*****3歳馬*****
【ラテラルアーク】
★1/25(土)京都競馬場 3歳未勝利(芝1800m)56kg 四位洋文騎手 結果13着
「スタートから急かすことなく、内に入れていって前半は無理せず追走しました。向正面からあたりから馬にゴーサインを出し、ポジションを上げていこうとしたのですが、前にいた馬を気にして怯んでしまい進んでいきませんでした。使いつつ、そういった精神面の幼さが抜けてくれば結果も違ってくるはずです」(四位 洋文騎手)
【クイーンズシアター】
今週1月25日(土)京都・ダ1800m(牝)に川田騎手で出走。馬体重は2キロ減の448キロ。メンコとチークピーシーズを着用。パドック登場時から程良い気合い乗りを見せ、終始落ち着いた様子で周回。馬体に細い感じはなく、歩樣もスムーズで状態は良さそう。ジョッキーが跨がると更に気合いを見せ、小脚を使って馬場へ。少し行きたがる素振りを見せるも誘導馬の後ろを他の馬達と一緒に歩いていき、促されると軽快なフットワークで駆け出していった。レースでは、まずまずのスタートを切って行き脚も良く、行く気を見せた馬が多い中、無理なく先団インで1コーナーへ。コーナーワークもありスムーズに4番手に付け、道中は好位のインで流れに乗り、3コーナーから気合いを付けていく形。ペースが上がると少し置かれて後退しかけるも、ムチを入れつつ直線に入ると最後までバテずに伸びて3着。川田騎手は「スタートも良く自分からポジションを取りに行けましたし、砂を被っても問題なく、手前も替えて良く頑張っていました。ただ、道中同じ脚しか使えておらず、ペースが上がったところで対応できませんでした。バテずに最後まで伸びていますし、メリハリの効いた走りが出来るようになれば」とのコメント。調教助手は「バテてはいませんが、まだワンペースの走りしか出来ず、勝負所で動けないようです。まだそのあたりの力が付ききっていないので、もう少しパワーを付けたいところ。前回同様に馬群の中でも周りを気にせず走れたのは収穫でした。今回、次走への権利は取れましたが、詰めて使ってきているので、今後の状態を見て決めることになると思います」とのこと。
*****4歳馬*****
【リボントリコロール】
1月26日(日)中山・芝2000mに横山典弘騎手で出走。馬体重は前走より増減なしの446キロ。メンコ、シャドーロールを着用しパドックに登場。前の馬からやや離れた最後方を終始小脚を使いながらの周回も、この馬のいつも通りの仕草で特に気にしなくてもよさそう。途中で2人曳きになったり1人で曳いたりするが、周回の様子に特に変化はない。歩様に硬さもなく仕上がり状態も良さそうで、この馬の力は出せそう。止まれの合図のあと、ジョッキーは跨がらず1番最後に馬場へ向かった。ダートコースを横切り芝コースに入ると、内ラチ沿いを小脚を使いながら進み、馬場の真ん中に誘導して促すと、スムーズに返し馬に入った。レースではマズマズのスタートから無理していかせず、内に進路を取りながら最後方で1コーナーを通過して2コーナーへ。最後方のまま向こう正面を進み、3コーナー手前から徐々に進出を開始。3コーナー過ぎで馬群に取り付き、1頭交わして9番手で4コーナーを通過し最後の直線に入ると、馬場の外目を良く伸びるも先に抜け出した勝ち馬に及ばず2着まで。レース後、横山騎手は「この馬の力は見せてくれましたが、今日に関しては相手が1枚上でしたね。これも競馬ですから仕方がないところではありますが。レースでは道中芝の剥げたところを少し走りにくそうにしていました。今は砂地になっていて、ダートの競馬が合わなかった同馬ですから、パワーはあるが根本的には合わないのだと思います。一雨降ってくれればぬかるんでまた変わっていたとは思うのですが。3~4コーナーもボコボコしていて、いつもに比べると反応がという感じでしたが、馬場の良いところに出すとしっかりと伸びてくれました。パドックでは小うるさいところを見せていたようですが、跨がってからは何の問題はなく返し馬もスムーズでしたし、感触も良かった。これぐらいなら心配する必要はありませんし、今ならどこの競馬場へ行っても大丈夫だと思います。この馬も能力はありますし、暖かくなってきたらもっと良くなってきそうです」とのコメント。また、菊沢調教師は「力は見せてくれましたし、内容も良かったと思います。ただ、今日に関しては勝った馬が1枚上でした。前走と今回とである程度攻めてきましたので、この後は一息入れさせる予定ですが、最終的には厩舎に戻ってきた様子で判断したいと思います」とのことだった。