*****2歳馬*****
【リトルビスケットの2012】
470kg。引き続き馬場1~2周、坂路1~2本のメニューを消化しています。現在も不安なくしっかりと乗り込むことが出来ており、これまでの過程は至って順調です。重厚感溢れる雰囲気を醸し出していますが、動きに重苦しさは感じられません。四肢をしっかりと使ったフットワークは豪快で、スピード感も存分に感じさせています。まだまだ伸びしろが多く残されているだけに、今後どんな成長を見せてくれるのか楽しみでなりません。
【ザッツザウェイの2012】
472kg。引き続き馬場1~2周、坂路1~2本のメニューを消化しています。反復して運動を行うことで集中力が増してきており、しっかりとした脚取りで駆けています。常にどっしりと構えているように精神的に落ち着きがあり、今の時期の2歳馬とは思えない雰囲気を醸し出しています。管理予定の栗田博憲調教師がチェックに訪れた際には「馬っぷりが良いですし、動きもしっかりしていますね。期待している馬なので今から楽しみです」と笑顔を見せていました。父の産駒にしては緩さもさほど見られないため、早めの始動も視野に入れています。
【スプリングボードの2012】
461kg。右トモの飛節部の症状が治まったことから騎乗を再開し、現在は馬場1~2周、坂路1~2本のメニューを消化しています。長い間休んでいたわけではないので、それほど緩んだ様子もありません。力強い脚捌きは健在で、休む前と遜色ない動きを披露しています。体付きを見ても随所に筋肉が付き、着実な成長を感じ取ることができるので、この調子でしっかりと乗り込んで基礎を築き上げていく予定です。
【サクセスビスケットの2012】
454kg。引き続き馬場1~2周と坂路1~2本のメニューを消化しています。乗り出した頃に比べ、精神面の成長が顕著で落ち着いて調教に臨めるようになってきました。遅生まれで非力な面は残っていますが、乗り手も素質の高さを感じており、「背中の感触が良く、今後の成長が楽しみです」と話しています。先日発表された米国のエクリプス賞では同じ父を持つロイヤルデルタが圧倒的多数の票を獲得し、最優秀古牝馬に選出されました。日本でもオールドパサデナがオープン入りを果たしており、牝馬の活躍馬も誕生しているだけに本馬にも上級な走りを期待したいところです。
*****3歳馬*****
【ロイヤルグラッセ】
496kg。引き続きパドック放牧をおこなっています。継続してケアをおこなっていますが、背腰の症状に大きな変化は見られません。中途半端な状態で動かしてもすぐにぶり返してしまう可能性が高く、少し時間が掛かると思われますが、しっかりと治して良い形で競馬へ向かえるように取り組んでいきます。
【レッドリベリオン】
(ムラセファーム)マシン60分、ハッキング15分、ダクとキャンター調整。
担当スタッフ「キャンターでは2000m、2000m、3000mをインターバルを挟んで3セット乗っています。週に2日、ペソアを装備してトモに力が付くようにジックリ調整しています。順調ですね。馬房の中で壁に自分で身体を擦り付けた擦り傷はありますが、乗っている時は大人しいですし、しっかり乗れているので問題はありません。体重も475キロと良くなっているので、このまま入厩に備えて乗り込んでいきます。近々、トレセンに移動予定です」
【レッドメテオ】
2月1日レース後コメント 北村宏騎手「普段の稽古から立ち上がる馬なので返し馬は慎重に行きましたが落ち着いていましたよ。スタートは出たなりでしたが、スムーズに競馬が出来たと思います。一度使って良くなると思いますが、あとは変にテンションが高くならないかですね。ノドは鳴っていますが、許容範囲内ですよ」
*****4歳馬*****
【ラカ】
1月17日に大井(小林分場)・荒山勝徳厩舎に入厩。2月6日(木)大井・うぐいす賞(ダ1800m)に森騎手で出走が予定されている。2月1日、荒山調教師は「本日併せ馬で時計を出しています。内に入れて4ハロンから、55.8ー40.5の時計でした。少し置かれてしまって、集中しきれていない感じでした。転厩後初めての競馬になりますので、取り敢えず今回は何も付けずに競馬に向かいたいと思います。レース振りや、乗ってもらったジョッキーの意見を聞いてから、どうするかを決めたいと思います」とのこと。
【アースゼウス】
2月1日(土)京都・ダ1200mにC.デムーロ騎手で出走。馬体重は4キロ減の504キロ。落ち着いた様子で、隊列の一番最後でパドックへ登場。大幅に体は減っているものの、体が絞れてむしろ好材料。歩様は問題なく毛艶も良好で状態は良さそう。ジョッキーは跨らずに、落ち着いた様子のまま馬場へ向かった。ダートコースへ入ると少し躊躇するような仕草も見られたが、促されるとスムーズに駆け出していった。レースでは、揃ったスタートから行き脚を付け先頭に立つも、外から競りかけられるが譲らずハナへ。前2頭で後続を離し、2番手の馬に1馬身の差を付けて4コーナーを周り先頭で直線へ向い粘り込みをはかるが、ゴール寸前クビ交わされてしまい惜しい2着。レース後、C.デムーロ騎手は「良い感じで進めていたと思いますが、ずっと同じ手前のまま走っていて、ゴール直前でその影響が出てしまい踏ん張りきれませんでした。何度か手前を替えさせようとチャレンジしたのですが、替えてくれませんでした。手前が変わっていればもう一踏ん張りできたんだと思います。今日は勝てませんでしたが、スピードがあり能力の高い馬だと思います」とのコメント。また和田調教師は「前半つかず離れず来られてしまい、ペースが速くなり息の入らない展開になってしまいました。前走に比べ状態も上向いていただけに、勝てなかったのは残念です。レース後の具合を見て、次走を考えたいと思います」とのこと。