*****2歳馬*****

【アーヴァイの2013

変わりなく順調。現在は直線ダートコース1本17秒ペース中心の調整。担当者は「17-17をコンスタントに乗り込み、良いキャンターを見せています。気の強さも良い方に出ていると思われます。父ヴィクトワールピサの産駒は初年度から動いてきそう。本馬も例外に漏れず高評価の1頭です」とのこと。2月19日現在の馬体重は495キロ。



【クィーンスプマンテの2013

変わりなく順調。現在は周回ダートコース2400mを18-17中心の調整。担当者は「右手前と左手前でそれぞれ1200mのキャンター調整を行っています。順調に乗り込んでいますが、もう少し芯から力を付けていくべく、背腰の筋力増強を念頭に進めています。体の使い方は柔軟性があり、筋力が付けばもっと楽に動けるようになると思います。右後肢球節に出ていた腫れは問題なく、もう心配は不要です」とのこと。2月18日現在の馬体重は451キロ。



【ミスティフォレストの2013

坂路で16-16ペースをコンスタントに乗り込まれ、2月中旬より10日間ほどのウォーキングマシン調整でリフレッシュ中。担当者は「ここまですこぶる順調に進めてきて、リフレッシュを挟んでいるところです。19日からダク調整を開始しており、週末からは元のペースに戻しつつ進めていけると思います。良い感じできていましたので、そう遠くなく15-15を開始できるのでは」とのこと。2月19日現在の馬体重は495キロ。



【ボーンスターの2013

変わりなく順調。引き続き直線ダートコース1本17-17中心の調整。担当者は「常時17-17ペースを消化しており順調です。スピード能力、走る力、運動能力の高さを感じさせる馬ですが、内面はまだまだ子供です。まだ無駄な動きも多く課題はメンタル面の成長ですね」とのこと。2月18日現在の馬体重495キロ。



【オレンジブロッサムの2013

変わりなく順調。現在は周回ダートコース2400mを18-17秒ペースの調整。担当者は「右手前と左手前でそれぞれ1200mのキャンター調整を行っています。普段はおっとりしていますが、馬場では集中できており、精神的にメリハリが付いてこの中間はとても良い雰囲気です。強目はこれからですが、コンディションは良好ですし、馬にあったメニューで進めていきます」とのこと。2月18日現在の馬体重は477キロ。



*****3歳馬*****

【グランビスキュイ】

(宮崎ステーブル)「引き続き宮崎ステーブルの施設内で常歩、速歩を約40分、柔軟体操を約20分のメニューを終えた後にゲート練習をおこなっています。毎日120分ほどのトレーニングをおこなっていますが、ようやくゲートへの恐怖感は取り除けた印象です、前後の扉を閉めて狭いところに入った状態でもパニックを起こすことはなく、駐立時に立ち上がるような素振りもほぼ無くなりました。あとは前扉が開き、ゲートから出していった際に途中で硬直する面がまだ少し見られるため、そこは改善していきます。来週より、JRA宮崎育成牧場の施設に場所を変えてゲート練習をおこなう予定です。トレセンでおこなう試験と同じゲートを使って、矯正プログラムの最終課目に入っていきます」(担当者)



【ルグランパントル】

「スタートも普通に出てくれましたし、良い位置で折り合いを付けて上手く運んでくれたと思います。直線に入ってからも良い感じでしたが、現状では完成度の差かもしれません。まだこれから良くなる余地を残していますから、こういう競馬を続けていければチャンスも出てくるでしょう。休養明けから4戦しましたのでこの後は馬の状態を見て考えたいと思います」(栗田博憲調教師)



18日(水)にWコースで5ハロンから1.0秒追走して併せ、66.3-51.7-37.8-13.0を馬ナリに追い切りました。「先週はご心配をおかけしてしまいましたが、幸い程度は軽かったので影響は最小限に抑えられました。今週使うかどうかはあくまで追い切り次第と考えていましたが、余力のある良い走りだったと評価しています。この感じであればレースに向かえると判断し、今週出走させることにしました。田辺騎手とも手が合いそうですし、好位置で上手く折り合いを付けて運べれば上位進出も期待できるはずです」
(栗田博憲調教師)



【エンパイアライン】

(ノルマンディーF小野町)508kg。現在は、馬場1周と坂路2本を1820秒ペース(週に2回は1315秒ペース)のメニューで調整しています。この中間から登坂本数を増やし、速めのペースも取り入れながら乗り込んでいますが、力強く坂路を駆け上がっています。乗り込み量を増やしながらも馬体重が増えており、週を追う毎に成長を感じさせます。遅生まれで大柄な馬なので、馬体や脚元をしっかりチェックしながら、決して無理はさせないように、馬本位で調整を進めていきます。



【ファルブナイト】

「テンから出していく指示でしたが、1コーナーまでにスムーズに位置を上げていくことができませんでした。三角あたりで鞍上の手が動いていましたし、外枠も影響してロスの多い競馬になってしまった印象です。レース後の歩様で右前に硬さを感じたため様子を見ていましたが、問題ありませんのでこのまま小倉競馬場に滞在して続戦させるつもりです。追い切りから跨った丸山騎手の感触からも、次走はダート戦に向かいたいと考えています」(清水英克調教師)



【レイナブランカ】

(ノルマンディーF小野町)443kg。現在は馬場1周と坂路12本を1718秒ペース(週に2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。乗り込み量を増やしても、馬体減りしていませんし、線の細さがなくなり、逞しさが増してきました。手先が軽くシャープな動きで、仕掛けてからの反応も上々です。このまま順調に調整を進め、無事に厩舎に送り出したいと考えています。



【レッドオルバース】

(国枝厩舎)角馬場で運動。
攻め厩務員「追い切った翌日なので、当初は厩舎周りで乗り運動の予定でしたが、馬自身とても元気が良かったので角馬場で運動しました。出掛けの歩様もしっかりしていましたし、チャカチャカするような素振りもありませんでしたよ。昨日の午後からのチェックでも脚元は安定していましたし、飼葉も時間を掛けながらも完食していました。馬体重は裸馬で494キロと、帰厩してから10キロくらいは絞れていて、しっかりとした体つきになって来ました。ただ、まだ緩いところもあるので、予定のレースに向けて体を作って行きたいと思います」



【レッドルヴァン】

(尾関厩舎)厩舎周りを曳き運動。
尾関調教師「追い切った翌日なので、今日は曳き運動での調整でした。1頭でしたが運動中もしっかり集中して動けていましたし、歩様も良かったので、今のところ追い切った反動はありません。トモの方も昨日の夕方のチェックでは落ち着いていたので、この後もケアしながら来週のレースに向けて進めて行きたいと思います」



【レッドシェダル】

(橋田厩舎)本日は坂路1本の調整でした。
坂路 65.7-48.3-31.9-16.0 馬なり
助手「木曜日の後半という調教している馬が比較的少ない時間帯だったので、今朝はここ最近の中では1番落ち着いた状態で調整できました。行きっぷりは良いのですが、まだ日によって頭の位置が高かったり低かったりするので、ちょうどいい位置で走れるように教え込んでいきたいと考えています。昨日の午後も気難しいところを見せて、歩様チェックのあと馬房に近寄らなくなってしまって・・・普段乗っていても横に飛んだり、丸まって跳ねたりですからね。明日は朝1番で追い切る予定ですので、たくさんの馬に囲まれた中でどうかですね。馬場状態が悪いと思いますし、全体の時計は55秒から56秒くらいの時計をイメージしています」



【レッドアイヴァー】

(鹿戸厩舎)北の角馬場で運動。
鹿戸調教師「今日は追い切り翌日なので、いつものように隊列を組んでダクだけ乗って調整しました。歩様にも硬さは見られなかったですし、追い切った後もスムーズですね。今日角馬場で乗った感じでも歩様は問題なく、覇気があって良いと思います。レースは今のところ、3/7()の中山5R(2000m)または3/8()の中山5R(1800m)あたりを考えています」



【ハラペーニョペパー】

2月4日よりグリーンウッドTで調整中。20日、担当者は「坂路で乗り出した後も脚元に問題はなく、普通キャンターで乗り込んでいます。来週から15-15を乗り出し、帰厩に向けてピッチを上げていきます」とのこと。



【オレンジブーケ】

20日にグリーンウッドTへ移動。20日、担当者は「脚元などに問題は無さそうです。週末までケアをして、来週から様子を見つつ乗り出す予定」とのこと。20日現在の馬体重は474キロ。



【ルーチェスプマンテ】

2月21日(土)東京・3歳未勝利(ダ2100m)にA.シュタルケ騎手で出走。馬体重は2キロ減の460キロ。舌を縛る。冬毛が目立ち、馬体も数字の割に細く見えるが、細いなりに張りはあり歩様に力もあって元気にパドックを周回。騎手が跨ると気合いを見せ小脚を使って馬場へ。他の馬と一緒にしばらく歩かせた後、ゴール板過ぎから促されると2頭併せの形で返し馬に入った。行きっぷり良く駆け出し、ジョッキーが少し抑え気味に待機所へ向かった。レースでは、揃ったスタートから無理せず中団やや後方の位置。道中で若干後退気味となり、3コーナー辺りからジョッキーの手が動き、脚色一杯にも見えたが直線に入ってもバテずに後退してきた馬を交わして13着。シュタルケ騎手は「ダートでは滑ったり躓いたり、ぎこちない走りでした。芝の方が良いのでは」とのコメント。小島調教師は「通訳を介した乗り役のコメントでは『躓いて』という表現でしたが、パトロールビデオを見ると上手く踏み込めて走れていない状態のため、こういう表現になってしまったのではと思います。まだ右トモに弱いところがあるので、どうしてもこういう走りになってしまいます。今の芝はクラシックを目指す馬が多いので、ダートで何とかならないかと思いダートを使ってきましたが、今日のレースでダートには見切りをつけて次走は芝のレースに向かいます。少し開ける必要がありますので、福島辺りを考えたいと思います。本当は洋芝辺りが向いていそうだなと思っていますが、そういうことも言ってはいられませんので、何とかお母さんが勝った舞台できっかけを掴んでくれればと思います」とのこと。



*****4歳馬*****

【ロイヤルグラッセ】

(ノルマンディーF小野町)507kg。現在は、馬場1周と坂路12本を1820秒ペースのメニューで調整しています。背腰の疲れが取れ、脚元の状態も安定しており、予定通りのメニューを消化できています。リフレッシュの効果で馬体をふっくら見せ、以前の活気ある動きが戻ってきました。早ければ来週入厩の予定もあるとのことで、しっかり負荷をかけて最終調整していきます。



【ラテラルアーク】

「馬場に出ると嘶いたり、待機所では馬っ気が相変わらずでまだ幼いですね。それでも道中の行きっぷりが以前と比べて随分良くなっているし、ブリンカーも今は効き過ぎているくらい。超スローのペースで上がっていって最後は失速してしまったけど、今日は久々の分だと思います。能力はこのクラスでも十分通用するので、これがガス抜きになってくれれば」(四位洋文騎手)



18日(水)に坂路コースで4ハロンから0.4秒先行して併せ、54.6-39.1-25.3-13.0を一杯に追い切りました。「もともと追い切りはあまり動くタイプではありませんので、時計面や遅れは気になりません。使っていって良化するタイプですから、今回は久々がどう影響するかですが、中身自体はほぼできていると判断しての出走です。装鞍所やパドックなど、普段と環境が変わった際にも平然と立ち回れれば、能力の高さでいきなりやれても不思議ありません」(昆貢調教師)



【レインオーバー】

2月21日(土)小倉・小倉城特別(4歳以上500万円以下・混・芝2000m)にD.バルジュー騎手で出走。馬体重は前走より4キロ増の432キロ。ヴァイザーを着用しパドックに登場。細身の馬体だけに、馬体重増は好材料。特に入れ込んだ様子もなく、キビキビとした歩様で状態は悪くなさそう。止まれの合図のあとジョッキーが跨がると、同様の雰囲気のまま馬場へ向かった。芝コースに入ると直ぐに返し馬に入った。レースでは伸び上がったスタートで後方からの競馬も、行き脚がついて馬群に取り付き、7~8番手で1~2コーナーを通過し向こう正面へ。外目の位置で向こう正面を進み、6~7番手で3コーナーを通過。2列目の4~6番手で4コーナーを回り最後の直線に入ると、ジワジワと脚を伸ばすが6着。レース後、バルジュー騎手は「ゲート内で座ろうとしたり、前に突進しようとしたりしていて、スタートでタイミングが合いませんでしたが、気になったところはそれぐらいで、道中は自分から行く気も見せてくれました。直線で少し疲れてしまったような感じでしたが、それでもジワジワと伸びてくれました。もしかしたら1800mぐらいの距離の方が良いのかもしれません」とのコメント。また、調教助手は「ゲートはあまり良くはありませんでしたが、それ以外はマズマズで、レースの流れには乗れていたと思います。ゲート以外は以前に比べると大分良くなってきていると思います」とのことだった。



【ボーンレジェンド】

2月21日(土)京都・4歳以上1000万円以下(混・ダ1200m)にC.デムーロ騎手で出走。馬体重は4キロ増の488キロ。メンコに口カゴを付けて、うるさいところを見せながらパドックへ登場。終始小脚を使いながらの周回も、入れ込みまではいかず、いつもの雰囲気。体の張りもよく状態自体は悪くなさそう。止まれの合図のあと他の馬たちに騎手が跨ると、さらにうるさいところを見せ始めるが、すぐに落ち着き問題なく馬場へ向かった。騎手が跨り勢いよく芝コースを横切りダートコースへ入るとすぐに勢いよく駆け出していった。レースでは、揃ったスタートから行く気を見せるが、外の馬が強引にハナを主張したため、譲って2番手からの競馬。逃げ馬から4~5馬身離れた2番手を進み3~4コーナーを周り直線へ向かうと、逃げ馬との差を詰めにかかるが、外から伸びてきた2頭に交わされてしまい、逃げ馬も交わすことができず4着。レース後、C.デムーロ騎手は「この馬のスピードを生かす競馬はできたと思いますが、最後まで右手前のまま走っていました。手前を替えていれば、逃げ馬は交わせていたと思います。手前を替えないところがあることと、ゲートが心配なことは聞いていましたが、ゲートは何も問題ありませんでした。距離も1400メートルまでなら問題なさそうです」とのコメント。また田島調教師は「逃げた馬が内の馬だったら少し違っていたかもしれませんが、この馬のスピードを生かす競馬はできたと思います。権利も取れませんでしたし、レース後のテンションの上がり具合を含めて状態を確認した上で今後の予定を考えたいと思います」とのこと。



*****5歳馬*****

【レッドマニッシュ】

(山元トレセン)担当スタッフ「今週から坂路では15-15を開始しました。稽古後も問題ないですし、動きも変わらず良好ですね。体もふっくらして悪いところは特にありませんが、強いて言えばフレグモーネをやった場所に少し痕が残っているので、そこが綺麗にスッキリしてくればというくらい。といっても痛みや痒みなども全くないものですから、痕が少し残っているからって何の心配もないんですけど、そのくらい全体としては良い感じにきています。3月21日の中山・芝1600mへということだったのですが、もう少し進めてからの方がいいし、馬も暖かくなってきてからの方が良さそうなので、東京1週目あたりを目標に進めていくことになりました。しっかりと乗り進められますし、東京の方が脚質的にもいいでしょうからね。引き続き、馬の状態を見ながら乗り進めていきたいと思っています」



【レッドヴィーヴォ】

(鹿戸厩舎)北の角馬場で運動。
鹿戸調教師「今日は朝一番にいつものように隊列を組んでダクだけ乗りました。追い切った翌日ということもあり、運動前からだいぶ気合が入っていましたが、角馬場に入るとダクもしっかり踏めていましたし、歩様にも気になるところはありませんでした。上がって来てからはうるさいところは見せませんでしたよ。想定を見たところ、今週も使えるか微妙な位置ですが、何とか使いたいですね」
※今週のレースは除外となりました。



【グレイスフルデイズ】

1月31日よりグリーンウッドTで調整中。2月20日、担当者の話では「脚元の傷も問題はなく、順調に普通キャンターで乗り込んでいます。明日から15-15を乗り出す予定です」とのこと。2月20日の馬体重は514キロ。