*****1歳馬*****

【ヒシシルバーメイドの13

この中間、左前脚に骨瘤を発症したため、大事をとって騎乗調教を控えています。現在はウォーキングマシン運動のみの調整で、患部にはしっかりとケアを施しています。まだこの時期ですし焦る必要はまったくなく、骨瘤が治まり次第騎乗を再開していく予定です。現在の馬体重は446kgです。


【ズブロッカの13

(えりも分場)457kg。この夏で大きく成長してきた存在で筋肉量が増えて随所にスケールアップした印象です。冷え込みが厳しくなってきているのでどの馬も冬毛が目立つようになってきましたが、本馬は代謝が優れているようでひときわ見栄えのする馬体を披露しています。軽快さに優れたシャープな脚捌きから高い素質を感じることができるので将来が楽しみな存在です。


(オカダスタッド)439kg。今月より夜間放牧に加えて騎乗馴致をおこなっています。顔付きや独特な風貌から気性面を心配する声が聞かれるものの、人間の指示には従順でスタッフの手を煩わせるようなことはほとんどありません。移動してきた当初は硬さが見られましたが、ここにきて動きに柔らかみが出てきているのは好材料で、放牧地ではスナップの利いたスピード感溢れる走りを披露しています。あと2週間ほどでえりも分場に移動し、夜間放牧をおこなう予定です。


*****2歳馬*****

【グランビスキュイ】

(ノルマンディーF小野町)491kg1日にノルマンディーファーム小野町に移動しています。到着後はウォーキングマシンの運動をおこなっていましたが、想定していたよりも傷の回復が早いことから、4日に馬場で試し乗りをおこないました。その後も歩様や患部に異常や問題は見られず、5日から坂路入りを開始しています。現在は馬場1周と坂路2本のメニューで調整中です。まだ軽めの段階ではありますが、安定したフットワークで駆けています。今後も患部の症状を見ながら進めていく予定です。


【ルグランパントル】

(松風馬事センター)465kg。「引き続き角馬場でダクを乗った後、本馬場でキャンター1600m2本(1718秒ペース)のメニューで調整中です。状態は着実に上向いてきています。ただ、入厩前の段階とすればシルエットがスッキリし過ぎている印象ですし、馬格からすればあと15キロは増えてほしいなというのが正直なところですね。ウィークポイントだった右トモの弱さも払拭できている感じがしますし、あとはいかに体重の上積みができるかだと思っています。能力は十分に感じる馬ですが、完成はまだ先だと思いますのでそれまでは大事に使ってあげた方が良さそうです。早ければ来週入厩の可能性もあるようなので良い状態で送りせるように努めます」(担当者)


【グランノーヴァ】

(ノルマンディーF小野町)504kg。引き続き馬場1周と坂路2本(週に2回は1518秒ペース)のメニューで調整中です。気温が下がっていることもありますが、スピード調教をコンスタントに消化しながらも体重が増加しているように付くべきところに筋肉が付き、メリハリのある体付きになってきました。それに伴って走りのバランスも良くなってきました。まだ緩さが残っていますが、徐々に態勢は整いつつある状況です。国枝調教師にも逐一報告をおこなっており、あと2週間ほどで美浦に送り出したいと考えています。


【エンパイアライン】

5日にゲート試験を合格しました。「入厩当初からゲートの入りを嫌がる素振りが見られたため、ゆっくり進めてきた甲斐もあって一発で合格してくれました。坂路やコースでの動きを見るかぎり、芝・ダートともに問題はなさそうですが、距離はマイルくらいあった方が良いタイプに思えます。デビューに向けて、週末から本格的に速めの調教をおこなっていきます」(清水久詞調教師)


【ファルブナイト】

11/8()東京 2歳未勝利(ダ1400m)柴山雄一騎手結果10
「スタートはあまり良くありませんでしたが、二の脚がついて中団より前で競馬を進めました。ダートは問題ありませんが、臆病な面があって終始他馬を気にしていたし、今日は砂を被って怯んでしまってフワフワした走りになってしまいました。最後はジリジリ盛り返してくれましたし、力はある馬なのでレース慣れすれば、どこかで変わってくるはずですよ」(柴山雄一騎手)


5日にWコースで5ハロンから0.8秒先行し、68.3-52.5-39.0-13.8を馬なりに追い切りました。「今週の追い切りでも鞍上の指示に反応して馬ナリでスーッと上がっていけたし、この中間も状態は至って良好です。切れる脚はないものの、渋太い脚を使うタイプでダート戦は合っていると思いますよ。徐々に力をつけてきているのが分かりますし、ここは前々からの積極的な競馬で前進を期待しています」(清水英克調教師)


【レッドオルバース】

(国枝厩舎→ミホ分場)本日、ミホ分場へ放牧に出ました。到着後は舎飼にて様子を見ています。


(国枝厩舎)厩舎周りを曳き運動。その後、エコー検査。
国枝調教師「今日エコー検査をしたところ、左前浅屈腱の部分が少しぼやけて黒く抜けて見えてはいましたが、ハッキリ屈腱炎との診断は出ませんでした。レースからまだそこまで時間が経っておらず、症状が出きっていないのもあって明確には判断しづらいのだと思います。明日ミホ分場へ放牧に出して舎飼で様子を見て、1週間くらい経ってからもう一度牧場でエコー検査をしてもらう事にします」


(国枝厩舎)厩舎周りを曳き運動。
国枝調教師「歩様などには出ていないのですが、昨日の午後からのチェックで左前脚に微熱があり、腱の裏の部分にも少し張りが見られました。おそらく先日のレースの最後の直線で接触した時に捻ってしまったのでしょう。症状が軽ければ良いのですが、明日確認のためにエコー検査を受ける事にします」


112日レース後コメント 吉田隼騎手「返し馬は周りを気にするところはありましが、走り出してからはスムーズに返し馬が出来ました。4コーナーまでは理想通りに運べましたしが、直線で勝ち馬がフラフラして外に寄れて来たのと外にいた馬が内に締めに来たのが重なったので、スペースが無くなりそうだったので、自ら空けに行った分アクセルを踏み遅れてしまいました。立て直してからも良い脚を使っていただけに、申し訳ありません。最初から腹を括って外から競馬をしても良かったのですが、馬混みで我慢させる競馬をして、競馬のバリエーションを増やしてあげたかったので、今日はこういった競馬をさせてもらいました。結果的には内を突いた方が良かったのかも知れません」
国枝師「着差が着差だけにもったいない競馬になってしまいました。ここはしっかり勝って次に繋げたかったのですが…すみません。この後は馬の状態を見て、一息入れる事も考え、次走を中山のひいらぎ賞または中京のこうやまき賞を目標に進めて行きます」


【レッドルヴァン】

(尾関厩舎)角馬場で運動。
攻め厩務員「今日から角馬場で乗り運動を再開しました。出掛けの歩様もコトコトするような感じはなく、いつも通りに運動できていましたし、背腰などに疲れている感じはないですね。馬房でもリラックスしてくれていますし、飼葉もしっかり食べていますよ。競馬を使いつつ馬も良くなっているので、次は結果を出したいところですね」


(尾関厩舎)厩舎周りを曳き運動。
尾関調教師「レース後なので、今日は厩舎周りでの曳き運動でした。出掛けの歩様はスムーズでしたし、運動中も非常に大人しく、歩様にも特に気になるところはありませんでした。飼葉もしっかり食べていますし、使った後もダメージは最小限で済んでいるので、このまま続戦の方向で進めていきます。馬の状態を見ながら、11/22()または11/29()の東京3R2歳未勝利(2000m)を使おうと思っています。鞍上はどちらも田辺騎手にお願いしています」


【レッドシェダル】

(グリーンウッドトレーニング)坂路1本。馬体重486キロ。
相変わらず左前の球節を中心に張りが感じられるため、この中間は坂路1本の調整に留めています。楽をさせた分もありますが、飼い食いが良くなっているので馬体重は増えてきています。脚元の冷却を続けて状態が良くなるのを待ち、再びペースを上げていくことにしています。


【レッドアイヴァー】

(ノーザンファーム天栄)周回ハッキング、週3回坂路調整。馬体重476キロ。
今週から坂路で3F40秒ぐらいのところを乗り出しています。フットワークは体を使えるようになってきていますが、ペースを上げると一杯になってしまうので、本数を重ねて行くうちに、もう少し余裕が出てきて欲しいですね。追い切り日、休養日以外でも周回コースでじっくり乗ってトモの強化を図っていきます。


【ハラペーニョペパー】

社台ファームにて調整を進め、11月1日に山元TCに移動している。5日、担当者は「先日無事に到着しており、現在は周回コースと坂路で普通キャンターの調整です。少しテンションが高い馬なのですが、環境の変化に慣れてくれば大丈夫だと思います。来週から15-15を開始する予定です」とのこと。


【オレンジブーケ】

現在は直線ダートコース1本(17-17)中心に、週1回ハロン15-14を乗り出しており順調。担当者は「この中間から週1回の強目を乗り出しました。右前肢のつかれはずいぶんすっきりしてきており、全体的にむくみもなくなって良い感じです。このまま進めていきたいと思います」とのこと。11月1日現在の馬体重は508キロ。


【ルーチェスプマンテ】

社台ファームにて調整を進め、11月1日にセグチレーシングS(イバラキ)に移動している。5日、担当者は「先日無事に到着しています。すでに軽く跨っており、現在はダク、ハッキングのメニューで調整を行っています。性格が素直で、扱いやすそうなタイプの馬ですね。様子を見ながら調整を進めていきます」とのこと。


【シンラバンショウ】

11月16日(日)東京・芝1400mでデビュー予定。5日、新開調教師は「右前肢に外傷を負ってしまった影響で、土曜日、日曜日と調教を休みましたが、全休日明けの昨日から調教を再開しています。本日ポリトラックコースで普通のところを乗りましたが、特に問題はありませんでしたので、明日5ハロンから70秒程度の時計を出す予定です。少し調教を休みましたので、来週の競馬でデビューさせるかどうかは、明日の動きを見て判断したいと思います」とのこと。
11月6日、新開調教師は「本日ポリトラックコースで時計を出しており、5ハロン69.7秒、終い12.9秒の時計でした。単走で行いましたが、動きに余力があり、息づかいも良かったので、これなら来週の競馬でデビュー出来ると思います。週末と来週の追い切りで良い状態に仕上がる見込みです」とのこと。
11/06 大野 美南P良   69.7-53.7-39.6-12.9 馬なり余力


【グリーンアモーレ】

セグチレーシングS(イバラキ)にて調整中。11月5日、担当者は「しっかりとエサを食べられるよになり、今は与えたエサは完食しています。調整も順調に進んでおり、現在は普通キャンターで1600m~1800mぐらいを乗っています。このまま馬に合わせて調整を進めていきたいと思います」とのこと。


【アースライジング】

セグチレーシングS(チバ)にて調整中。11月5日、担当者は「引き続きウォーキングマシーンで60分の運動を行っています。しばらくはこのままウォーキングマシーン調整で様子を見ます。馬体重は本日の計量で520キロでした」とのこと。