*****2歳馬*****

【レッドヴィーヴォ】

1110日・京王杯2Sレース後談。
三浦騎手「返し馬では前走時より力強さを感じました。ただ、トモが緩くスタートもゆっくり出る馬なので、この距離は忙しかったですね。もう少しあってもいいと思います。それでも最後はスペースがなくなっても、ハミをかんで怯まず伸びていました。馬は一戦ごとに良くなっていますよ」
鹿戸調教師「ペースが遅くレースの全体の上がりが33秒台だから、ちょっと厳しい競馬になってしまったね、距離も16001800位が良さそうだね。一旦ミホ分場にリフレッシュ放牧に出します。状態が良ければすぐ戻しますよ」


【ラカ】

今週11月11日(日)京都・芝2000mに岩田騎手でデビュー。初出走の馬体重は436キロ。メンコ着用、始めのうちは二人引き。先頭で入場するためか、パドック入口で少し躊躇するも二人引き落ち着いた様子で周回。途中で一人が離れても特に問題は無し。小柄で細身の体型だが、キッチリと仕上がって具合いはとても良さそう。ジョッキーが跨るとピリッとしたところを見せ始め、小脚を使って馬場へ。馬場入場では落ち着いており誘導馬の後をゆっくり行進し、他の馬達と一緒にスムーズに返し馬を行った。レースでは、スタートのタイミングはまずまずも、無理せずいって最後方インの位置取り。道中はそのまま最後方を追走し、3コーナー手前で馬群がひと固まりになるとやや強引に外目を上がっていき、直線で外に持ち出されると雨で重くなった馬場を良く伸びて3着。岩田騎手は「ゲートは出たものの、進んで行かずあの位置から。松田先生からも『出たなりで』と言われていたので無理しませんでした。今日は馬場にノメりかけていましたが、何とか辛抱して走ってくれていましたし、この馬場で脚を使えるのですから、良馬場なら差し切っていたと思います。パワーで走るタイプでは無いだけにこの馬場はキツかったのでは。脚はあるし能力を秘めています。血統馬らしい走りを見せてくれました。次に繋がる競馬が出来たんじゃないかな」とコメント。松田調教師は「初戦としてはこんな感じで良いでしょう。まずは無事にデビューを迎えられてホッとしています。あいにくの馬場になってしまいましたが、重い馬場の中でよく頑張っていました。むしろデビュー戦では速すぎる馬場より、多少時計のかかる柔らかい馬場の方が今後の馬のためには良いかもしれません。今日は多少強引な競馬になってしまいましたが、スムーズな競馬が出来ればと思わせる走りでした。なお、パドックでは落ち着いてくれましたが、装鞍ではかなりうるさく、気の強さの片鱗を見せていました。今後については馬の具合いを見て検討したいと思います」とのこと。


*****3歳馬*****

【ブリングスザサン】

11日、藤田調教師は「今朝の体温は38度8分で、エサもしっかり食べており、徐々に回復しつつあります。ただ次開催も使えないと思いますので、もう少し様子を見て一度放牧に出したいと思います」とのこと。


*****5歳馬*****

【オレンジティアラ】

11月11日(日)福島・みちのくS(芝1200m)に黛騎手で出走。休み明けの馬体重は前走より12キロ増の448キロ。落ち着いた様子でパドックに登場。大幅な馬体重増で若干余裕のある体つきも、太くはない。よそ見をしつつ、少し硬めの歩様も、周回を重ねていくうちに徐々に集中し始め、硬さも取れてくる。毛艶、馬体の張りも良く、状態は悪くなさそう。騎手が跨がると、先入れで馬場に向かった。ダートコースを横切り芝コースに入ると、すぐに返し馬に入った。レースでは、好スタートを切り先手を狙うも、内から来る馬に譲り、2番手からの競馬。終始2番手を進み最後の直線に入るも、直線で伸びを欠き11着。レース後、黛騎手は「スタートも決まり、行きたい馬を行かせて、この馬の競馬はできたと思います。直線入口で内の馬に寄られたり、外から来た馬に挟まれたりで、窮屈になったところはありましたが、この馬なりに頑張ってくれました」とのこと。