。中間の調整や輸送も上手くいってデキは申し分なかっただけに、正直あそこまで負ける理由がまだ掴めていません。ただ、やはり荒れた馬場よりも硬いパンパンの良馬場が向いていることは明らかですし、次走はそこへ向けて巻き返したいと思っています。レース後も馬体や脚元に異常は見られませんが、芝短距離戦への出走には少し節を稼がなければならないため、輸送で減った体も回復させる目的でトレセン近郊のジョイナスファームに今朝、放牧に出しました。2週間程度で帰厩させて、次走は2回東京開催の二週目(5/2.3)あたりを目標にしていくつもりです」(奥村武調教師)


【ファルブナイト】

25日(水)にWコースで5ハロンから1.5秒先行して併せ、70.1-53.8-39.8-13.3を馬ナリに追い切りました。「今週も70-40で調整程度の調教にとどめましたが、落ち着いて走れていましたし、右前の出もスムーズで伸びやかなフットワークを見せていました。成績不振ですが、動きの良さからは能力の高さを感じているだけに、何とか馬に自信を持たせてやりたいですね。補欠2番手でしたが、申込みした地方交流競走の枠が回ってきましたので、3/31(火)ブラッドストーンフラワー賞(川崎ダ1600m)に森泰斗騎手で出走を予定しています」(清水英克調教師)


【エンパイアライン】

25日(水)にCWコースで6ハロン81.1-65.7-51.8-38.1-12.4を単走で強目に追い切りました。「昨日の最終追い切りでは松若風馬騎手に跨ってもらいました。外々を回って軽く仕掛けて、この時計でしたし、松若騎手も動きを褒めてくれました。一瞬頭を上げてしまいましたので松若騎手に確認したところ、チップを被ってしまったからではないとのことでした。精神面の成長に合わせて、身が入って馬体がしっかりしてくれば直ってくるのではないかと思います。計6本の追い切りを課し、じっくり乗り込んできましたし、レース本番ではシャドーロールと耳なしのメンコを装着する予定で、万全を期したつもりです。密かに開業初勝利を狙っています」(松下武士調教師)


【ルグランパントル】

現在は馬場で軽めに乗られており、今週は明日3/27(金)に追い切りをおこなう予定です。「前走後も順調ですし、目立った疲れは見せていません。以前はメンタル面が女の子みたいな感じで頼りなかったんですが、体質面の強化とともにそれも解消されてきました。予定通り福島の開幕週に照準を合わせたいと思っているのですが、先週もお伝えした通りに当日は参戦する騎手が少ないこともあって苦慮しています。徐々にでも道中に力を抜いて走れるようになってきているだけに、これまでやってきたことが水の泡ということだけは避けなければなりません。今回は2ハロンの距離延長にもなりますので、できるだけ折り合いを付けるのが上手なジョッキーを選択するつもりです」(栗田博憲調教師)


【グランビスキュイ】

「先週末には体調も安定してきたため、現在は角馬場でウオーミングアップした後、ゲート練習を入念におこなっています。枠内で立ち上がるような仕草は見せませんし、坂路コースに入れても以前と比べてだいぶ落ち着いて走れていますので、訓練や去勢の効果は大きいのではないでしょうか。明日から試験に向けて、本格的にゲート練習を進めていきます」(松永昌博調教師)


*****4歳馬*****

【ラテラルアーク】

「馬がまだ休み明け気分のようで、返し馬でも尻跳ねを繰り返したり、レース前から要らぬ仕草ばかりが目につきました。調教だけではなかなかこういった幼い面は解消できないと考えますので、馬体や脚元にダメージも見られませんし、ここは連闘で使います。今回もゲート裏まではパシュファイヤーを装着しますが、レースではチークピーシーズも外して臨む予定です」(昆貢調教師)