*****2歳馬*****

【アースコネクター】

10月12日()東京・プラタナス賞(ダ1600m)に横山典弘騎手で出走。馬体重は前走より2キロ減の490キロ。メンコを着用し小脚を使いながらパドックに登場。小脚を使いやや入れ込み気味の周回も、周回を重ねていくうちに落ち着きを取り戻し、歩いて周回出来るようになってくる。やや前捌きが硬めの歩様も馬体の張り艶は良く、力は出せそうな仕上がり。止まれの合図の後ジョッキーが跨がると、再び小脚を使い小うるさいところを見せながら馬場へ向かった。馬場に入ると外ラチ沿いに進路を取り、すぐにスムーズな返し馬に入った。レースでは、まずまずのスタートから好ダッシュで先団へ。芝とダートの境目も無難にクリアし、行く気を見せた外の馬を行かせて無理せず3番手の位置。、3番手のインで脚をため、直線入口で逃げ馬を交わして先頭に立ち粘り込みをはかるも、後方待機で勢いよく伸びた馬に差されてしまい3着。レース後、横山騎手は「内容は良かったと思いますが、少し入れ込みがキツかったですね。返し馬やゲート裏でもあやしい素振りを見せていましたし、よくゲートや道中を我慢してくれたと思います。今日は距離というよりは、東京コースのあやで負けてしまった感じです。このレースは短距離で勝ち上がった馬と、中距離で勝ち上がった馬がぶつかるので、道中は2つのペースになりやすいので。芝の走りも悪くありませんし、芝のレースでも面白いかもしれません。今日も芝とダートの切れ目でジャンプしていましたが、初戦に比べればマシでした。前に行ける馬でレースも組み立てやすく、競馬も覚えてきている段階でよく頑張っていると思います。現状は1400mぐらいの距離のレースが良さそうです」とのコメント。また、和田調教師は「中1週のせいか少し入れ込みがキツかったですね。道中は折り合いもつき、上手に走っていましたが、もう少し追い出しを我慢していればもっと際どい勝負が出来たと思います。今日は残念ながら勝ち上がれませんでしたが、スピードならこの馬に付いて来られる馬はいないと思います。少しテンションが上がってきていますので、少し間隔を開けたいと思います。このまま厩舎で様子を見て問題がなければ、中3週で東京・ダ1400mに向かうことも検討します」とのことだった。


*****3歳馬*****

【ラカ】

グリーンウッドトレーニングで順調に調整を積み、10月12日に園田・田中道夫厩舎に入厩している。12日、田中調教師からは「本日、無事に入厩しました。特に問題は見られませんので、出走に向けて調整を進めます」との連絡が入っている。前走から3ヶ月以内に出走する場合、能力検定を受ける必要がなく、このまま次走への出走態勢を整える。


【リボントリコロール】

10月13日(日)京都・秋華賞(GⅠ・芝2000m)に横山典弘騎手で出走。馬体重は増減無しの444キロ。メンコにシャドーロールを着用しパドックに登場。テンションが高めだった前走に比べ、終始落ち着いた様子でパドックを周回。初めての競馬場でも入れ込みや物見をすることもなく、踏み込みが力強く、バネの効いた歩様で状態はとても良さそう。ジョッキーが跨ってからも、少し気持ちが入った程度で、良い雰囲気のまま馬場へ。馬場へ入る時に少しうるさいところを見せたが、芝コースへ入るとすぐに落ち着き、ゆっくりと歩かせてから、馬にスタンドを見せるようにしてからスムーズな返し馬に。レースではメンコを外し、マズマズのスタートも無理せず控えて後方からの競馬。後方3~4番手で1~2コーナーを周り向こう正面へ。他の馬たちが動き始めたところでも、焦らずじっと我慢していったん後方2番手の位置で3コーナーへ。前との差を詰めつつ後方2番手のままインから徐々に外目へ出しつつ4コーナーを周り直線へ向かうと、馬場の大外を伸びて前を捕らえるかにも見えたが、僅かに及ばず5着まで。レース後、横山騎手は「良い感じで競馬も進められたし、これならと思いましたがあと一歩及びませんでした。高速馬場で展開が向かず、この馬には厳しい条件だった中よく頑張ってくれたと思います。勝ち馬を始め、春のG1で凌ぎを削ってきた相手とこれだけやれたのですから誉めてあげたいと思います。今日は少し運が向いてくれませんでしたが、まだこれからの馬ですし、最後は必ず良い脚を使ってくれるので今後も楽しみです」とのコメント。また菊沢調教師は「外を上がってきた時は、これならと思いましたが、あと一歩及びませんでしたね。前走時に比べ状態も上向いていましたし、この馬の良さは十分見せてくれたとおもいます。横山ジョッキーも、この馬の力を十分発揮してくれたと思います。まだ条件馬の身ですが、勝ち上がっていき、また挑戦できればと思います」とのこと。