*****3歳馬*****

【ラカ】

5月26日(日)京都・芝2000m(牝)に北村友一騎手で出走。馬体重は4キロ減の430キロ。時折軽く小脚を使うも、イレ込みはなくパドックの外目を集中した様子で歩けており具合いは良さそう。体は若干細くなってきた感じはするが、トモの張りや踏み込みは良く好仕上がり。ジョッキーが跨がるとグッと気合いを表に出し、小脚を使いながら馬場へ。芝コースに入ってすぐ促されるとスムーズなキャンターで駆け出していった。レースでは、まずまずのスタートを切るも行き脚が一息で中団後方の位置。後方4~5番手で1~2コーナーを回り、向正面を過ぎたあたりから外目をジワッと上がっていき、外の9~10番手で直線へ。追い出されると内にモタれてしまい、立て直しつつ懸命に伸びるも5着まで。北村騎手は「テンの二の脚が使えずあの位置からになり、2200mや2400mを使ってきた分なのか、なかなかエンジンがかかりませんでした。直線ではかなり右にモタれつつも、よく頑張ってくれたのですが。乗りやすく競馬自体はスムーズに出来ますが、走りにメリハリが無くワンペースになってしまいます。もう少し器用さが出てきて欲しいですね」とのコメント。


*****4歳馬*****

【サイレントクロップ】

5月25日(土)東京・芝1800mに3キロ減の横山和生騎手で出走。馬体重は10キロ増の518キロ。薄いシャドーロール、メンコ(レースでは外す)を着用しパドックに登場。時折小脚を使っているが入れ込んだ感じはなく影響はなさそう。10キロ増も太くはなく体をフックラ見せ調子は良さそう。止まれの合図の後ジョッキーが跨ってからも同様の雰囲気のまま馬場へ向かった。小脚を使いつつ馬場に入場し、内ラチ沿いを厩務員と一緒に歩かせた後、促されるとスムーズに返し馬に。レースでは揃ったスタートから逃げ争いに加わるも控えて2番手からの競馬。逃げ馬から離れた2番手を進み3コーナーへ。徐々に逃げ馬との差を詰め始め2番手で4コーナーを周り直線へ向かうと、残り200mで前を捉え逃げ込みを図るが、ゴール寸前差されてしまい惜しい2着。レース後、横山和生騎手は「行ければ行きたいと思っていましたが、他に行きたい馬がいたので控えて番手の競馬になりました。道中も良い感じで競馬を進めることができましたし、直線に入ってからも良いタイミングで追い出せたと思うのですが、切れのある馬にやられてしまいました。この馬自信よく頑張ってくれましたが」とのコメント。また国枝調教師は「今週の追い切りの動きも良く、良い状態で出走させられたと思います。直線に入ってからもよく頑張ってくれて、あと少しのところで切れ負けしてしまいました。よく頑張ってくれましたし、力のあるところは見せてくれました。レース後の具合にもよりますが、状態と相手関係を見て引き続き函館か東京で出走させたいと思います」とのこと。