*****1歳馬*****

【アーヴェイの2013

社台ファームで調整中。引き続き直線ダートコース1本18-17中心の調整。担当者は「まだトモが緩い感じはあるものの、背中が良く素質を感じる。乗り進めてきても細化はなく大変順調。ブレが無くまっすぐに走れている」とのコメント。12月11日現在の馬体重は486キロ。


【クィーンスプマンテの2013

社台ファームで調整中。現在は直線ダートコース1本18-17中心の調整。担当者は「この血統の割に乗ると気の強さを見せます。前進気勢は充分にあって積極的姿勢に好感が持てます。右の背腰が張りやすいため、ケアをしながら進めます」とのこと。12月11日現在の馬体重は435キロ。


【ミスティフォレストの2013

ノーザンファーム空港牧場で調整中。乗り馴らしを終え坂路中心の調整に移行しており順調。担当者は「坂路入りした後も順調で、徐々にペースを上げてきています。現在は坂路を18秒ペースで乗っており、順調な組のメニューと言って良さそうです。このまま馬に合わせて進めていきます」とのこと。12月12日現在の馬体重は475キロ。


【ボーンスターの2013

社台ファームで調整中。右肩の外傷も完治し、引き続き直線ダートコース1本18-18を消化しており順調。担当者は「外傷は良くなり、もう心配はいりません。直線ダートコースで乗り込んでおり、気力・体力問題なく、活気に満ちた動きを見せています。スピード能力もあり、馬力十分でなかなかの推進力。しっかりと動けています。落ち着いており扱いやすい馬です」とのこと。12月11日現在の馬体重490キロ。


【オレンジブロッサムの2013

社台ファームで調整中。馴致以降詰めて乗り込んできたため、11月末から周回コースでのキャンター調整で少し楽をさせた。担当者は「休み無く詰めて進めてきましたので、メンタル面が煮詰まる前に一息入れさせました。10日間ほど楽をさせ、直線入りを再開したところです。ここまで良い感じで進めてきていますので、このまま乗り込んでいきたいと思います」とのこと。12月11日現在の馬体重は477キロ。


*****2歳馬*****

【ルグランパントル】

「パドックで跨がった際に、馬体に幅が出て雰囲気が良くなったと思いましたし、状態の良さも感じました。最初に行きたがりましたが、すぐに折り合いがついてスムーズに運べました。前回で能力は感じていましたが、成長してくれたのが大きいですね。今後も楽しみな馬だと思います。今日はありがとうございました」(長岡禎仁騎手)


【エンパイアライン】

「大外でしたし、馬込みで包まれると良くないと聞いていたので、前々に着ける作戦でした。スタートで出負けし、外に膨らんでしまったので出ムチを入れましたが、その後の道中はスムーズに進められました。素直で乗りやすい馬ですし、最後の直線の粘りは評価に値すると思いますよ。ただ、砂が飛んでくると頭を上げてフワフワした走りになるので、現状では芝に戻してもいいかもしれません。いずれにしても、使いながら心身の成長に期待したいですね」(四位洋文騎手)


【レイナブランカ】

(オカダスタッド)3日(木)からウォーキングマシンの運動を開始しており、1日に1時間ほど歩かせています。体重が示すように体付きもふっくらと見せるようになってきました。精神的にも落ち着いて過ごすことができており、来週から馬場入りする予定です。仕上がりは早いタイプなので、年明け早々には移動させたいと考えています。


【レッドシェダル】

(グリーンウッドトレーニング)マシンのみ。馬体重484キロ。
外傷の経過が順調なことから、今週始めから乗り出しています。その後も怪我の影響は感じられず、本日は坂路を2本乗りました。毛ヅヤも良くなってきましたし、馬体の張りも戻ってきたように体調は上向いています。脚元の状態を確認しながら進めていきます。


【ハラペーニョペパー】

12月13日(土)阪神・芝1600m(牝)に藤岡佑介騎手で出走。馬体重は4キロ増の482キロ。メンコを着用し、小脚を使いながらパドックに登場。終始小脚を使っての周回で、もう少し落ち着きが欲しいところ。休み明けでのプラス体重も太くは見えず、仕上がり状態は悪くなさそう。止まれの合図のあと、ジョッキーは跨がらずに馬場へ。芝コースに入ると、すぐに返し馬に入った。レースでは、揃ったスタートを切り行きっぷり良くハナに立ち、1馬身から1馬身半ほどのリードを取って3コーナーへ。3~4コーナーで後続が外から並びかけてくるもコーナーワークもいかしつつ先頭のまま直線へ。粘り込みをはかろうとしたが最後は脚色が一杯となって後続に交わされ12着。レース後、藤岡騎手は「道中は無理に引っ張ることはせず、馬の行く気に任せてレースを進めました。良い形で進めることが出来たと思いますが、直線では思った程頑張ることが出来ませんでした。気が悪い感じではなくて逆に気が良すぎるところがあり、スタートから真っ直ぐに走れていたのが、走るのに飽きたのか4コーナー辺りからモタれるところもありましたので、距離を短くした方が集中力も持続して良いかもしれません」とのコメント。また、加用調教師は「良い形でレースを進めることが出来ていたと思うのですが、直線では思った程粘ることが出来ませんでした。今日のレース内容を見る限り、距離は短くした方が良さそうです。このあとは権利がないので1度グリーンウッドTに放牧に出し、節を見て戻す時期を検討したいと思います」とのことだった。


*****3歳馬*****

【ラテラルアーク】

(ノルマンディーF小野町)本日12日に福島県のノルマンディーファーム小野町に無事到着しました。馬体からは若干の輸送減りが感じられますが、全くの許容範囲でしょう。輸送の疲れを抜くため、今週一杯は舎飼し、来週月曜日より馬場入りする予定です。軽めのメニューで様子を見て、問題なければ、週後半よりペースアップしていきます。


【ボーンレジェンド】

12月13日(土)阪神・高砂特別(ダ1200m)にビュイック騎手で出走。馬体重は前走より2キロ増の484キロ。メンコ、リップネット(パドックのみ)を着用しパドックに登場。終始小脚を使いながらの周回で、ここ最近のレースの中では一番テンションが高いのが気になるところだが、馬っぷりは変わらず良く見せており、このクラスでも引けは取らない体つき。止まれの合図のあと、ジョッキーは跨がらずに先入れで馬場へ。ダートコースに入ると、すぐに抑え気味のキャンターで駆けていった。レースではまずまずのスタートを切り先団へ。逃げ馬の直後2番手に付け、4コーナーで並びかけていけるかに見えたが、周りの脚色が優勢で4番手に後退。そこからバテずに一踏ん張りして盛り返し、後続を凌いで4着を確保。レース後、ビュイック騎手は「レース前は気持ちが入り過ぎていて、歩くことが出来ない状態でしたが、競馬はスムーズで、無理することなく番手のポジションが取れ、良いスピードを持っている馬です。結果は4着でしたが、初めてのクラスで坂があるコースの中、良く盛り返してくれたと思います。この先もっと良くなってきそうです」とのコメント。また、田島調教師は「昇級初戦としてはマズマズの内容だったと思います。直線半ばで『止まってしまうかな』と思いましたが、もう一踏ん張りしてくれました。直線に入って少し怯むようなところがありましたので、もし単騎で行けていたら、結果は違ったかもしれません。ただ、今日は初めての場所ということでいつもよりテンションが高く、昨日阪神競馬場に到着したあともなかなかテンションが下がりませんでした。今後もテンションが鍵になりそうです。こういう気性の馬なので、レース後の具合を見て今後のことを決めたいと思います」とのことだった。


【アースコネクター】

12月13日(土)中京・浜松特別(ハンデ・ダ1800m)に松田騎手で出走。馬体重は4キロ減の488キロ。メンコを着用し少し緊張気味にパドックへ登場。スタンド側を通る時は顔を背けるように内側を向きながらの周回。体に張りはあるものの、もう少しフックラしても良い体つき。少しうるさいくらい元気はあり、状態自体は悪くなさそう。騎手が跨ってからも、大きく気配が変わることはなく、少し気合いが乗り馬場へ向かった。小脚を使いながらダートコースへ入ると、直ぐに抑え気味の返し馬に入った。レースでは、まずまずのスタートを切り、外の馬を行かせて3~4番手で1コーナーへ。道中は3番手で折り合いスムーズに追走も、4コーナーあたりでムチが入り、直線半ばで脚色が一杯となってしまい12着。レース後、松田騎手は「良い感じで行けていたと思いますが、久々のせいか直線で一杯になってしまい伸びられませんでした」とのコメント。また、和田調教師は「久々の分粘れませんでしたが、ここを使って変わってきてくれると思います。レース後の具合を見て今後の予定を検討したいと思います」とのこと。


*****4歳馬*****

【リボントリコロール】

12月13日(土)中京・芝2000m(牝)に勝浦騎手で出走。馬体重は増減無しの438キロ。メンコを着用し二人曳きで落ち着いた様子でパドックに登場。周回を重ねるとうるさいところを見せ始めるが、入れ込みまではいかず問題なし。馬体に張りがあり程よい気合い乗り。厩務員を引っ張るくらい元気も良く状態は良さそう。騎手が跨ってからも、大きく気配が変わることはなく、気合いが乗った雰囲気のまま馬場へ向かった。芝コースへ入ると、直ぐに抑え気味の返し馬に入った。レースではまずまずのスタートを切り無理せず後方14~15番手を追走。そのままの位置で3~4コーナーを回り、直線に入ると馬群を割って良い脚色で伸びたが、先に抜け出していた馬をとらえきれず3着。レース後、勝浦騎手は「直線で前が開いて馬が反応してくれた時には勝てると思ったのですが、前も止まらず最後は脚色が一緒になってしまいました」とのコメント。また、菊沢調教師は「勝たせたかっただけに残念です。やはり中京はあっていると思いますが、権利の関係もあるので、レース後の具合を見て次走を決めたいと思います」とのこと。