*****3歳馬*****
【デンカノホウトウ】
3月3日(日)小倉・芝1800mに丸山騎手で出走。馬体重は4キロ減の456キロ。落ち着いた様子でパドックに登場。いつもに比べ硬さも目立たず、状態は良さそう。周回を重ねるとさらにスムーズな歩様になり、程良い気合い乗り。他の馬に騎手が跨ってからも入れ込むことはなく馬場へ向かい、馬場へ入るとすぐにスムーズな返し馬に入った。ゲート入り前に、後方へ逸走してしまうが、再度ゲート入りし、マズマズのスタートも控えて後方からの競馬。終始最後方を進み3コーナーから徐々に上がり始め14番手で4コーナーを周る。直線追い出されるとジワジワと伸びるが9着まで。レース後、丸山騎手は「今日はゲート入りを嫌がったように、レース前から気持ちが競馬に向いていませんでした。中途半端な競馬はしたくなかったので、敢えて後方から競馬をさせてみました。良いところはある馬なので、競馬に対して前向きさが出てくればこんな着順に終わる馬ではないと思います」とのコメント。また小島調教師は「小倉へ移動してからも落ち着きがあり期待していたのですが、今日はレース前からゲートを嫌がったりと、馬に集中力が足りなかったようです。臆病なところのある馬で大事に調整しすぎたかもしれませんし、もう少し調教でビッシリ仕上げても良かったかもしれません」とのこと。
【トゥルヴァーユ】
3月3日(日)中山・芝1800m(牝)に三浦騎手で出走。馬体重は前走から増減無しの516キロ。メンコを着用しパドックに登場。時折小脚は使うものの、首を下げ気味に気合いが乗っている。歩様も前回に比べスムーズで、馬体の張りも良く、状態は良さそう。ジョッキーが跨がると、気合いが乗った様子のまま馬場へ向かった。馬場に入ると、厩務員と一緒にしばらく歩きながら他馬が返し馬に入るのを待ち、一番最後に返し馬に入った。レースでは、好スタートを切るも無理せず5~6番手の位置に付ける。終始5~6番手で道中は進み、良い手応えで4コーナーを回り最後の直線に入ると、外目を伸びかけるも止まってしまい9着。レース後、三浦騎手は「スタートも決まり、今までで1番上手くいっていたと思います。直線でも手応えがあり、外に出した時は『抜け出したあとに遊ばせないよう注意するだけ』という感じだったのですが、前の馬も捕まえられず、逆に後ろから差されてしまいました。前走時は外目追走でスムーズにいき過ぎた分集中しきれなかった可能性があったのかもと思い、今日は左右に馬を置いてしっかりと集中させながら走らせたのですが。追い切りでも跨がって状態は悪くないと感じていただけに、結果が出せずに残念です」とのコメント。また矢野調教師は「好スタートは切れたのですが、前半ムキになってハミを噛んで走っていました。前半脚をためて、最後に爆発させるのが理想なのですが、以前に比べ気持ちが入りすぎるところが出てきました。距離は少し縮めた方が良いのかもしれません」とのこと。