*****2歳馬*****
【ロイヤルグラッセ】
468kg。小野町到着後はウォーキングマシンの運動で様子を見てきましたが、脚元の状態を確認し、軽めの騎乗をおこなってみることになり、現在は馬場1~2周と坂路1本のメニューを消化しています。疲れも取れてきた様子で、馬は元気いっぱいです。飼葉も残さずにしっかりと食べているので、この後は右前脚の患部の具合を見ながらピッチを上げていく予定です。ソエが悪化することはありませんが、調教後には水冷を施してケアしています。
【ラテラルアーク】
昆 貢 調教師「函館到着時は馬が興奮していたようで、下痢気味のボロをしていましたが、栗東に移動してからは体調面に不安はありません。入念なウォーミングアップ後、坂路コースに入って調整していますが、非常に落ち着いて調教に取り組めているのでこのまま進めていけそうです」
【レッドメテオ】
(ドリームファーム)今週から馬場に出して乗り出しを開始しています。休んだことでやはり体力は落ちていますね。徐々に良かった頃の元気を取り戻していますが、馬場に出て、ひとしきり暴れるとすぐに疲れてしまうような感じです。ただ、現在の速足程度なら喉の方も気にならないので、徐々にペースを上げて体力を戻してきます。来週も今週と同じメニューで様子を見て、良さそうなら週後半からハッキングを試してみるかもしれません。
【レインオーバー】
現在は直線ダートコース1本(16秒ペース)中心に、週2回、周回外回りコースから3ハロン強目を消化しており順調。担当者は「強目をコンスタントに乗り込み、大変順調にきています。夏場に乗り込んだことで順調に良化してきました」とのこと。このまま乗り込み秋競馬を目指す予定だ。9月5日現在の馬体重は472キロ。
【ミルノワール】
8月23日に美浦トレセンに入厩。9月6日、宗像調教師は「4日(水)に坂路で15-15を乗っており、本日のゲート試験で合格してくれました。出る時に少し頭が高かったのでどうかなと思いましたが、無事に合格してくれました。少し様子を見てこのまま進めて行くかどうかを判断したいと思います」とのこと。
09/04 助手 美南坂稍 2カイ 59.9-44.5-29.6-14.4 馬なり余力
【クロスソード】
9月7日(土)中山・芝1600mに大野騎手で出走。馬体重は4キロ増の460キロ。首を下げ気味に気合いを面に出しつつパドックに登場。馬体をフックラ見せ状態は引き続き良さそう。歩様に硬さも見られず、ジョッキーが跨ると、さらに気合いが乗り馬場へ向かった。ダートコースを横切り芝コースへ入ると、走りたがる仕草を見せたが、しばらく歩かせてから抑え気味の返し馬に入った。レースでは、まずまずのスタートを切り中団外目の位置で流れに乗る。3~4コーナーを6番手で通過し、徐々に前との差を詰めながら直線に向かい、直線で追い出されると最後までじわじわと伸び6着。レース後、大野騎手は「折り合いも付いて最後もジワジワと伸びてくれました。切れる感じではなかったのですが、乗り味も悪くありませんでした。芝でも走れる馬ですがダートも悪くなさそうです。使いつつ良くなるタイプだと思いますので、まだまだ上積みはありそうです」とのコメント。また黒岩調教師は「馬の後ろで折り合いをつけて欲しいと指示していましたが、馬場の外目で上手く折り合いもついて、終いもジワジワ伸びてくれてました。まだ体の使い方が分かっていない分切れる脚を使えていませんが、まだまだ成長中でここから良くなってくると思います。3回使いましたので、レース後の具合を見て短期放牧に出すかもしれません。ダートはいつでも使えるので、芝のレースが多い間は芝を使っていきたいと思います」とのこと。
*****3歳馬*****
【リボントリコロール】
9月7日(土)中山・紫苑S(秋華賞トライアル・OP・芝2000m)に横山典弘騎手で出走。馬体重は4キロ減の444キロ。メンコを着用し少しうるさいところを見せながらパドックに登場。緊張気味で少しうるさいのが気にはなるが、馬体の張りも良く元気いっぱいで状態は良さそう。終始うるさいところを見せていたが、ジョッキーが跨ると、集中した様子で馬場に向かった。気合いを面に出しながら馬場へ入るが、ジョッキーが馬を十分落ち着かせてから、一番最後にゆっくりと返し馬に入った。レースでは、まずまずのスタートを切り、無理せず控えて12番手で1コーナーへ。縦長となった馬群の12番手を追走し、向正面過ぎから徐々に上がっていって3コーナーを10番手、4コーナーを8番手のインで通過し直線へ。直線ではなかなか前が開かず、直線半ばでようやく狭い空間を割って出ると力強い脚色で伸びて2着。秋華賞への優先出走権を獲得した。横山騎手は「内から外へ出すロスがなければ、もっと際どかったと思いますが、最低限の権利は取ってくれました。デビュー戦の時は制御が効かないような馬だったのが、競馬をしっかり覚えて折り合いも付いて常に力を発揮できるような馬に成長してくれました。今日は馬場も速かったので結果2着でしたが、この馬としてはもう少し渋った方が良いのですが、そんな中で良く頑張ってくれました」とのコメント。菊沢調教師は「結果2着ですが、最低限の権利は取ってくれましたし、ここが本番ではないので、何とか権利が取れて良かったです。常に折り合いが付くようになって、力を発揮できるようになったので、本番も楽しみです」とのことだった。
【アースゼウス】
9月8日(日)阪神・夙川特別(ダ1200m)に出走。馬体重は前走より増減無しの510キロ。落ち着いた様子でパドックに登場。入れ込みもなくゆったりした歩様でパドックを周回。状態は悪くなさそうだが、もう少し気が乗っていても良さそうな感じ。止まれの合図の後ジョッキーが跨がると、気配が変わって小うるさいところを見せながら馬場へ向かった。ダートコースに入ると少し躊躇するところがあったが、馬の出るタイミングに合わせて促すとそこからはスムーズに返し馬に入った。レースでは五分のスタートから押して行き脚も付き、外目2~3番手の位置で向こう正面を進む。そのままスピードが落ちず3コーナーで単独先頭に立ち、先頭のまま4コーナーを回り最後の直線へ。直線に入ってそのまま粘り込むも、残り1ハロン辺りで後続馬に捕まってしまい5着。レース後、岩田騎手は「2~3番手でも競馬ができる馬だと思いますが、3コーナーで馬が行く気になっていましたので、無理して抑えずそのまま行かせました。手前の替え方もスムーズでしたし、道中の流れ次第ではこのクラスでも良い競馬をしてくれると思います」とのコメント。また、和田調教師は「輸送も考慮しての追い切りだったので競馬にいってどうかなと思いましたが、パドックでジョッキーが乗ってからが少し気合いが入り過ぎていたように感じましたので、結果的には抑え気味にしておいて良かったと思います。福島のレースでは出遅れて競馬になりませんでしたが、スタートさえまともならある程度の競馬が出来ると思っていました。今日はレコード決着でしたし、坂も少し応えたかもしれません。悪くない内容でしたが、2~3番手からの競馬だったらと思います。今後については厩舎に戻ってきた様子を見てから判断したいと思います」とのことだった。
*****6歳馬*****
【ブリージーデイズ】
6日、小島調教師は「今朝無事に美浦トレセンに戻ってきており、特に問題はありません。明日1度短期放牧に出しますが、来週末か再来週の早い段階で厩舎に戻して新潟のレースに向かいたいと思います」とのことで、7日にセグチレーシングS(イバラキ)に移動予定。