*****1歳馬*****
【タニノシスターの11】
ノルマンディーファーム「新ひだか町」在厩。初期馴致を終えて、現在は夜間放牧を継続しながら、馬場一周、坂路一本のメニューを消化しています。普段は人の指示を聞かない面もみられますが、キャンターに入ると特に手がかかることはなく、乗り役の指示にも従順に走っています。
【タニノジャドールの11】
ノルマンディーファーム「新ひだか町」在厩。夜間放牧を継続しながら、初期馴致を行っています。小柄な体つきですが、カイバ喰いも旺盛で、エネルギーは他の馬よりもある印象です。成長を促しながら徐々に調整を進めていきます。
【トウヨウロイヤルの11】
ノルマンディーファーム「新ひだか町」在厩。夜間放牧を継続しながら、初期馴致を行っています。恵まれた雄大な馬格の持ち主ですが、背中を上手に使った小気味良い動きをみせています。馴致の担当者は「性格も穏やかなので、順調に調整を進めていけそうです」と、話していました。
*****2歳馬*****
【レッドマニッシュ】
(国枝厩舎)乗り運動後、坂路下の輪乗り場でダクを10分くらい踏み、坂路1本。その後、ウッドコースをキャンターで1周乗る。
坂路 63.8-47.0-23.3-16.1 馬なり
担当助手「今日は坂路を1本上った後、ウッドコースをキャンターで1周乗りました。ダクを踏んでいても踏み込みはしっかりしていて、坂路は16-17くらいのペースでしたが、力強さがあって、良い走りをするようになって来ていますよ。飼葉もしっかり食べていて、馬体重は476キロ。尻回りも大きくなった感じがします。まだ速いところはやっていませんが、何事もなく予定通りに進んでいて、今のところは言う事なしですね。今週末くらいから徐々にペースを上げて行く予定です」
【レッドヴィーヴォ】
(ミホ分場)マシン60分。
担当スタッフ「左トモのツナギのところをぶつけて外傷しましたが、腫れなどは無いので、しっかり消毒を行います。使った後なので、今週いっぱいはマシンだけで様子を見て行きます」
【グレイスフルデイズ】
11月18日(日)東京・からまつ賞(芝1400m)に北村宏司騎手で出走。馬体重は6キロ増の476キロ。メンコを着け落ち着いた様子でパドックに登場も、他の馬が嘶くとつられて嘶いていた。馬体増も体をフックラと見せ、体にメリハリもあり歩様も力強く状態はとても良さそう。ジョッキーが跨ってからも入れ込んだ感じはなく、馬場へ向かった。馬場へ入ると他の馬たちが次々と返し馬に入る中、ゆっくりと歩かせてからスムーズに返し馬に入った。レースでは、スタートでタイミングが合わず、行き脚も付かず後方からの競馬。無理せず後方3~4番手で4コーナーを周り直線にかけるが、大外を良く伸びるが前も止まらず7着まで。レース後、北村騎手は「今日はスタートがすべてでした。頭を下げた時にゲートが開いてしまい、伸び上がり気味のスタートになってしまい行き脚がつきませんでした。今日は馬場が良く、後ろからでは厳しいと思っていましたので、最内枠でもあり、普通にスタートを切れていれば逃げてもいいくらいのつもりでいました。ただスタートで後手を踏んでしまいましたので、腹を括って直線にかけましたが、ペースも落ち着いてしまい前を捕らえることはできませんでした。この馬なりに良い脚を見せてくれただけに残念です。普通にゲートを出ていれば勝っていてもおかしくなかっただけに、スタートが悔やまれます」とのコメント。また、西園調教師は「ごちゃごちゃした中に閉じ込められてしまい、最後まで外に出させてもらえませんでした。展開が向けば巻き返せると思っています。今後については栗東に戻ってからの具合いを見て検討します」とのこと。
【リボントリコロール】
9月29日から山元TCで調整を行っていたが、11月16日に美浦トレセンに帰厩。11月16日、菊沢調教師は「今日の検疫で帰厩させました。まだ具体的なプランは立ててはいませんが、様子を見ながら出走に向けて進めていきたいと思います」とのこと。
*****3歳馬*****
【サイレントクロップ】
11月17日(土)福島・伊達特別(芝2000m)に杉原騎手で出走。馬体重は14キロ減の498キロ。ブリンカーを着用しパドックに登場。大幅な馬体重減も細くは見せず、むしろ無駄な肉が落ちてスッキリと見せて好馬体。適度に気合も乗っており、馬体の張り艶も良く状態は良さそう。騎手が跨がっても同じ様子のまま馬場へ。小脚を使いつつダートコースを横切り、芝コースに入ると内ラチ沿いを他の馬の後ろに付けて歩いた後、促されるとスムーズに返し馬に入った。レースでは、まずまずのスタートから、行く気を見せている外の集団を行かせつつ、多少気合を付けて中団インで1コーナーへ。7~8番手で向正面に入り、徐々に上がっていって6番手の内ラチ沿いで4コーナーを回ったが、直線では思ったほど伸びることが出来ず9着。杉原騎手は「悪い内容ではなかったと思います。もう少し前目で競馬をしたかったのですが、首を上下に振っているタイミングでスタートを切られてしまい、勢いよくゲートを出ることが出来ませんでした。それ以外はスムーズに道中は進められましたし、勝負所の反応も良く、これならと思って直線に入ったのですが、伸び切れませんでした。切れがない分、ダートの方が良いのかもしれませんが、今日の内容なら数を使いつつ慣れてくれば芝でも大丈夫そうです」とのコメント。国枝調教師は「思っていたより体が減っていましたが、着順ほどは負けていませんし、芝も問題なさそうです。今後は芝ダートにこだわらず使っていきたいと思っています。この後はしばらく放牧に出し、使えそうなところで戻して使うつもりですが、中京もあるので年内に使える可能性もありそうです」とのことだった。
【ディジェスティフ】
11月18日(日)東京・障害未勝利(ダ3000m)に浜野谷騎手で出走。馬体重は2キロ増の434キロ。青色のメンコを着け落ち着いた様子でパドックに登場。終始落ち着いた様子で、馬体が細すぎる感じはなく、歩様に硬さも見られず状態は悪くなさそう。ジョッキーが跨ってからも入れ込んだ感じはなく、徐々に気合いも乗ってくる。小脚を使いながら馬場へ入るが、入れ込んだ感じはなくダートコースから障害コースへ入ると、スムーズに駆け出していく。レースでは、揃ったスタートから行き脚も付き5~7番手の位置。2つ目の障害までは無難にこなすも、徐々に遅れ始めてしまい最後方からの競馬。大きく離された最後方を進が、最後の障害を飛んでから前との差を詰め始め直線で2頭交わしての12着。レース後、浜野谷騎手は「初めの2つの障害はスムーズに飛べたのですが、馬場が悪く下が緩いこともあり、その後は突っ張るような飛びになってしまい、遅れ始めてしまいました。最後も脚は残っていましたし、慣れてくればもっとやれる馬だと思います。跨った感じも良いものは持っていそうです」とのコメント。また、栗田調教師は「騎手とも話しましたが、非力なタイプなだけに、今日のような馬場状態は合わないようです。飛越は上手に飛べていましたし、良馬場なら違う結果だったと思います。節を開けないと出走出来ないと思いますので、少し様子を見てノーザンファーム天栄に放牧に出したいと思います」とのこと。
【ブリングスザサン】
11月14日・大井・C1・ダ1600mへの出走に向けて、10日に最終追い切りを行った後、体調を崩してしまい、獣医師から『細菌感染が疑われる』との診断。16日、藤田調教師は「体温の方は午前と午後の変動の幅は大分落ち着いてきており、本日移動の許可が下りました。ただ、歩様や馬の様子から、細菌感染以外にも別の要因が考えられる状態ですので、今後は牧場にて様子を見てもらい、必要とあれば検査をしてもらいます」とのことで、18日にセグチレーシングS(イバラキ)に移動予定。