*****2歳馬*****

【グランビスキュイ】

(ノルマンディーF小野町)502kg。引き続き馬場1周と坂路2本を1820秒ペース(週2回は1315秒ペース)のメニューで調整中です。今週の検疫は確保できなかったことから来週、栗東に入厩することになりました。体調面は良好で力強いフットワークを駆使して坂路を駆け上がっているので、移動後も順調にと願うばかりです。


【ルグランパントル】

(松風馬事センター)448kg。「到着した次の日から馬場入りしており、現在は角馬場でダクを乗った後、本馬場でキャンター1600m2本(2325秒ペース)のメニューで調整中です。とても真面目な性格ですからトレセンではそれほど疲れた素振りを見せなかったのかもしれませんが、こちらに着いてからかなり堪えている様子が窺えますし、体重が示すように体付きも細く映ります。疲れから来るものだと思われますが、右トモが甘く、右前脚もしっかりと使えていない様子です。福島開催が目標とはお聞きしていますが、もう少し時間を掛けて良化を促してあげた方が良さそうな印象を持っています」(担当者)


【エンパイアライン】

(ノルマンディーF小野町)512kg。現在は馬場1周と坂路2本を軽めに登っています。着実に良化を見せていますが、右前脚の患部はまだ完全にスッキリとはしていないことから、もう少しの間はペースを上げずに調整していく予定です。牝馬としては大柄で遅生まれでもあるので無理はさせずに良化を促していきたいと考えています。


【ファルブナイト】

10/12(日)東京 2歳未勝利(芝1400m)柴山雄一騎手 8
「ゲート内で潜るような仕草を見せたときにスタートが切られてしまい、やや出遅れ気味となってしまいました。中団から徐々にポジションを上げていって、直線では空いた内を突いたのですが、ジリ脚で。芝は問題ありませんが、距離はもう少しあった方が良いと思います」(柴山雄一騎手)


9日にWコースで54.3-39.8-13.6を単走で強目に追い切りました。「右の飛節はもう心配なく、週末から時計を出しています。血統的にダート色が強いようにも思えますが、調教の動きからはもう一度、芝でという気持ちにさせる走りを見せます。デキもいいので、何とか前進を期待したいですね」(清水英克 調教師)


【レイナブランカ】

「華奢な体つきに変わりはありませんが、この中間も飼い喰いは落ちていないため馬体は維持できています。ただ、一つ気になるのは時々見せる鼻汁が粘液膿性な点で、抗生剤を投与すると止まるのですが、万一にも副鼻腔炎(副鼻腔に炎症がおきる蓄膿症)になってしまっては大変ですので、念のために継続的な治療が必要となるかもしれません。予定している次走に向けての支障はなく、現在はWコースでキャンター程度ですが週末から時計を出していきます」(奥村武 調教師)


【レッドオルバース】

(国枝厩舎)角馬場で運動。
攻め厩務員「新馬戦で結果を出す事が出来て良かったです。レース後もテンションが高くなる事もなく、帰りの馬運車でも落ち着いていました。昨日の運動でも歩様はしっかりしていたので、今日は角馬場に出てダクだけ乗りました。特に気になるところはなく、スムーズな脚運びで運動できていましたよ。飼葉も完食してくれているので、次走に向けてまた状態を上げて行きたいですね」


(国枝厩舎)厩舎周りを乗り運動。
国枝調教師「使った後なので、今日は乗り運動での調整でした。歩様などに気になるところはなく、飼葉もしっかり食べているので、疲れは最小限に抑えられていると思います。レースでは抜け出してから遊ぶ余裕があり、まだ力を出し切っていない感じでしたね。馬も馬房でケロッとしていますよ。今回のレースぶりから距離が延びても問題ないと思うので、次走は11/2()の福島10R・きんもくせい特別(1800m)を予定しています。当日は三浦騎手が東京で騎乗予定のため、鞍上は吉田隼騎手にお願いしました」


【レッドルヴァン】

(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400m20-20秒。馬体重488キロ。
担当スタッフ「気性的に油断すると危ない面はありますが、歩様もしっかりしていますね。今のところ問題なく来ていて、徐々にですが落ち着きも出て来ていますよ。この後もいつでも入厩できるように乗り込んで行きます」


【レッドシェダル】

(橋田厩舎→グリーンウッド)本日、グリーンウッドトレーニングに移動しました。


(橋田厩舎)本日は引き運動の調整でした。
橋田調教師「昨日獣医師に診てもらいましたが、飛節の腫れは傷から感染したもので、特に心配しなくてよいとのことでした。今朝確認したところ腫れは徐々に引いてきていますしね。明日放牧に出ますが、今後も傷を作ってしまうことは十分考えられますので、獣医師やスタッフとも話し合って、飛節を保護する馬具をオーダーして対処することにしました。休養先でも装着するよう伝えておきます」


【レッドアイヴァー】

(ノーザンファーム天栄)10月4日(土)に入場。こちらで蹄鉄の釘を踏んでしまい、歩様が乱れたので厩舎周りを曳き運動での調整です。トレセンではゲート練習を中心にやってきたので、背腰に疲れが溜まっている様子。こちらに到着してから溜まっていた疲れが出て、馬も堪えている状況ですので、先生と相談しましたが帰厩予定は立てずに、まずは馬体の回復を重点に進めていくことになります。


【シンラバンショウ】

美浦TCにて調整中。10月8日、新開調教師は「環境の変化にも慣れ、順調に調整が進んでいます。今日からゲート練習を開始しており、このまま順調に練習が進めば来週ぐらいにはゲート試験を受けられるかもしれません。ひと夏を越して良い状態で厩舎に来ており、夏場に無理しなかったことが良い方向に出ていると思います」とのこと。


【グリーンアモーレ】

10月3日からセグチレーシングS(イバラキ)にて調整中。8日、担当者は「先日無事にこちらに到着しておりますが、輸送で少し疲れている様子でしたので、今はウォーキングマシーン調整を行なっています。ここ数日楽をさせているおかげで疲労も取れつつありますので、週末ぐらいから乗り出していきます。環境の変化にも慣れつつあり、エサも食べています」とのこと。


【アースライジング】

10月8日からセグチレーシングS(チバ)にて調整中。10日、担当者は「8日にこちらに到着しています。和田調教師から『左前に少し腫れがあるので無理をせずに様子を見て欲しい』とのことでしたので、本日こちらでも獣医に検査をしてもらったところ、やはり少し腫れがあるのが確認できました。獣医からは『腫れが治まるまではウォーキングマシーン調整にして経過を観察した方が良い』とのことなので、しばらくはウォーキングマシーン調整で様子を見ます。6~8週間後にもう1度検査を行い、検査の結果を調教師とも相談をしてその後の指示を仰ぎたいと思います。到着時の馬体重は517キロでした」とのこと。


*****3歳馬*****

【ミルノワール】

11月10日~11月14日の大井開催を目標に調整中。10月10日、藤田調教師は「入厩翌日から調教を開始しており、現在はダク1200m、キャンター3200m程度のメニューを基本に乗っています。調教を開始して2~3日は少しテンションが高かったのですが、今は環境の変化にも慣れた様子で、落ち着いて調教が出来ています。11月中旬の競馬になりますのでもうしばらくは今のメニューで調整を進め、10月の後半ぐらいから徐々にペースを上げていく予定です。本日登録のための馬体検査を行っています」とのこと。


【ボーンレジェンド】

10月4日(土)新潟・ダ1200mに出走し1着。8日、田島調教師は「レース後も大きな問題はありません。ここで2週間程度の放牧に出し、気持ちの面でリフレッシュさせたいと思います。次どこに向かうかは、帰厩後のテンション面や具合を見てから判断したいと思います」とのことで、8日にセグチレーシングS(イバラキ)に移動している。


【アースコネクター】

セグチレーシングS(チバ)にて調整中。10月10日、担当者は「坂路での調整を開始してからも順調に調整が進んでおり、今週で17-16は3本目になりますが、特に問題はありません。獣医に診てもらっても痛みはないとのことでしたので、このまま進めていきたいと思います。8日の計量で馬体重は515キロでした」とのこと。


*****4歳馬*****

【レッドマニッシュ】

1011日レース後コメント
田辺騎手「馬の雰囲気はあって状態も良かったですよ。レースに入ってからは特殊な展開でペースが流れたのもあって、いつもみたいにハミにガツンとくる感じではなく、上手く折り合ってしまいました。その分、脚がたまらなかったですし、追い出してからも前回の様な脚が使えなかったですね。馬場も最後の直線で坂があるより新潟みたいに平坦の方が良いと思います」
国枝師「開幕週という事もありましたが、独特の展開に対応しきれなかったですし、この馬の競馬をさせてもらえなかったですね。使って来ているのでこの後は一息入れる事も考えていますよ」


(国枝厩舎)角馬場で運動後、ウッドコースにて単走で追い切り。
10/9(
) ウッド 67.8-51.7-38.6-12.5 馬なり
攻め厩務員「今日は角馬場で運動してから、ウッドコースにて単走で追い切りました。テンの出だしはいつものようにハミにモタれていましたが、馬の気持ちにもだいぶメリハリがついて来た印象がしますね。脚を溜めて行くような競馬もだいぶ板に付いてきたので、稽古でも我慢できるようになっています。競馬で前半に我慢できるようになっている分、レースでの消耗も少なく抑えられていますね。今日は最後の直線でも馬に余裕が見られました。昇級初戦にはなりますが、状態は良いので自分の競馬が出来ればチャンスはあると思います」


【レッドヴィーヴォ】

(ミホ分場)マシン60分、ダク1200m、キャンター2400m20-20秒。馬体重462キロ。
担当スタッフ「今週から距離を延ばして乗り始めました。今まではうるさいところを見せたりしていましたが、去勢の効果が出て全体的に落ち着いています。これから乗り込んで行けば背腰も良くなると思うので、今まで楽をさせた分、入厩に向けてしっかり乗り込んで行きます」


【グレイスフルデイズ】

9月13日よりグリーンウッドTで調整中。10月9日、担当者は「現在は馬場コース3000mと坂路1本(17-17)中心に、今週から15-15を乗り出したところです。硬さも見られませんので、このまま帰厩に向けて乗り込んでいきます。福島開催が始まれば、どのくらいのレース間隔で出られるかが分かると思いますので、そこでメドを立てて進めるつもりです」とのこと。


【リボントリコロール】

10月25日(土)福島・伊達特別(芝2000m)、もしくは11月1日(土)福島・芝2000m(牝)への出走を目標に調整中。10月8日、菊沢調教師は「5日(日)にウッドチップコースで5ハロン71秒ぐらいの時計を出しており、全休日明けの今日は角馬場で調整を行なっています。明日か明後日に少しやる予定です」とのこと。
10月10日、菊沢調教師は「本日、伊藤工真騎手を乗せてウッドチップコースにて時計を出しており、5ハロン71.5秒、終い13.0秒の時計でした。先行した馬が遅かったせいで全体時計は速くありませんでしたが、やはりこれぐらいの調教なら楽に動けていましたし、上がりの息の入りも良かったです。馬体面に大きな成長はありませんが、精神面での成長が見られ大人になってきた印象です。2週目の福島・伊達特別に向かいたいとは思いますが、このあとの調整の進み具合を見て最終的な判断をしたいと思います。来週も変則日程になりますので、来週の追い切りも金曜日にやる予定です」とのこと。
10/05 助手 美南W重   71.7-55.5-40.7-12.9 馬なり余力


【アースゼウス】

10月18日(土)京都・ダ1200mを目標に調整中。8日、調教助手は「引き続き順調に調整が進んでおり、時計は明日出す予定です」とのこと。
10月9日、和田調教師は「ある程度体が出来ており、今週は変則日程でしたので無理して速い時計は出していません。来週の京都・ダ1200mに向かう予定です」とのこと。
10/03 助手 美南坂良 1カイ  80.3-53.6-32.3-14.4 馬なり余力
10/06 助手 美南坂不 1カイ  98.6-63.7-34.1-15.2 馬なり余力
10/09    美南坂稍 4カイ  計測不能-計測不能-計測不能-12.8 脚色分からず


*****5歳馬*****

【サイレントクロップ】

10月11日(土)東京・山中湖特別(牝・芝1800m)に横山和生騎手で出走。馬体重は14キロ増の532キロ。薄いシャドウロールを着用しパドックに登場。適度に気合いが乗った周回で雰囲気は悪くない。馬体の張り艶も良く体重増も太くは見えない。止まれの合図の後、ジョッキーは跨らずに馬場へ向かい、芝コースへ入ると馬場の外目を宥められながら進み、促されるとスムーズに駆け出して行った。レースでは、揃ったスタートから先団に取り付き5~6番手で向こう正面へ。前2頭が後続を引き離してレースが流れ、やや掛かり気味に3番手とは差のない5番手外目で3コーナーヘ。3番手に並ぶような形で4コーナーを周り直線へ向かうが、直線半ばでは脚色が鈍ってしまい12着。レース後、横山騎手は「出来れば脚を溜めていきたかったのですが、外枠のため上手く脚を溜めることか出来ませんでした。レースが特殊な展開になってしまって…」とのコメント。また、国枝調教師は「逃げた馬達と控える馬達との二組に別れてしまい、展開が合いませんでした。状態は悪くなかったと思うのですが…」とのことだった。